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王立惑星芸術情報機関・アーカイブ

扉を開けると外観の簡素さとは裏腹に、とても広い空間が広がっていた。

部屋の奥の大きなガラス窓の前には大きなデスクと椅子があり、その前には高級な大きなソファーと机がある。天井には巨大なシャンデリアが輝いており、至る所にに鮮やかな緑色をした観賞用植物が配置されている。

さらに入り口から見た左の壁には色が異なる三つ扉がありそれぞれ赤、青そして緑。

一見個々の存在が強く派手な様に思われるけど、全体に統一感があった。


「外観とはえらい違いだな」


ガチャ


青い扉から三人の変わった出立の人物が現れた。

強面でガタイのいい男とチャラチャラしてそうなツンツン髪の男、そして久世さんとは別の意味でクールなタイプの短髪の女性だった。


「やぁ久世くん。今作戦会議が終わったところだ。その少年と少女は何方かな?」

「誘拐されそうになっていた宇宙人を助けようとした少年です。この子が彼から離れようとしないので一緒に連れてきました」


大男は満面な笑みをこちらに向けた。


「こんにちは」

「こっこんにちは!環アルスと言います」

「そうか。私は東郷武蔵とうごうむさし。アーカイブのリーダーだ。宜しく頼む」

「こっこちらこそ宜しくお願いします」


そう言って僕と東郷さんは握手を交わした。なんて大きくて分厚い手なんだ。


「僕、アーカイブには凄い人たちが集まっているということは知っていたんですけど、この機関の方々に関わるのは初めてで」

「私たちは王の名の下にこの地球の芸術と宇宙人の保護を行っている機関だ。ただ大きな事件に関わることが多いから皆ある程度武芸は嗜んでいるに過ぎない」


久世は起こったことを東郷に話した。


「ふむこの宇宙人が引き剥がそうとしても君から離れないと。了解した。他に何か変わったことは?気だるさや痛みを感じたりはしていないかな?」

「うーん特に何も。意識しないと僕のお腹に抱きついているっていうのも忘れちゃうぐらい軽いんです。圧迫感とかもなくて」


何故か抱きついているという感覚が殆どないのだ。

視覚でやっと気付くことができる。アルスが触れば触覚もあるが抱きつかれている感じがしない。

この宇宙人ははまるで目に見えて触れることの出来る空気の様だ。


「今の所特に問題はないと、わかった調べてみよう。君は待っている間ゆっくりしてくれ給え。飲み物でも入れよう。紅茶とコーヒーどちらがいいかな?」

「では、コーっ紅茶で」


折角だからアルスは思い切って普段飲まない紅茶を頼んでみた。


「了解した。ソファーに座って待っていてくれ給え」


僕は宇宙人を抱えたままふかふかのソファーに腰掛けた。こんな高級なソファーに腰掛けるなんて初めてだ。


「東郷ちゃんの淹れたお茶はとっても美味しいわよ。本人は趣味で紅茶やコーヒー、お茶の立て方の勉強をしているみたいだけどプロ顔負けなのよねぇ」


スラリとした長身の短髪の女性が気さくに話しかけてくれた。椅子に座っているとさらに背が高く見える。東郷さんほどではないが、190センチ近くあるのではないか・・・。


「私はエルザ・ブラックフォード。エルザって呼んでね。よろしく」

「よろしくです、エルザさん」


そう言うとエルザさんは僕に中性的で美形な顔を近づけ、にっこりと笑った。エルザさんの顔は余りにもカッコ良くすごく緊張してしまった。


「ほーら、ジーノも挨拶したら?」

「はぁ?なんで俺がそんなちんちくりんに挨拶しなくちゃなんないんすか姐さん?。」


チャラそうなツンツン頭のイケメン男がソファーに寝転がりながらだるそうに答えた。


「それにこの後俺デートなんすよ!先週捕まえた金持ちの男なんすよねぇ。あぁーたのsh・・・ゴフッ」


エルザさんが長い足で彼の頭に思いっきり足蹴りを食らわせた。


「挨拶は?」


エルザさんはにっこり笑っている。その笑顔に僕は少し恐怖を感じた。


「・・・ジーノ・・ジーノ・オルフェイ」


顔を抑えながらジーノは不満げに自己紹介をした。


「どうもです・・・ジーノさん」

「あぁ?何がどうもです、だ。どうぞ宜しくお願い致します。ジーノさん!だろう?」


ジーノさんはだいぶ性格が良くないようだ。少しイラっとしたが、下手に怒らせるのも面倒だった。


「・・・どうぞよろしくお願いします・・・ジーノさん」


