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第15話洞窟(反撃)

遅くなりましたが、本日3話目です。

さてここまでは突風(ガスト)のメンバーに時間がなくて説明しなかったが念のため作戦をまとめよう。

大まかに手順は5つ

1にゴブリンスマートたちからのヘイトを一点に集め、


2にユミルが魔絋晶をゴブリンスマートたちの上に投げ


3に僕が上級火魔法超加熱(ハイ•ヒート)をゴブリンスマート全体に当てる。


ちなみに2だが、僕は普通では上級火魔法超加熱(ハイ•ヒート)は使えない。

技術がないわけでは無く、どちらかと言うと魔力が足りない。

上級火魔法超加熱(ハイ•ヒート)はものを加熱するだけだから魔法の中では難易度が低い、

だが膨大な魔力を使うので、魔法としての格は高いわけだ。

つまりそこがどうにかなれば出せるかもしれない。


今回はそれを魔絋晶で補う。

魔鉱晶は魔力が濃いところで生成されるがその実態は魔力の塊だ。

つまり魔絋晶は魔力になる。

うまくいくかはわからないが、なぜかうまくいく気がする。


そして、4に3のあとすぐにサラがゴブリンスマートたちに|上級氷魔法超冷却(ハイ•クール)を当てる。


ここでゴブリンスマートの剣(多分魔絋鉄性)は低温脆性で脆くなる。


5に相手が怯んでいる間に低温脆性で脆くなった剣を叩き割って逃げる。


と言う作戦だ。


では実行しよう。カルロたちも辛そうだし。


「カルロさん、レンさん、ゼロさん下がってください。」

戦っていたカルロ、レン、ゼロが僕の声を聞いて、咄嗟に下がる。


次に…

「ユミルさん、今です。」

ユミルが魔絋晶を投げる。

おぉ…かなり上に投げたな。

流石、弓使いだけあって腕力があるのか…?


おっと、ぼうっとしてはいけない。次は僕だ。


ユミルが投げた結晶がゴブリンスマートたちの上から降り注ぐと同時くらいに僕も諳誦を始める。


「偉大なる火の大精霊よ、我の呼び出しに答え、その大いなる力で、我に力となりて万物を温め、万物を燃やしたまえ…

超加熱(ハイ•ヒート)。」


魔法は基本的に諳誦なしで使える。

だが、それはその使う魔法のイメージがあるからでそれがないと使えない。


ではどうしたらその状態で使えるかと言うと定文諳誦だ。

各魔法の定文はその言葉で魔法の特徴を入れており、それを言うことによってイメージの代替となる。


今回もそのパターンで僕は上級火魔法超加熱(ハイ•ヒート)は使ったことがなくイメージがなかったから定文を唱えた。


まあでも定文を覚えていないとどうにもならなかった。

幸い、学校の図書館で読んだことがあったから定文を覚えていた。

…助かった。次からはもっと本を読もうっと


まぁとにかく、定文を唱えたわけだがどうやら成功したらしい。

目の前には火で燃え上がるゴブリンスマートたちが見えた。

まぁ彼らは無傷だが……


次に、サラに超冷却(ハイ•クール)を使ってもらう。

「サラさん、お願いします。」

サラに合図する。


超冷却(ハイ•クール)

サラは諳誦してない。まぁ使い慣れているんだろう。

やはりカルロたちは猛者だ。


ゴブリンスマートたちの周りが白く霧のようになる。

見ているだけで僕も凍りそうだ。

まぁ僕の超加熱(ハイ•ヒート)同様ゴブリンスマートには効果なしだ。

だが、僕たちが注目しているのはゴブリンスマートたちではない。

注目しているのは彼らの剣だ。


狙い通り剣は「パキッ」、「バキッ」と音を立てて割れていっている。

成功だ。


よし仕上げだ。

みなさん、剣を攻撃してください。

僕が叫ぶ。



その声にきょとんとしながらもみんなゴブリンスマートたちの剣をとにかく狙う。


最初にカルロとゴブリンスマートたちの剣が交差すると思ったら…パリン

ゴブリンスマートの剣が根本から崩れ落ちる。

これにはゴブリンスマートは上の空だし、当のカルロも口をあんぐり開けて驚いている。


次にレンの短剣がゴブリンスマートの剣の横を打つ。

またパリン…と音を立ててゴブリンスマートの剣が崩れ落ちる。

またまたこれにもゴブリンスマートは上の空だし、

レンもカルロと同じように口を開けて驚いている。


今度はサラの氷魔法がゴブリンスマートの剣に当たる。

今度もゴブリンスマートの剣が崩れ落ちる。

ゴブリンスマートは当然上の空、サラもカルロとレンほどではないが、口を開けて驚いている。

…静かそうなサラにしては珍しい。


何回続けるんだ。この茶番。

まぁとにかく勝負アリだな。


もう少しで洞窟編終わりそうです。


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