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ハジマリの始まり

説明的な話が続きますが、気長にお付き合い下さい…(汗)



「すまないが、今月でここを閉めることになった」

 いつものように事務所に入り、いつものように身支度を整えようとしたとき、上司に呼び止められ足を止めた途端こう言われた。

 それから数か月。

あの時はまさか、こんなにのびのびとした所にくるとは思わなかった。


 アキラは田畑に挟まれた道を歩いていた。

 右手に田。左に畑。刈り取りを終えた田圃は少し寂しそうに見える。畑ではアキラにはよく分からない作物が植えられている。右手、田の向こうには建物が並んで見えなんとなく賑わった雰囲気がする。実際、店舗が並んでいて中々に賑わっている通りだが、アキラはこの道が気に入っていた。

(…お)

 道の向こうから男性が犬を連れて近づいてきた。

(確かこの人は…)

 愛想が良い人だけど、奥方と喧嘩をしたときは明るく挨拶をし、機嫌がよいときは饒舌になり、普通の時は言葉が少ないという複雑な男性。

(だったはず)

 人に聞いた話だが、今の所は饒舌な時はまだ経験していない。

 そしてにこやかに会釈を交わしアキラは進む。

(今日は普通っと)

 のどかな道を歩いていると鳥が一羽飛んでいるのが見えた。

(そういや、あの時も飛んでたなぁ)

 つい、ここに来た頃のことが頭に浮かんだ。

(くそう。あの眼鏡上司め…)



 昔見たアニメの人物のように手を組んで眼鏡を光らせた上司は、芝居がかった様子で口を開いた。

「親会社の意向でね。今月でこの事務所をたたむことになった」

「いやいや。今月って来週で終わりですよね」

 壁にかかったカレンダーを横目で見て指さしたが、上司は聞いていない振りで進める。

「突然でアレなんだがね。私も聞いて驚いてね…

そこでだ、新しい就職先の話が…」

「あるなら早く言ってください」

「…いつになくせっかちだね」

「生活かかってますから」

やれやれと芝居がかった仕草で肩をすくめると引き出しからメモを取り出したが、アキラに渡す様子が見えない。

「見せてもらえないんですか」

不機嫌さを隠さない声にも動じず、まぁまぁとメモをヒラヒラと動かす。

「上の紹介でね。すこし田舎だけど長閑で良い所らしいよ。

自然が身近で、人々は親切。職場まで徒歩5分圏内に社宅もあるしね」

「社宅?住むところあるんですか」

「そのようだね。残念ながら私の知らない名前だから詳しくはしらないけ…」

「行きます」

「即決なのは素晴らしいけど、まだ話してる途中だったんだけどね…

まぁいいか。はい、これ住所と向こうの名前ね。先方には上を通じて連絡しておくから」

「ありがとうございます」

こうして、職を失うと同時に再就職先を見つける事になった。


前のID(パスワードを忘れる前)で下書きしてた方が良く纏まってたのになぁ…と今更反省。

今度は短くても良いからちょくちょく投稿するようにします…



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