第61話魔力の消費(間話)
題名長いので一旦省略します。
「こんな感じね。最後にしか魔法を使わなかった理由は。」
アリアが言う。
「うーん…」
しかし僕は少し納得がいっていない。
その会話はここにあった。
「魔力が足りないっていう理由は無いんですか?」
気になっていた事を聞く。
アレクシスが奇妙なのもここにある。
そもそも魔法を集約させるにはたくさんの魔力が必要なはずなのだ。
例えば僕の場合。剣の魔鉱結晶•魔鉱石の膨大な魔力を使用して中級魔法冷却を剣で行使、その結果、倒れた。
慣れてない魔法と言えどもたった1回、中級魔法、しかも剣の魔力を消費して起こした魔法が僕を倒れさせたのだ。
普通はあり得ない。
つまりこれは剣に魔力を纏うのにはたくさんの魔力がいる事を示している。
しかし…
「それは無いわね」
一言で否定させてしまった。
「うーん」
その結果、なかなか納得できず唸っていた。
そうして小声で唸っていると、
「キト、どうしたの?」
アリアが聞いてきた。
「魔力の消費を抑えるためでは無い…なんでですか?」
「その話ね。…それは実際、魔力がそんな減っていないからよ」
アリアが答える。
確かにアリアはエマとの試合後もピンピンしていたが…
「そうなんですか?」
「そうなのよ」
アリアが当たり前のように返事する。
何でだろう?
僕の時は倒れたけど…。
「僕の時は1度の魔法で倒れましたけど…」
「それはあんなに大きな上級魔法を使ったら倒れるわよ。相手の剣だって氷ついたじゃない。」
何かアリアは勘違いしているようだ。
「僕が使ったのは、中級氷魔法冷却ですよ。相手の剣を凍らせはしましたが、上級魔法なんて使っていません。」
そう、僕は上級魔法なんて使っていない。
しかしアリアはこう言う。
「あなた勘違いしているわね。中級氷魔法だって上級氷魔法なのよ」
「いやでも、中級魔法から上級魔法は起きないはずですが…。」
「キト、サァジさんの話を覚えていないの?」
「…そういえば…。」
そういえばサァジさんは「魔力があれば、どんな魔法でも使える」と言っていたような気がする。
「わかった?あなたは何の理由かは分からないけど中級魔法を上級魔法で行使したから倒れたのよ」
間違っていたのはどうやら僕だったらしい。




