第40話剣術大会•用意
短いです。
あと諸事情で時刻通り投稿できず、少し遅れました。すいません。
明日こそは…しっかり描きます。
明日は本戦の一戦目ですね。キトとアリアもそれぞれ違う生徒と戦うと思います。多分。
校庭に行くと、2人で周りを見渡してクラスの陣幕を探す。
おっ、見つけた。
「見つめました、こっちです」
「わかったわ」
アリアに声をかけて、校庭の外周を通って陣幕に行く。
この大会はこの先数年で軍人や騎士として活躍するだろうの第5、6学年が主役で、彼らの陣幕が中心に陣取っている。
そのため僕たち第4学年の陣幕は全体でも端の方だ。
幸い、校庭自体は広く、かえってこっちの方がスペースが取れるまでもあるから悪くはない、
第3学年から出場できるこの大会はこの学校アストレア第3学校軍事部が外界に人材の豊富さと投資を訴えかける意味がメインの大会だから仕方ない。
そもそもこのアストレア王国平民第3学校軍事部を設立した当時の王様も中央政府と王の資産だけでは出し切れず、外界の資本も使ってしまったから、起こることなのだが、一旦その本意は置いておく。
そういうためにやる大会だからか各学年の優勝生徒にはそれなりの褒賞が出て、僕はその褒賞狙いで大会に出ているし、いい褒賞がもらえること大会が無くなると困る。
だから文句は言わない。
陣幕に着いたら、まずは剣の手入れをして、服装を整える。
第3学年の時出場した時は結果的には大丈夫だったものの剣の手入れをしないまま、時間を過ごしていて危なかった。
特に今日はアリアと激しい打ち合いをしているから、剣の手入れは必須だろう。
試しに剣を見てみると…確かに刃こぼれしているし、そもそも血生臭い、これは絶対手入れをしなければいけないだろう。危ない、危ない。
剣を手入れし終わると次は服装を整える。
あくまでこの大会は剣での戦闘力を問う大会だが、お偉いさんもくるし格好を良くしておくことは悪いことではない。
ないと思うが、たとえスカウトされても騎士や軍人になるつもりはないけど一応だ。
そんなわけで用意をして、アリアと話していたら、時間が来た。ベルがなって参加者に召集がかかる。
僕とアリアはそれぞれ剣を持って校庭の上端、演壇の前に行った。
ついに始まる。




