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決意
そして私達二人は
【crow】という組織を組んだ。
しかし私は、冗談のつもりだった。
もちろん、あっちも冗談で言っているのかと思っていた。
「今日は、帰ろう。」
「うん、じゃあね。」
そして私達は別れた。次の日
私は、もう学校へ行かなくなった。
もちろん親は、心配してる。
でも親に言えない事だってあるでしょう。
と罵って、自分の部屋に引きこもった。
雑誌やら教科書やらが散らばっていて汚い。掃除しよう。
やる気になって、教科書や雑誌を集めはじめた。
女性誌を掴むと、中から一枚の写真が、ひらひらと落ちてきた。見覚えのある写真。
眩しいくらいの笑顔だった。
これは私だ。そう悟った。
今とは真逆。この時に戻りたいという願望。いつから、こうなったのだろう?
昔は、こんなじゃなかった。もっと明るかった。
そうよ。イジメてきたアイツらのせい。
私は、悪くない。
神様だって私の事を認めてくれる。
復讐してやろうじゃないの!!
覚悟しとけよ。
私は、決意した。
「絶対に、頭下げさせてやる。」




