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其の伍 仕事の始まり

ここ最近は本当に忙しかったので、投稿が遅れました。

字数は、1600字代です。まあ、気持ち短いと私も思いますが。

ってか、不思議な日記帳だなぁ。本当にこれは…。

 桜川さんが考え事をしていたので、開店時間前にBGMを流しておいた。とりあえず、朝なので『ペール・ギュント(Peer Gynt)』の『朝』を流した。個人的にも好きだし。TPOに合わせてくれれば、どんな曲でも構わないと言われていたし。

 曲が終わりリピートに差し掛かった時に遂に開店した。計算通りだ。リハーサルの時に流して、時間を測った甲斐があった。


 当然、アナウンスをするのは桜川だが、業務連絡として伝える事やセールス等のイベントの開始やお知らせ等の伝えるべき事を纏めてアナウンスの原稿を作るのは私の担当だ。そして、機械の操作は共同作業だ。

 そういう、一連の作業で失敗が許されないというプレッシャーの中、私達は仕事をこなしていく。休憩が実質無いのでハードな作業だった。しかし、二人で三人前の私達にとっては想像よりはスムーズに出来ていた。お互いに放送関連の事をやっていなかったから、意外だった。

 桜川も始めは慌てていた様子だったが、今は充分慣れてている。それで開店してから1時間も経っていないなんて、学習能力が本当に高い証拠だ。


 彼女から聞いた話なのだが、彼女は生まれつき耳に障害があったそうだ。

 そんな彼女の父は言語学者だったので、発音記号を教えた。学習能力が高い彼女は、幼稚園に入園した頃には発音記号を見れば、全ての言語を発音できた。とにかく、幼い頃から英才教育をされていた。

 その他にも多くの事を習得していったそうだ。五体満足の人も顔負けの頭脳と器用さを持つのは、その為だろう。

 耳の話だが、完全に聞こえないのでは無い。彼女曰く繁華街のざわめきが微かに聞こえるそうだが、都会育ちなので相当五月蝿くないと聞こえないのだ。

 まあ、そういう話は機会があったら、また話そう。


 今日の午後に大きなイベントが有るので、それに備えてお昼に一回休憩をするが、時間が15分しか取れないので、手軽なサンドイッチを食べた。それにしても美味しいなぁ。まあ、偶々なんだろうけど。

 汐理が作るサンドウィッチって、今は亡くなっている曾祖母の味と一緒なんだよね。本当に大好きで亡くなった時はそれ故に泣いたんだっけ。曾祖母の記憶はサンドウィッチの事と私が生れた時には100歳を超えていた事と本当に優しい人だった事しか覚えていないのだが…。


 因みに、今回のイベントはビンゴ大会。決算が近いこの時期に、在庫処分の為に毎年恒例の行事だそうだ。まあ、在庫の九割がこのイベントで消えるそうだ。因みに一大イベントなので、本来の営業は午前中のみで、午後はこのイベントオンリーだ。

 

 だからこそ、アナウンスを正確に行わなくてはならない。しかし、BGM選びも重要だと思う。現実世界に存在する音楽は、著作権が切れてから100年以上経っているものだけだ。それにゲーム内での音楽があるが、かなり種類が多い。

 なので、テンポの良くアップビートなゲーム内BGMを使う事にした。まあ、ゲーム内というのは現実世界(私達が今いる世界から見て異世界)に居た私達の言い方であるのは当然のことだ。

 言い忘れる所だったが、営業中は『朝』だけ流した。まあ、余談はここまでにしておいて…。


 15分の休憩が終わって直ぐに始まる………訳ではない。やはり、準備に時間が掛かり私達も手伝う事になった。配慮があってか、会場のセットをやる事になった。

 ビンゴカードが沢山入った箱を移動するが、毎年約10万枚用意するが、過去の余った分は予備として使われる。因みに、毎年約10万人を動員する一大イベントだ。とにかく、この箱を運ぶのも大変だ。あの量を一箱に入れているのが原因だが。ただ、意外にも二人で持ち上げられた。

 阿吽の呼吸で、ほぼ反対側にある第七倉庫からイベントの入り口になる南口まで運びきった。それにしても、疲れたなぁ。両手が塞がっている状態で、聾者の汐理とペースを合わせるのは大変なことだ。

 ふと、汐理を見ると何か言いたそうだった。お互いの身長は大して変わらない為、目線が揃うからこそ、何か言いたそうな事がよく分かった。

なんとか今月中にもう一本投稿したいです。

ただ、内容が上手くまとまらないので、目標達成は自信が無いです。

まあ、今後もよろしくお願いします。

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