がんばる
俺のステータスに"鑑定"がでたのはステータスがみたいから色々試していた時、「鑑定!」といっていたのを思い出した。
俺はそれをきっかけに、この技能が発現したものと目星をつけ、そのきっかけをもとに思い付いたそれを試してみることにした。
「あうあう(鑑定)」
といい自分に照準をあわせてみたが、やはりそんなすぐ結果が出るはずもなく、そのあと100回は言っただろうか、それぐらいたったあとついに、それは訪れた。
「あうあう(鑑定)」
と言うのも飽きてきた頃、頭にそれが浮かんできた。
アストラル・ゼスト
きた!!
え?こんなにすぐできるようになるの?
1万回はできるまで言うつもりだったのに、こんなにすぐ上がるならやってやろうじゃないか!
「あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあう‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐(鑑定鑑定鑑定鑑定鑑定鑑定鑑定鑑定----------------)」
*
いやー、舐めてましたね。
技能というものを、、、
技能はすぐに上がると、勝手に思い込んでいた俺は、あのあと10万回までは数えていたが、それ以降もかなりの回数あうあう言っていたのだが、そこから1つだけ見える項目が増えただけで、そのあともいい続けたのだが、全く見える項目が増える気配がなくなったので、そこで諦めてしまった。
やはり、そんなに現実は甘くないことがわかっただけだった。
それでもこれだけの情報は鑑定で見れるようになった。
アストラル・ゼスト
種族:人族
この二つがわかればある程度のことには対処できるだろう。
そして今になって気づいたことが2つある。
まず1つ目は今の鑑定では、Lvが見ることができないことがわかった。
これは、結構致命的なことだが、どうしようもないので放っておき、鑑定のLvをあげるといつか出てくるだろうということにしておいた。
そして2つ目は種族:人族というものだ。
これはつまり人族以外の種族がいるということだ!!
エルフ族、ドワーフ族、魚人族、獣人族、等々ファンタジーには欠かせない種族がいることを願っておこう。
まだベットの上から身動きが全くできないので確かめる術がないのが、非常に残念だ。
さて、これからどうしようかと考えたが、やることも限られているので鑑定のLvをあげつづけた