6話 大休止
清水たち偵察隊とOH-1のパイロットたちは近くの村を目指し歩き始めて2時間経過していた。
「おい清水、村はまだなのか?もう歩いて2時間経過してるぞ。」
古川が愚痴をこぼす。
「古川、やっと半分歩いたところだぞもう少し辛抱しろ。」
「まだ、半分なのかよ~こんなんだったらヘリで村まで行こうぜ。」
「バカ言うな、こんな森の中でヘリが離陸出来るとこなんてないぞ、ローターが木に引っかかって墜落だ。それにここの文明は中世ヨーロッパ並みだと聞いた。そこにヘリが来たら村人たち大パニックだぞ。」
「じゃあ、出来ればそろそろ小休止でもいいから休ましてくれ。」
「そうだな、そろそr うん!?吉田曹長どしましたか?」
古川と清水が話しながら歩いていると吉田曹長が左手をグーにして頭の上まで挙げた、停止の合図だ。
清水はすぐ吉田曹長のところに駆け寄る。
「吉田曹長、どしました?」
「隊長、ここから森ではなく広い平地です。どしましょうか?」
清水は少し考える素振りを見せると
「全員、横隊!!」
すると左から清水、吉田曹長、柴崎、古川、後藤の順に横一列にに並んだ。
「よし、ここで1500から1600まで大休止にしよう。」
「やった~!!」
一番喜んだのは古川であった、それからみんな背嚢を背中から下ろし近くの木によっかかる。
「隊長、一服どうですか?」
吉田曹長は清水の隣に座り、たばこをすすめる。
「いや、自分たばこ吸わないんで」
「そうですか。」
すると吉田曹長は胸ポケットからたばことライターを出してたばこに火をつける。
「それで隊長聞きたいことがあるんですが、これから村に行って人と接触してからどうするおつもりなんですか?」
「私は神に聞いたんです。自分は死んだんですかとそしたら君は死んでないと言ったんです。だから元の世界に戻る方法があると自分は思います。」
「なるほど、それには情報収集が必要だということですか。」
「まあ、そういうことです。」
清水と吉田曹長が話してると古川がやって来て
「清水、ここならヘリ飛ばせるだろ。」
と言ってきて清水は少し考えて言い返した。
「古川、ヘリ飛ばしてなにする気だ?」
「偵察だよ、て・い・さ・つ!!ヘリで先行して村へルートと村の偵察するんだよ。」
「古川、お前ただ歩きたくないだけだろ。」
「あれ?ばれた?」
古川は下を出してそう言うと清水は
「バレバレだよ、でも古川が言うことにも一理ある。古川ヘリの準備しておいてくれ。」
「了解!!」
古川はそう言うと軽い足取りで後藤のとこに行った。
次話へ・・・・・・
なかなか戦闘シーンがありませんね・・・さすが自衛隊って感じ