それに満足したのか、ジーノさんは満面の笑みでこちらを見つめた。かなり単純な人なのだろうか。


「にっししし。お前は今日から俺の下僕な」

「はっ?」


ジーノさんは急に突拍子もないことを言いだした。


「ぐえあっ」


僕が驚いて目をまるくしていると、久世さんが彼のお腹に、エルザさんが彼の頭に重たい一発を食らわせた。


「・・・っ、何するんすか!」

「先ほど言っただろう。彼はこの宇宙人の付き添いであって、アーカイブに所属するために来たのではない」

「いい加減自分と関係ない話でもちゃんと聞きなさい、ジーノちゃん」


二人は呆れ顔でジーノさんを見つめた。


「だって、俺アーカイブで一番の下っ端だしついに後輩出来るのかと思ったんすよ」

「あんた下僕って言ってたじゃない・・・」

「それは言葉の文です姐さん」


ジーノさんは不貞腐れたのか、ソファーでうなだれている。


「あら?デートの行くんじゃなかったの?」


エルザさんが思い出したかのようにジーノさんに問いかけた。


「あっそうだった!」


ジーノさんは携帯を取り出し時間を確認した。


「こんな時間か、姐さんありがとう!危うく遅刻するところだったぜ」


ジーノさんは慌てて外に出て行った。


「楽しんでらっしゃいね」

「仕事中じゃなかったんですか?」


まだお昼ぐらいなのにのにデートで仕事を抜けることが出来るのか?


「あぁ、今日は次の仕事の作戦会議だけだったからね。それ以外は基本作戦実行日か事件が起こらない限り自由時間よ。もしデート中に事件が発生したらデートは打ち切りだけど。あと頭脳組は暇なく働いてるけど、まぁ、あの子は頭はキレる方だけど・・・どちらかというと戦闘向きだからね」


うーん。やっぱりアーカイブは警察みたいな組織なのかな。なかなか輪郭が掴めない。そう思っていたら、部屋によう匂いが充満しているのに気付いた。


「お待たせした」

「わー!!シフォンケーキまであるわ。東郷ちゃんが作ったの?」

「あぁ、今朝作ったので持ってきた。ジーノは帰ってしまったのか」


東郷さんはしょんぼりした顔をしている。


「まぁデートだからしょうがないわ!さっ食べましょう!」


お皿には綺麗にカットされたふわふわのシフォンケーキが乗っており、そこには緩くホイップされた生クリームとベーリーソースそしてミントの葉が添えられていた。こんなに美味しそうなシフォンケーキを作れちゃうのかこの人!この東郷さんという人はなんだか底が知れない人だな。いやそれはここにいる人全員か。でも東郷さんは際立っているな。東郷さんはケーキのプレートを僕たちの前に置き、とても良い香りの紅茶を注いでくれた。


「では召し上がれ」

「いっ頂きます!!」


僕の胃袋が早くこのケーキを食べたいとせがんでいる。僕はフォークでふわっふわのシフォンケーキを一口サイズに切り口へ運んだ。


「・・・っ、おっ美味しい」


まるで高級洋菓子店のケーキを食べているようだった。シフォンケーキはふわふわできめ細かく、横に添えてあるなめらかな無糖のホイップクリームと甘酸っぱいベリーソースがケーキの優しい甘さを引き立てている。ケーキ皿の右上に置いてある紅茶にも手を伸ばした。なんの種類の紅茶か僕にはわからなかったけど、ティーカップを口に近づけるとなんとも言えない良い香りが顔全体に広がった。紅茶を飲むとその香りは身体中に広がるように感じた。東郷さんが淹れてくれた紅茶はその名の通り綺麗で透き通った赤茶色で、味は優しい甘さのケーキに合う程よい苦味を持っていた。


「凄い美味しいです。こんな美味しいケーキ久しぶりで僕ちょっと感動しています!もちろん紅茶も。僕は普段紅茶を飲まないんですけど、なんだかはまっちゃいそうです」


あまりにも美味しくてケーキと紅茶をほうばるのが止まらない。そんな僕を東郷さんとエルザさんは微笑ましく見ている。久世さんは相変わらず無表情だがケーキを口にするとコクリと頷き、また口へと運んでいた。


「そういう反応を見せてくれるとこちらも作った甲斐がある」

「あら、私たちだっていつも美味しく頂いてるわよ」

「久々にメンバー以外のものに振る舞ったが故、反応が新鮮で。決して君達のこと暗に言っているのではなく・・・」


東郷さんは慌てた様子だった。しかし少しそれが可愛く見えた。


「やぁ〜ね。ちょっと貴方をからかっただけよ。まぁ実際、カナトちゃんは無表情だしジーノも一口でペロリでご馳走さんとしか言わないし・・・他のメンバーもだいたい反応が決まりきってるしね」

