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第31話今日の夕食

ネットショッピングの機能の確認も終わって、何を買おうか見ていると、日が暮れてしまった。


今からは門限で、町の外に出れない。

仕方ないし料理を作ろう。


材料はもちろんネットショッピングで買った鶏肉。

もちろん塩とかは使うけど。



早速鶏肉の入った袋を開ける。

包装は簡素で、鶏肉の部位が袋に包まれただけらしい。

冷蔵機に入れずに放置は•••すぐ腐るのも納得だ。


続いて鶏肉を袋から出してみる。

•••

なんと驚き。

鶏肉は部位がバラバラに混ざっている。

見たことない部位もあるし、知っているモモやムネもあった。しかも一部は明らかに色が違う。


市場より値段が安いというのはこういうことだったのか。

焼きにくいかも知らないけど、いろいろな部位が食べられるのは一興である、かもしれない。



火を起こして、とりあえず焼く。

一部なかなか焼き色がつかなかったけど、ある程度焼けた肉は皿に移して、焼けていないものを重点的に焼いて、焼き加減を大体揃えた。


どれも焼けたら、肉を鉄板に再び移して塩と野菜、ロントの町周辺特産のガンショウを入れて、よく和える。


•••

焼いている間に、ちょこっと豆知識。

ガンショウはロントの町周辺の特産品。

調味料である。


ロントの町は辺境のため、大規模生産ができて、ロントの町の住民の料理にはいつも入っているとも言われるほどロントでは安く手に入り、一般的。

しかし、ロントと離れた大都市では、手に入りづらく貴族や大商人しか使わない調味料という格付け…。


そのため陰でロントの町の住民は実は王国の一般民に比べて、結構舌が肥えているとか、なんとか…言われている。

•••

そんなわけで完成。


「~鶏肉のいろいろ部位焼き~ガンショウと野菜添えて」

というところだろう、適当だけど。



実食。


食べてみると…結構美味しい。

鶏肉は結構新鮮で、弾力もあって食べ応えもある。


知っていたモモとムネは新鮮効果でいつも以上に美味しく、

知らない部位は大半は今日のモモとムネ程度の味、少ないけど残りは飛び抜けるほど美味しいか、食べられないほど不味いかだった。


味付けはシンプルだけど、ガンショウのおかげで癖になる味付けに仕上がっていた。


結論、鶏肉は味としても問題なし。


豚肉と牛肉の質は分からないけど、この程度の質だったら、買い出しに行く必要性は無くなりそうだ。


もちろん買い出し自体の必要性はゼロにはならない、肉以外にも必要なものはある。

けれど、1番重いというか荷物になる肉類の買い出しは無くなる。


この日、キトは買い出しへの心労がかなり和らいだのだった。


肉類は痛みやすいです、時間が経つほど。

キトは買い出しに苦労していたようです。

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