第2話冒険者?
ようやく僕の住む街、ロントに着いたようだ。
僕が通っている平民第3学校は州都セルトアにある。
ロントはセルトアから馬車で2刻( 4時間)ほどにあるが、僕は毎日ロントにある自宅から通学している。
学校が終わるのが正午過ぎでそれから日課のために市場を回っていると帰ってくるのはだいたい夕暮れ頃となる。
馬車から急いで降りて僕は走り出す。
道は比較的整っているが整備されているわけではないので危うく転びかけそうになった。
ロントの居住区は比較的辺境の街なので門限が早く9刻(18時)くらいには門が閉まってしまう。
別に遅れても温情で入れてもらえるが母にめちゃくちゃ叱られるので遅れたくない。
……一昨日は少し遅れただけで飯抜きにされそうだった。
………うん、怒る母は死ぬほどこわいのだ。
なので僕はしばらく夢中で走り出す。
はぁはぁはぁ….
間に合ったかな?
今日のご飯は食べられそうだ。
ん、?
何か言い争っているのか?
門の前には普段ここら辺では見えない冒険者?みたいな人といつもの不器用だけど親切な門衛さんがいた。
冒険者?はなかなかに軽装で重そうな装備をつける僕のイメージとはかけ離れている。
冒険者ではなく狩人か何かかもしれない。
……
さて僕は揉め事に口を突っ込む趣味はないが、いかんせん食がかかっている。
ここは譲れない。
僕は彼らに割って入った。
どうしたんですか?
「やあ、キト。少し困ってな。」
早速門衛さんが僕の質問に答える。
何に困っているんですか?
「おう、坊主。実はな、俺たちは通行許可証を忘れてしまってな。それでどうにか許可証なしでも通らせてもらいたいんだが、なかなか通してもらえなくてよぉ」
門衛と話している5人の冒険者?のうち1番図体がでかいやつが少し困ったように答える。
えっとまず冒険者の方であっていますか…?
まずはここの疑問を解かなければ。
「おっと自己紹介が遅れたな俺はこのチーム突風のリーダー、カルロだ。」
冒険者?ではなく正真正銘の冒険者のようだ。
これは失礼…
「そしてこいつがランスのゼロ、弓使いのユミル、こいつが斥候のレン、そして最後が魔法使いのサラだ。」
ガロンが自分の自己紹介と一緒に彼のチームメンバーを軽く紹介した。
本当に軽くではあるがタイプやスキル構成は見た目を見る方がよく分かる。
前衛が少ないがよくよく見てみると全員なかなかの猛者らしい。
特にガロンの大剣は大木でさえスパッと切ってしまいそうな圧力を放っている。
よし一旦観察はやめよう。
お腹空いているからな。
僕はこの街に住んでいるキトと言います。
僕も軽く自己紹介する。
緊張して丁寧な口調になってしまった。
……まあ怖いからな
「じゃあ早速本題には入ろう」
淡白な声でサラが急かしてくるが僕ももともとそのつもりだ。
サラは見た目からエルフかな…?
さて、
はい。
僕は軽く返事をする。
彼らは何で言い争っていたのかな…?
何度も言うがこれには僕の夕食がかかっている。
………運よくあってくれ。
第2話です。
昨日より長くなりました。
今日は1話投稿になりそうです。
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追記4月27日 突風のリーダーの名前をガロン→カルロにしました