「しかし、君達が毎回正直な反応を示してくれていることは重々承知している」

「本当真面目なんだから。まぁそこが東郷ちゃんの良いところなんだけどね」


エルザさんは東郷さんに少し呆れていたが、ケーキを満足げにほうばっていた。


「そこの君も、もし嫌いでなければ食してみないか?」


東郷さんは宇宙人にもケーキと紅茶を用意してくれたが彼女は見向きもしない。東郷さんは少し残念そうだった。それを見計らってエルザさんが口を開いた。


「じゃそろそろ本題に入りましょう。カナトちゃん状況説明をもう一度お願い」


久世さんはケーキに夢中になっていたのか、慌てた様子で紅茶を飲んだ。


「ごっほん。 第九地区の路地裏で彼がその宇宙人を二人の男から庇っているところを私が保護しました。特にその宇宙人からの動きはなく、現在同様ほとんど表情も動きも見せていません」


久世さんの事務的な状況説明終え、エルザさんは僕の方を見た。


「アルスちゃんは何かこの子について知ってるの?めちゃくちゃ懐かれてるように見えるけど」


エルザさんは僕のお腹に抱きついて離れない宇宙人をまじまじと見ながらそう言った。


「いえ、僕も今日初めてこの子と会ったのでなんでこんなに懐かれているのかわからないです。この状態が懐かれていることなのかもちょっと良くわからないんですが・・・」


唐突に僕はチンピラにナイフを売りかざされた時、この宇宙人が一瞬発光したのを思い出した。


「そう言えば、チンピラに襲われた時もうやばいって思った瞬間、この子の体がちょっと発光したように見えました。その後すぐに久世さんが助けてくれたのでよく覚えていないんですが」


もしかしたらあれは危機的状態に陥った僕が見たただの幻覚だったのかもしれない。


「寄生型・発光型の生物を当たってみればわかるかもしれないな」


東郷さんが大きくて分厚い本をぺらぺらめくりながらそう言った。


「それは地球外生命図鑑ですか?」

「あぁそうだ。最新のものだ。事務所にはには他にも大小含めて二百以上の地球外生命に関する書籍がある。ここに載っていれば良いのだが」

「少し体が透明なのと人型なのも特徴ね」


エルザさんは他にも特徴を探そうとまじまじこの宇宙人を観察している。


「専門家を呼びたいところだけど彼は今出張中だし。東郷ちゃんも詳しい方だけどその様子だと見たことのないタイプなのかしら?」


「あぁ、私も幾つか半透明または人型のものは記憶しているがそれらとは合致しない。半透明の生物は基本人型を模す傾向は低い。模したとしてもここまで精巧な出来ではなく、髪などの再現に関しては不得意だと思われる。簡単に言えば、人形のような外見になるが、この宇宙人は見事に精巧な人間の形をしている。もしかしたら新しい種族なのかもしれない」


