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黒い森 三

ぺいんたー?


「お前、ようわかっとらん顔をしているな?」


話をしたくて男がうずうずしているように見えた。


「ぺいんたーとは絵の職人だ。いや唯絵を描くだけではない、俺の感情や考えを何枚もの紙に描き出すんだ。唯一無二のものだ」


誇らしげにぺいんたーについて彼は語った。


「この下らない戦争が終わったら、俺はこの国の外を出て俺の尊敬するぺいんたーがいる国に移住するんだ。そこで俺は俺の絵を描く」


男ははっきりとした口調で自分の意志を示した。

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