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其の弐 町に行こう

物音の正体とは一体なんでしょうね?

作者の私も、よく分かりません。適当に決めたので…。

前話で「この作品は、秋田と桜川が共有している日記帳に書かれている設定です。」と言いましたが、詳しい事は、後々説明します。

今は、「不思議だなぁ」と思って見てください。

 まさかと思って周囲を見ると、10体の猫に囲まれていた。

 猫の大きさは中型犬程度と猫にしては大きい。しかも、野生で凶暴そうだ。いつ襲い掛かってもおかしくない。

 「相当、不味い…。想定外…。」汐理はそう呟いた。

 確かに私達は窮地に立たされていた。私達が出来る事は、猫の餌食にならないように対抗策を考える事で精一杯だった。

 その時、猫達は強い威嚇をした。


 その猫の強い威嚇に桜川は気を失ってしまい、その場で倒れてしまった。幸い頭は打ったなかったが。

 その時、それを待っていたかのように、猫達は空高く飛び、汐理を狙って急降下した。今の汐理には交わすことは不可能だった。私が助ける以外、汐理を助ける手段は無かった。


 私は桜川を庇う為、倒れた汐理を押してから、私も一緒に転がって猫達の攻撃を交わした。

 しかし、転がった先が下り坂で、私と汐理は急な坂道を一緒にグルグル転がっていた。

 もの凄い勢いで転がて怖い為なのか、汐理が私を掴んできた。しかし、逆にスピードが上がり恐怖が倍増した。恐怖が強くなる度に汐理が私を強く掴んできた。逆効果ですよ、桜川さん…。

 本当に本当に長い坂で10分以上転がってから、やっと平地なったがスピードは全然落ちなかった。

 やっと止まった時には、5分で町に着ける距離だった。


 止まってから直ぐに汐理は、

 「ありがとう。」

 と言うと、服を叩きながら、

 「服が汚れたけど、まあ気にする程でもないし、叩けば落ちるし。」

 と笑いながら私に話しかけてきた。確かに汚れているが、大した程でもなかった。

 まあ、背中だけ叩いておいた。当然、汐理に頼まれての事だが。

 お互い、制服の汚れを払った後、私は倒れた理由を聞いたら、どうやら、汐理は幼い頃に猫に襲われ、それがトラウマになっていたそうだ。幸い、怪我は無かったそうだが…。それが原因で倒れ、結局転がった。


 そして、休憩してから、再び歩き出した。

 町に着いても、お金を持っていないと思ったら、お金が巾着袋に入っていたな。それもかなり沢山。

 それは置いといて、まず町役場に行って色々と相談した。役場の担当者も手話が出来たので会話はスムーズだった。じゃなかったら、会話がスムーズに行かないからな。

 相談の結果、住居と働き先を紹介してもらったので、それに従った。

 住居は、アパートになった。ここは、安価で充実していた。ある一点を除いな。しかし、ここ以外は空いていないので割り切った。本当に仕方ない。

 そして、働き先は、あの住居を持っている青果店だった。

 役場の担当者に聞いた所、店主は優しい事で評判が良いらしい。

 「ここ最近、働き手が少なくて大変なんだ。」

 と店主は言っているが、そうとは思えない。どうやら、一人増えるだけで負担が減るらしい。

 店主が言っているのだし、偽りではないだろう。

 結局、明日から働く事になった。

 いつの間にか日が暮れそうだったので、一通りの物をそこの青果店(初めは青果店のみだったが、今では、デパート化して雑貨屋・本屋・服屋・家具店・飲食店などもある)で必要な物と夕食で必要な物を買ってから、住居に戻った。

 二人で買うエリアを決めて、効率化した為、買う物の量にしては早く終わった。

 因みに働いている人は、3割引きになるので得になる。

 まあ、汐理が料理する間に掃除をするのだが、聾者なので音が必要な時は呼び出される。

 それなので私は作業を効率化させる為に、頑張って料理を作る前に部屋を綺麗にした。

 なので、途中から料理を手伝う事になったのだが不器用なので、野菜を洗ったり、冷蔵庫から物を出したり、火釜を使ったりしていた。その間に、汐理は持ち前の器用さで、野菜や魚を切ったり、お米を研いだり、綺麗に盛りつけたりしていた。桜川さん流石です。

 その時の私の額には汗が流れていた。理由は簡単。ずっと火の番をしていたからだ。

 不器用な私でも流石に火の番は出来るぞ。基本的に火を見ているからな。


 出来あがった物は、とても美味しそうだった。

さあ、桜川が作った物は何でしょうね?私も気になる所です。

次回も秋田目線です。いつになったら、桜川目線になるのでしょうね?

まあ、意味不明な小説でしょうが、そこを楽しんで今後も読んでもらえると幸いです。

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