義妹の頬が好きすぎて将来を誓い合う仲になりました
今回はただただひたすらほっぺに愛を入れました。
突然だが、俺は頬が大好きだ。
人は何かしらの嗜好は持っていると思う。それが、俺にとっては頬なんだなと自覚もしている。
きっかけは、俺の義妹である由姫の些細な悪戯により怒った俺がお仕置きという意味で妹の頬を左右に引っ張った事から始まった。
義妹と言っても、俺らが小さい頃に再婚した事もあり、ほとんど妹みたいな関係なんだが。
そんな由姫は天真爛漫で喜怒哀楽の表情が豊かな事もあり、由姫の頬は表情筋がしっかりしていて肉付きが良く、肌もきめ細やかで伸び率も弾力も申し分ない頬をしていた。
そんな由姫の頬を触ってしまったら、俺が頬好きになるのは決まっていたのだろう。
「また俺のアイス食ったろ!」
「残してる方が悪いんです!!」
「ほう……。ならその口が悪いのか」
「いひゃいひゃいひゃい!!」
今でも覚えてる。
妹の頬はしっとり肌にもっちりした弾力で例えるならまるで炊き立ての餅のようで、ぐにぐにと頬を引っ張る度に柔軟に変形する頬はとてもとても気持ちが良かった。
そして、俺は由姫の頬への虜になってしまった。
「由姫の頬にご飯粒付いてるぞ」
「まじ? 取ってくれる?」
「全く、高校生にもなってご飯粒とは情けないな。動くなよ」
「取れた?」
「まだだ。まだ動くなよ」
「……お兄ちゃん」
「まだだ」
「ただ触りたいだけじゃんか! ばか!」
それ以来、妹の悪戯は鳴りを潜めたが俺は何かの名目つけては頬を愛でるようになっていった。
「なんでこんなに変態になっちゃったんだろーなー」
「由姫のせいだからな」
「あたしのせい?」
「由姫がこんな頬を持ってるから触りたくなるんだ。愛でたくなるんだ」
「そうかー。あたしのせいなのかー……」
いつの日か、由姫は俺の膝に対面に乗るという超至近距離で俺が触りたい時に頬を触らせてくれるようになっていった日々が続いた。
そんなある日……
「あーあー、いーいー、うーうー……」
「何してんの?」
「いやー、歳取っちゃうとほっぺが弛んできちゃうでしょ? その予防で表情筋を鍛えてるの」
歳取るってまだ高校生だろ……
というか、由姫のこういう点は良い意味で本当にマメである。頬を重点的に欠かさず手入れをやっているし、美顔ローラーみたいなのや自分でぐにぐにと頬をしっかりと行なってるのを見てきてるからだ。
その甲斐もあってか、朱み染まった果実は俺のストライクど真ん中の好みに育っていった。
頬へのケアを終えた由姫はいつもの特等席へと座ってきた。
「そういや、あたし達って結婚出来るの知ってた?」
「知ってるよ。けど由姫に恋愛感情なんて無いからな」
「わかってるわかってる。何年あたし達一緒にいると思ってんの? お兄ちゃんの事は全て分かってるから」
「それで、あたしから良い提案があるんよね」
由姫からの提案……長年、一緒にいて由姫からの提案は経験上良い事なんて稀だ。めんどくさくて全くもって良い思いなんてした事ないんだから
「なんか失礼な事思ってない?」
「思ってない思ってない」
由姫はリスのように頬を膨らますが、俺にとってはご褒美なんだよ。
「お兄ちゃんは義妹のほっぺを撫でちゃう変態さんなんだよ。そんな変態さんが見知らぬ女の子の前に出てみてみ? 通報されて終わりだよ」
確かに由姫の頬を愛でてるのは合ってる。確かに変態だと思ってる。けど、通報はされない……されないよな?
「だから、あたしが通報されないように面倒みてあげるよ?」
思った通り、由姫の提案はめんどくさい提案だった。
「大丈夫だ。俺は由姫の頬が好きで愛でるだけなんだ。無差別に愛でてる訳じゃないから」
「いいの? もし、あたしのほっぺが見知らぬ男達に汚されても?」
由姫の一言によって頬を愛でてる手が止まってしまった。
ここまで俺好みに育ってきた由姫の頬を他の野郎なんかに取られてたまるものか。くそっ、イライラしてきた。
「ふふっ。手が止まってるよ?」
「……何も思ってないから」
「本音は?」
「くそ野郎共に絶対触らせてやらん!」
「じゃあ、言うことあるよね?」
由姫の言わせたい事はわかってる。
熟れた頬を独占出来るのと見知らぬ野郎に頬を汚されるのを選べって言われたら、そんなの一択に決まってる。
「わかったよ。だけど今すぐは無理だからな」
「んふふ。作戦通り……」
「由姫……嵌めたな」
「ごへんにゃしゃい! ごぇんにゃしゃい!!」
由姫の頬は綻んでいて、いつも以上に左右に伸びて、より一層ぐにぐにと弾力を増していたのだった。
ご愛読ありがとうございました。
私はほっぺにつんつんと埋もれさるのが好きです。
おすすめ嗜好があれば感想などよろしくお願いします。