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世間知らずの恋愛事情  作者: 未来
1/1

家出からの外出

はじめます、初心者なので指摘や感想などがありましたらお願いします。





みらいのぼくへ


これを見ているということは、何かかなしい事があったんだと思います。


そのときは思い出してください。


お母さまはぼくに「みなとけのおとこならどんなときもきょうしゃたれ」といってくれました。


だからないたらダメなんだと思います。


やさしいお母さまはいなくなっちゃったから…だから僕はお父様の味方とし.....





ビリビリビリ



俺は紙を破いた、原型が残らないほどに。


「不快だ」


引越しのために荷物をまとめて、部屋の掃除をしていたら懐かしいものを見つけたから読んでみたが...


「母さん....か」


なんで母さんはあんな男と結婚したんだろう?母さんの唯一の欠点は男の見る目がない事だな。


破った紙をゴミ袋の中に混ぜて外に立っている男に扉越しで話しかける。


「後は任せた」

「分かっています。妹様にもこの計画はバレていません。ご安心を」


そのままただ長いだけの廊下を歩いて、玄関にまでたどり着く。


(生まれてからずっと住んでいた家を離れる時は悲しいと聞くが...そんな事ないな)


扉に手をかけた所で後ろから呼び止められる。


「燈真坊ちゃん、一体どちらに?」

「....やぁ、メイド長。ちょっと散歩に行こうと思って」


「へぇ...それにしては動きにくそうな服ですね、お着替えをお持ちしましょうか?」


「あはは、軽い運動だから大丈夫だよ。じゃあ...」


扉に手をかけ外を出ようとしたその時


「お待ちを!」

「!」

「最近妙な噂を耳に挟みましてね...」


(....不味い、こいつにバレるのは計算外だぞ)


目の前にいる彼女は湊家に代々仕える池上家の人間だ。


他にも色々と違う役割を持って仕えてくれているのだが...池上家は不審者の撃退。つまり戦闘に特化した一族なのだ。


「はは、一体どんな噂なのかな?聞かして貰えないかい?」


この家から出ていくことはこの家に仕えてくれている人の中にも数人しかいない。


勿論、父さんと妹にも知られていない。


「なんと...!最近檻から脱走した動物さんがいらっしゃるそうですよ?」

「.....へぇ?」


(絶対にバレてる...誰だよミスした奴は...)


