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辻裏の少年  作者: 篁頼征
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新婚さんの裏側

「占いだよー! あったるよー!」

 いつもと同じように元気に声をあげる少年がいる。秀麗な顔なのに少しやんちゃな印象を与えるが、それは同時に親しみやすさを感じさせて、人並み外れた美貌を和らげる効果をもたらしている。

「ねえ、お願いしていいかしら」

「はい、毎度―!」

 振り返った目が少し見開かれている。

「おねえさん……」

 いつも愛想のよい少年が、そのまま固まったように動かない。

「ねえ、お願い。力を貸して。……わたくしは、愛する殿方と結ばれたいの」

 切実な色が、その瞳にはあった。

第二章で許のお嬢さんこと劉の奥さんと絡むお嬢さんが登場です。

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