ハロウィン(二百文字自作自演お題小説)
使ったお題は「ハロウィン」です。
田守優子は私の親友。
ハロウィンの前日、 街で優子にばったり会った。
すると優子は悲しそうな顔で、
「ハロウィンて、もうないんだって」
また突拍子もない事を言い出した。
「二十年くらい前になくなったらしいよ。だからもうお祭り騒ぎはしたらおかしいんだよ」
ドヤ顔で言う優子。
「そんな話、聞いた事ないよ」
「間違いないよ、ネットで調べたんだから」
ネット妄信主義者なの? でも謎は解けたな。
それ、きっとホラー雑誌のことだよ。
ということでした。