「確か...その動物さん...ここの近くにいるらしいですよ?」

「.....」

「だから.....ね?」







「散歩の時に見つけたら写真撮って来てくださいね、でかいクマさんらしいですよ!け」

「え、は?うん。任しといて、じゃあ...行ってきます」

「行ってらっしゃ〜い!」


外に出てもう1つ扉を出ると、前もって手配していた車に乗る。


「良かった...成功しましたね」

「あぁ...とりあえず車を出してくれ」

「はい、任せといてください。引越し先まで安全運転でお送り致しますよ」


そのまま車に乗って引越し先に向かう間、運転手と少し話をした。


「なぁ...池上家の最大傑作って言われているあの女の子...大丈夫なのか?」


「え....メイド長ですか?」

「あぁ。中三でメイド長ってやばいだろ」


「でも彼女仕事出来ますし、最悪の場合は戦える物がメイド長になりますからねぇ....頭は良くないですけど。いいんじゃないですか?」

「1つに特化した人間...か。父さん好みの人間だな」


全く...実力主義も困ったものだ。年下に身の回りの世話をしてもらうなんて辛いだろ。


「話は変わりますが燈真さま...」

「なんだ?」


「本当に大丈夫なのですか?」


「....は?」


「初めての一人暮らし、湊家の管轄外の学校、一人も知り合いのいない教室。そんな所で高校生活を送るのですよ?」


「まぁ、大丈夫と言ったら嘘になるけど....」


「あんな金持ちの腐ったヤツらばかりいた学校にいるよりはマシだと思ってる」


俺は高校1年生を坂ノ谷学園と言う芸能界や富裕層しか通えないような学校で過ごしていた。


そんな高校生が通える中では最高峰の学校は漫画の世界などにある煌びやかな感じは一切なく、実際は金持ち自慢やら芸能界の話しや他人を陥れようとすることしかしない。


世の中のカーストとしては最高峰にいながら人間の出来としては最底辺。

そんなヤツらと一緒にいる毎日は苦痛だった。


「あはは、燈真さまは湊家の人間らしくないですよね。やはりお母様の影響ですか?」


確かに俺が金持ち自慢とか湊家の人間として振る舞わないのは母さんが一般人だからかもしれないが...だとしたらあの妹は父さん似なんだな。

「まぁ、かもしれないな」



「....それは良かったです。あ、つきましたよ」


「ここが?」

見た目は普通のアパートだ。


「ええ、ある人におすすめしてもらったんです」

「ある人?」

「....内緒ですよ、燈真さま」

「あっそ、まぁここまでありがとう。後は上手く帰ってくれよ」

「ええ、燈真さまもお元気で...これが部屋の鍵です。それでは....」


(行ってしまった...まぁとりあえず部屋に行ってみるか)


部屋をの鍵を開けてみると、右には風呂場がある。


そのまま真っ直ぐ進んでみると必要最低限な物だけ置いてある。


テレビ、布団、後は料理をするための道具に...妹の真乃香のポスター...


「.....後でネットで売るか」


あいつは湊家の広報活動としてアイドル活動をしている。どれくらい有名かは知らないが、1人くらいはファンがいてもおかしくないだろう。


「少しこの街を見ておこう。特にスーパー?を探さないと....」


あぁ...スーツでこの街を歩くのは少し浮くか?でも特に服なんて持ってないしな...


まだ開けてない段ボールを開けて中身を確認すると、俺が通う事となる天扇学園(てんおうがくえん)の制服があった。


「制服...前の学校にはなかったからなんか新鮮だ」


とりあえず制服に着替えてみた。


「....!いいじゃん、これで行こう」


制服に着替えて、外に出た。もしかしたら湊家の関係者がいたら嫌だからマスクをつけた。


家からはあまり出して貰えなかったせいで、外に出るのはテンションが上がる。


「これが....スーパー?!」

母さんから聞いていたが...あまりにも小さい。こんな所で食料が売っているのか?


「あ、あの....」


もしかしたら自分に言われているのかと思い、振り返ると目の前にいるのは...俺より少し大きい女の子だった。なんの用だろう。こちらはスーパーに夢中のだが...


「なんですか?」


「お財布落としましたよ?」


制服のポケット入れていたはずの財布を彼女が持っている。


「え、あ、本当だ...ありがとう」


浮かれすぎだ...少し反省しなければ...


「君...その制服...」

「え、あぁ。天扇学園の制服だよ」

「うん、私もその学校に通ってるんだけど...お兄ちゃんかお姉ちゃんの制服借りてるの?」


は?


「....俺はこの春休みが終わったら転校してくる予定で、高校2年生だ...」


確かに俺は母さんに似て身長が低いよ、だからといって俺の事を高校生と見ないとは...許せん。


「あ、ごめんなさい!」

「別に構わないさ、財布ありがとう。では...」


牛乳でも飲もうかな...高校生に思われないとは侵害だ。


「ねぇ、もし良かったらだけどさ。ここら辺の案内しよっか?」

「なんでだ?」


「ここら辺は私も去年のこれぐらいの時に来たんだけど...その時に何があるか分からなくて困ったから...君にはそんな思いして欲しくないんだ」


なんと優しい人なんだ、前の学校の奴らは少し分からないことがあったりするとすぐに揚げ足をとるし、自慢を混ぜてくるし、皮肉をいうし。なのにこの子は...!


「素晴らしい.....」

目の前の子の手を取る。

「へ?!」

「ありがとう、お願いしてもいいかな!」

「あ、えっと?うん?任せてよ!」


「私の名前は名前は天童日和(てんどうひより)よろしくね!」


マスクをつけは相手に失礼だと思い急いでマスクを外す。


「俺の名前は、湊燈真(みなととうま)よろしく」



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