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裏街道

久しぶりの投稿です。

?日誌、騎士???8?ス

『文字が汚れによって読み取れない』


その日は行軍中だったのを覚えている。ピクニック日和な空模様だった。地の彼方から光が消えていき、夜に変わったかのような錯覚を覚えるほど闇が広がる。


その薄暗い闇の中で一人の重騎士が歩いて来る。


いきなりのことで兵達は動揺して隊列が乱れる。


私は伝令を走らせた。すると大地からポツポツと雨と影が生えて来る。


目を疑いたくなる事態。騎士を先頭として黒い波が地平線の闇より押し寄せて来るようだった。


しかし、彼らは進んでは来ない。まるで競争のスタートを待っているかのようだった。

私はソレを見て強がった。


「敵は我が軍を見て恐れをなしているぞ!」


私の声は震えていたと思う。だが部下たちは声を出し、感情が伝播する。崩れていた隊列が纏まりを取り戻し、さらには雄叫びまで聞こえて来る。私は安堵したのを覚えている。すぐさま部隊は展開し、未知の軍勢と戦おうとしている。ならば私も戦わねばならん。騎兵隊を集め、突撃できるように待機した。騎士長は名乗りを上げる。


「セクテル・シューテル騎士長だ!騎士の誇りがあるなら名乗りを上げろ!」


黒い重騎士はハルバードを突き出した。黒い波は動きに伴い、ゆっくりとそれでいて恐れを知らない戦士のように構えを解かぬまま行進してくる。こちらの兵たちの息遣いが聞こえてきそうなくらい緊迫した状況だったと思う。


人生は辛い。しかし、成功すれば辛さは減る。成功の頂点に立てば過去の辛さは消える。


だが失敗から学べるのは生きているものだけだ。


突撃(ジャーヴェス)!」


雄々しく叫びをあげながら敵と削り合う。鍔迫り合いの音が雨を打ち負かす。

「叫べ!叫べ!叫べ!」


天から光が差し込む。黒騎士が私をめがけて突き進む。正に悪鬼のごとく地を滴らせ肉塊を作り上げて行く。

私は逃げ出した。愚かな肩書きに踊らされた戦旗は地に落ちたのだ。これを読んでいるものよ。誇りは砕ければ無価値だ。


戦旗ゼリ・ジョク

ワンチャンこれで終わるかもですぅ・・・

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