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無罪を主張しますわ

 あれは国王陛下の弟のシュバリエ大公が黒幕なんだけど、彼はかなり巧妙で一切の証拠など残しておらず、この後も幾度となく王権を狙ってくるのだが、最終話近くまで決して尻尾をつかませない。


ゲームの中でもヒロインが攫われたり狙われたりとかなりヤキモキさせられた。


 それはゲームをしたからわかっているだけの情報で、現時点であいつが黒幕です! とは絶対に言えない。

国王陛下の弟だし、そんなことチラッとでも言えばあの腹黒大公に即刻殺されてしまうって。完全犯罪でね。


 なのでシュバリエ大公のことはこの際は忘れて無実を主張する。


「あの! 私に暗殺の嫌疑がかけられたと聞きましたが、それは――」


「暗殺の嫌疑?」


 リゼル王子が口を挟みかけたが、すぐにシャリル王子が成瀬の顔でフッと笑った。


「僕が見たんだ。アンジェリカ嬢は襲撃を知っていたよね? 男たちが襲撃する前に兄上のところに走って行ったのを確かに見たんだけど」


 お、おまえのせいか!


 おい、おい、知らない仲でもないし部下ならそこは黙っていても良くない?


 目を丸くした私を見つめながらさらに続ける。


「自作自演では? 兄上を守ってその功績で婚約者になろうって、そういうことでしょ」


 やめろ、的外れコメントやめろ。


 ほら、リゼル王子の眉間の皺が深くなってる!

 推しから胡乱げな視線を投げられるとか辛いから、ご褒美とは思えないから!


 このままではおっさん国王まっしぐらだわ!


「私!!」


 勢いよく立ち上がり拳を握りしめながら声高に主張する。


「結婚なんてしたくないですから! 結婚とか、絶対にしないです!」


 おっさん国王と。


「「え?」」


 王子ズが同時に反応する。


 ゲーム世界のアンジェリカは、リゼル王子をしつこいほど追いかけ自分が絶対に婚約者になるべきと、ヒロインに会う前から、他の令嬢に嫌がらせをしては蹴落としていたのに、いきなり結婚はしたくないと言い出したから驚いたのだろう。


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