第一話 【仕事人間と鎌】
こんにちわーーっ!
誰かと一緒に一つの作品を書くのでうまくいくかわかりません(うまくいっておくれーーっ!)
ここから下は、もう、架威さんワールドですっ!
ちなみにあとがきも…………
では、記念すべき一話目、どーぞっ!
「……………あ?」
見渡す限り木、木、木。 まさに森だ。
そしてここは俺の知らない場所、つまり俺迷子☆
あ、いかんいかん。
さすがにノリが軽すぎるか、うん。
「ふーん、どうしたもんか」
……………。 うん。
とりま木の実取ろう。 お、そこに赤い実が!
「マズッッッ」
やめた、まずいし。
あとサバイバルとか俺ムリだったわ。
イヤ本当に、俺仕事人間だし?
サバイバルとかしないよ、仕事人間は。
でも森ん中くらいはイケルからね?
出口を探して早くここから出ないと………。
さてどっちに行くか。
道がないから360°どこでも行けるぞ?
まぁこういう時は………
「仕事だぜ? 鎌ちゃんよ」
「………あ、サーセン自分も分からないッス。
あと木の実とか毒あったらイヤなんで無闇に食べないでほしいッス」
「いいよっていうまでしゃべんなよ」
「話しかけてきたの兄貴ッスよ?!」
「それでもしゃべっちゃだめだろう?」
「しゃべらなかったら兄貴怒るッスよね?!」
「つくも神とか言うのにしゃべるしか脳のないお前に言ったらどうなるのかと思ったのだよ」
「話そらさないでくださいッスよ!」
「あ、あそこに青い実がー!」
「兄貴だから話しそらさないでくださいッスよ!」
「で、お前はどっち行きたい?」
「右に45° 直進」
「OK」
「うわあああしまったああああああああ!!!」
よし行こう。
右に45° 直進、どうなってるかはお楽しみ。
先に備えて、このアルコの実でも取っておくか。
「兄貴その実、大丈夫なんスか?」
「おう、俺らがガキだった頃よくあってさうまいんだよなーこれ」
「ほ、ほんとッスか?」
「でも前に仕事でさ、森谷と一緒だったんだけどさ」
「ああーあの植物博士くんッスか」
「おう、それでさ、俺が森谷の前でアルクの実食べてたらさ、じっと見てくるもんで、ほしいのか? って聞いたらよ『音葉さん………その実………食べたら一週間で死ぬ呪いの実ですよ………?』って言われてさぁー。
まぁ、インフルになったけど」
「それヤバイやつじゃないスか!!
なんでインフルで済んだんスか?!」
「インフルヤバイぞ?!
一週間仕事できないじゃん!!」
「何言ってるんスか?!
それがいいんじゃないスか?!」
「よくねぇよ?!
仕事できないんだぜ?! ショック死するよ!!」
「じゃあ、なんで兄貴死んでないんスか?!」
「書類を整理をしたからだ!!」
「え、森谷くん泣きまスよ?」
「泣いてた。」
「そういえば兄貴が休んでる間、ほかの人たちはどうなってたんスか?」
「ん?
うーん………確か、佐倉が仕事やるようになって、近藤が『音葉さんが来ない……死んだのかっ?!』とか言ってて、田村がお菓子食べなかったそうだ」
「ええっ?!
あの佐倉くんが仕事をっ?!
そして田村くんがお菓子やめたんスか?!
近藤くんはいつも通りッスけど………」
「しかもそのタイミングで当時新人の堀内が入ってきてさ。
田村がお菓子食べずに『あぁ………音葉さん、こういう気持ちなんですね………今。 フフッ』とか言って壊れててさ、堀内が『お菓子食べたらどうですかぁー?』とか言って田村暴れ出すわ佐倉が『ワシは今仕事をやっとるんや!!』とか言って大混乱。
後から森田に聞いて笑ったぜ」
「兄貴のせいッスよね?! 全て」
「あ?………あそこにレモーラの実が!!」
「話そらさないでくださいッスよ!」
「うまいぞ、これ」
「うがぁあああああああ」
「どこに進んでるんだったか?」
「もっと左、63° 」
「ういー」
「話を—————」
「ほい、レモーラ」
「ぎゃあああああ錆びるッスよおおおおお!!」
森谷……植物博士、書類仕事が得意
佐倉……仕事をしない
田村……お菓子好き
近藤……しっかり者だがゆとり
堀内……楽観的、さとり世代
※回想のときにしか出てこないメンバーです
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どうでした?!
おかしなところありませんか?!
あったら言ってください。
誤字脱字報告以外は架威さんに押し付けるので!
次週は日向 日陰さんの番ですね!
楽しみだなぁ~!