5話 状況開始
「人との接触ですか・・・」
吉田曹長が清水の言葉を復唱する。
「そうだ、これには異議ないな。」
清水がそう言うとみんな首を縦に振る。
「よし、決まりだな。それよりみんな装備とか銃はどうした?」
清水もそうだがみんな戦闘服と88式鉄帽(パイロットの二人はパイロット用のヘルメット)である。すると吉田曹長が
「・・・隊長、みんなに支給してください。」
それを聞いた清水は
「あ、失礼した。では装具を5分で着けてくれ。」
と言って、人数分の装具と89式小銃神からもらった能力で出してをみんなに渡した。
ー五分後ー
「隊長、全員準備完了しました。」
吉田曹長が清水に敬礼しながら言った。
「よし了解した、それより古川たちパイロットは銃扱えるか?」
清水は吉田曹長の報告に返事をし古川と後藤に言った。
「清水、俺らだって教育訓練は受けてるから銃ぐらい扱えるよ。な、後藤」
「ええ、命中率は低いですけど・・・」
後藤の言葉にみんな苦笑した。すると柴崎が清水に
「あの二尉、これから自分らはどっちの方向に行くんですか・・・」
柴崎の言葉にみんな清水のほうに顔を向けた。すると清水は胸ポケットからスマホを取り出した。
「大丈夫だ、この神からもらったスマホで調べてある、南南東の方向に村があるらしい。それにこれにはこの世界のことが色々調べられるぞ。」
清水はみんなが装具を装着しているときに調べていたのだ。
「隊長、いつの間に・・・了解しました、南南東ですね。それでは私が先頭にでいいでしょうか。」
吉田曹長は清水に聞く。すると清水は
「そうですね、ここは経験豊富な曹長に先頭で行きましょう。」
「よし、全員縦隊!前へ!!」
清水がそう言うと吉田曹長、清水、古川、後藤、柴崎の順に歩き始めた。
次話へ・・・・