第8話お願い
遅くなってしまいすいません。
もしかしたら9話(本日3話目)が12時を回った後の投稿になるかもしれません。
7話→8話です。話数を間違えてすいません。寝ぼけておりました。
朝、僕はすぐに突風たちにあの事について交渉に行った。
おはようございます
「おお、おはよう」
みんなを代表してカルロが出てくれた。
朝からお邪魔してすみません
「いや、お前には世話になっているからな。要件はなんだ?」
早速交渉しよう。
実は近くの洞窟に行きたくて。一緒に行ってくれませんか?
お願いします。
お願いしますと同時に僕は頭を下げる。
カルロたちにしては無理なお願いである。
僕にはろくな報酬は出せないし、助ける義理もない。
だが、僕にはこの機会は逃せなかった。
カルロたち凄腕だろう冒険者はこの町にこない。
そう言い切っていいほどこない。
この町は辺境だが温泉や鉱脈、ダンジョンなど大した産業はない。
すなわち普通冒険者はこの町に来る(通る)ことはない。
だがその冒険者も辺境の辺境、すなわち国境を越える時には
この町を通ることがある。冒険者はよく国と国を行き来するからだ。
またそこを通る商人や貴族の依頼でも通ることがある。
しかしその反面、この町の西側にある検問所を超えた先の国ロンス公国はあまりこの国との交流もなく、検問所の重要度が低い。
さらにこの町の西の検問所以外にも検問所があり、ここの西の検問所は規模が小さく、使われない。
使うとしたらあまり存在が知られたくない高位の貴族や大商人である。
僕はこの要素を見ながさない。
ここが決めてである。
さらに高位の貴族たちはなぜか知らないが時間をゆっくり過ごそうと思う方が多い。
よって依頼されている冒険者も途中の町で毎回数日間泊まりながら行く。
カルロたちがもしその手の依頼だったら…
僕はもう半分祈っていた。
カルロが僕の交渉ってよりお願いに答える。
「おい小僧、それは無理…
そう、世の中はそう上手くいかない。
ここでカルロたちと出会えたことでも十分だ。
僕は諦めかけたが
…だと普通は言うが、今日はついて行ってやろう。」
とカルロは言った。
ほんとですか?
…
「どん」
嬉しすぎて僕は無言で飛び上がってしまった。
その音に部屋の他のメンバーも顔を出す。
「俺たち友達ですから」
「友達だから」
「当たり前だ」
「お前に希望を感じたからな(ぼそ)」
…
なぜか友達認定されているがとてつもなく嬉しい。
特にカルロが最後、僕に希望を感じている発言は嬉しかった。
…カルロくん見る目があるじゃないか
とにかく、今日はカルロたちと洞窟探索に行くことが決まったのであった。
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