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プロローグ1

初投稿なので、誤字脱字やおかしな文法などは大目に見てもらって指摘くださるとありがたいです。

本業もあるので更新は不定期ですが1~2週間に一回は投稿したいと思っています。守れなかったらごめんなさい。

では私の過去の黒歴史から始まった産物、お楽しみください。

「黒霧龍牙さん。残念ながら、あなたの人生は終わってしまいました。」


 足元に霧が立ち込める不思議な場所で最初に言われた言葉がそれだった。

 目の前には手と顔以外露出ほぼゼロのドレスに身を包んだ美人の女性がおり、周りにはその女性以外何もなくただ星空と霧の大地が延々と続いている。


「本来あなたの魂はすぐに浄化されて新しい···あの~、聞いてます?」


 いや、よく見ると、女性の後ろに不思議な彫刻の入った石造りっぽい門がある。他に何かないかキョロキョロしていると···


「周りを見てないで話を聞いてください!」


 何故かその女性に怒られた。


「ようやくこっちに注目してくれましたね、では改めて···黒霧龍牙さん。残念ながら、あなたの人生は終わってしまいました。本来あなたの魂はすぐに浄化されて新しい生命として生まれ変わるところですが、貴方には選択肢が特別に与えられています。このまま通常通り新しい生命として生まれ変わるか、私たちの依頼を受ける代わりに記憶はそのまま残して別の世界に転生するか、どっちにします?」


「···はい?」


 意味が分からなかった。自分が死んでいる?じゃあなんで今此処で2本足で立っているんだ?て言うかあんたは何処の誰だ?此処は何処だ?あまりの急展開に等々様々な疑問が浮かんでは消えていったが、


「まあ、いきなりこんなこと言われても現実味がありませ「よっしゃー!」んよ…へ?」


 まず最初に浮かんできてそのまま大きくなっていったのは歓喜だった。


「つまり俺は死んじまったけど転生できるチャンスを得たってこと、そんでもってこの状況ということはテンプレか!で、依頼というのは何だ?魔王討伐か?戦争への参加と勝利か?技術革命か?」

「だいぶ予想とは違う反応ですが、話が早くて助かります。あなたにお願いしたい依頼とは、このあと何年後かに送り込む勇者の補佐をして魔王を討伐してほしいのです。」


 すると、龍牙のテンションが目に見えて下がっていった。


「勇者を送り込むなら別に俺はいらなくないか?その勇者てのはテンプレどうりのチートなんだろうし、そいつにたおさせりゃいいじゃないか。」

「できるならそうしたいのですが・・・」


 そのあとこの女…女神さまの話を要約するとこういうことだった。

 本来神々のルールにより魔王討伐などの非常事態でもほかの神の管轄の世界から連れてこれるのはひとりまでだが、今回は勇者候補の人間があまりにも平凡な人間しかいないのだそうだ。よってこのままでは魔王を倒せる確率が40%をきってしまい、このままではまずいと一回だけある程度まではルール違反を見逃してもらえることになったそうだ。


「しかし見逃してもらえるといっても、もう一人勇者みたいなチートガン済み人間にするのはさすがに見逃してもらえないですし、もう一人別の人間を転移させるのも隠蔽のめんどくささからみのがしてもらえないんです。なので、あなたにはあくまでこちらの世界の人間の枠内で最高スペックの人間に転生してもらい、勇者が転生するまでに勇者の補佐ができるまでに成長してほしいのです。」

「それは分かった。だが、そんな神様の事情を一般人の俺にぺらぺらとしゃべっていいのか?」

「・・・あ、」


 どうやらこの女神さまは色々と抜けているようだ。


「いま私のことをドジだとか抜けているとか思ったでしょう!私はドジじゃないし抜けてもいませんからね。と、まあこのことは忘れてもらうとして、って何ですかその残念な人を見るような眼は!今すぐやめなさい!」


この後なぜかキレた女神様からお説教を食らう羽目になった。


「はぁ、はぁ、と、とりあえず、あなたに与えられるスキルはこの中から選んでもらいます。数はEからSまで希少度ごとに一つずつ、ただし最低のEランクは二つ選べます。スキルの詳細はこの本にまとめてありますので熟考して決めてくださいね。この世界で過ごした時間は外界の一万分の一ですのでどうぞ心行くまで悩んでください。」


 なんか知らんが急に話を進めやがった、と思いながらもスキルをもらえると聞いてオタク心がくすぐられた俺は急に自分の目の前に現れた本とその分厚さに驚きながらもその本、スキルブックに目を通そうとしたとき、


「あ、でもその前にどうやらあなた、死んだ日の記憶がすっぽり抜けてるみたいなのでまずはそれを思い出させてあげますね。」


そういって今まで一歩も椅子から動こうとしなかった女神さまがおもむろに立ち上がったかと思うと突然俺の目の前に現れ、頭に手を置いてきた。


「忘れているということはつらい記憶なんでしょうが頑張って耐えてくださいね。《記憶回帰(リコール)》」


その言葉とともに、俺の意識は闇に閉ざされた。

続きはできるだけ早く投稿します。少々お待ちくださいませ。

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