東郷さんは本を調べながらそう語った。


「そうね、彼が帰ってくるのは一ヶ月半だし、もし本に載ってなかったらどうするの?」


東郷さんは少し考えてこう言った。


「その場合王に直接相談してみよう。王は彼の次に地球外生命体に詳しいお方だ」


王様に直接?この宇宙人の付き添いでアーカイブの事務所にも行き、王様まで話に出てくるとは・・・。今日はなんだかいろいろなことがありすぎて頭が追いつかない。


「まぁ分からなかったらの話よ」


びっくりしている僕を見てエルザさんはそう言った。その時事務所の玄関のドアが勢い良く開いた。


バタンっ


「どうしたのよジーノちゃん」


そこには右の頬を腫らしたジーノさんがいた。


「振られた・・・デートもキャンセルされた」

「まぁなんとなく想像できるけど、一応聞いといてあげるわ」

「それ聞く必要ありますか?」


エルザさんまた久世さんも事はなんとなく察しているような表情をしていた。


「昨日デートした女と、今日デートする予定だった男が鉢合わせした」

「はいはい、相変わらずの修羅場ね。いい加減一人にしたら」

「姐さんそれは無理です。俺の本能的に無理です」


エルザさんの最もなアドバイスをジーノさんは間伐入れず却下した。


「エルザさんもう放っておきましょう」


久世さんは面倒くさそうにそう呟いた。


「あぁ、久世てめぇ俺がこんなにも落ち込んでいるのに放っておこうとはなんだ。お前ももっと可哀想な俺を全力で慰めろ」


なんて面倒くさい人なんだ・・・


「貴方の可哀想な頭を全力で叩き潰す事なら今すぐにでも出来ますよ」


久世さんは表情を一ミリも変えずにそう言い放った。


「あぁ?よく言うぜ。かかってきやがれ堅物女。容赦しねぇぞ」

「望むところ」


一触即発の雰囲気だ。それなのに東郷さんもエルザさんも我関せずの態度を貫いている。


「ちょっと二人とも落ち着いて・・・」


その時事務所のベルがチリんと二回鳴った。その音と同時にエルザさんが手をパチンと一回叩いた。


「はいそこまで。例の物が届いたみたいよ」


二人はバツが悪そうに戦闘態勢を解いた。ナイスタイミングだ訪問者の人。


「コンチワ〜梁間運送屋で〜す。お届け物で〜す」


とてもゆるい運送屋の声が聞こえた。東郷さんがドアを開けるを幼い女の子が大きなダンボールを抱えてドアの前に立っていた。


「お待ちしていました梁間さん。相変わらず時間ぴったりで何よりです」

「事故がない限り、時間は正確にがうちのもっとうなんで〜」

「いつも助かります。領収書にサインしますね」

「毎度〜。多分大丈夫だと思いますが、万が一中身に破損があったら連絡くださいな〜。では次の仕事があるので〜。またのご利用お待ちしてま〜す」


少女配達を終えると、颯爽とその場を後にした。


「あの子も働き者ねぇ」


エルザさんは感心しながらそう言った。


「あんな小さな女の子が配達業なんてなんだかすごいですね」

「あぁ、あの子は地球の南国に住む強靭な力を持ったマスル族の一人よ。もともと戦闘民族だったんだけど、誰かのために自分たちの力を活かせないかってあの子ハリマちゃんが中心になって運送業を始めたの。品物の安全はかなり保証されているしどんなに重たいものでも運んでくれるわ。繊細なものも特注の箱に入れて運んでくれるこの町一番の運送業社よ」

「そうなんですか・・・それは素敵ですね」


誰かのために自分の力を使う。僕には絵を描く事だけで力がないからとても憧れる。それにしても箱の中身はなんなのだろう。東郷さんをその箱を抱えて奥の青い扉の部屋に持って行った。きっと重要なものなのだろう。僕は残っている残りの紅茶を飲み干した。すると突然宇宙人がひっついていた僕のお腹から離れ青い扉の方へ向かって行った。今まで一向に僕から離れなかったのに何故だ?!


「ちょっ、ちょっと待った!」


他の人たちも急に動いた宇宙人を捕まえようとしたが彼らをするりとかわして、青い扉の中に入って行ってしまった。


「ダメだってばもう」


扉の中へ入るとそこには多くの見た事のない美術品や生体鉱物などがが陳列されていた。宇宙人はその中でもガラスケースの中に入っている小さな黒い石のようなものをじっと見つめていた。


「・・・君はこれが気に入ったのか?」


東郷さんは勝手部屋に入った宇宙人に興味を持って尋ねた。しかし宇宙人はそれに答えず、ただただ石を眺めていた。


「この石がお気に入りなんじゃない?」

「多分研究所の調査がまだ終わっていないものだったと」

「俺から見たら何の変哲もない石にしか見えないですけどね」


そう言いながら、久世さんたちはやっと動いた宇宙人を興味津々に見つめていた。


「これは、先月発見された・・・多分隕石でね。王立惑星研究所でもどこの惑星のどの宇宙エリアの石かわからなかったため私たちが預かっているんだよ」


まるで小学生の先生のように東郷さんは聞いているかいないかもわからない宇宙人にそう説明した。


「すいません急に部屋に入ってしまって」

「いや、問題はない。君も見たいものがあったら遠慮なく見てくれ。作品や自然物たちもここに閉じ込められていて退屈だろうから」


作品が退屈?面白い表現だな。でもせっかくのでここにある作品を見たいと思った。アーカイブの事務所にいることでさえなかなかできないのに、そこに所蔵されている作品を見ることができるなんで滅多にない。僕も芸術家の端くれ、作品を見ることがとても好きなのだ。


「ではお言葉に甘えて」


まるで小さな美術館と博物館が一緒になったような不思議な空間だ。さてまずどれから見ようかと、周りを見ようとしたその時、さっきハリマさんが運んできた箱の横にある絵に目がいった。


「あれ?なんでここにエスカの贋作があるんだ?」


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