同レベルの連中の話を聞いてどうすんだ?
不思議に思う事がある。
学校でも仕事でもよく見る光景なのだが。
やり方を隣の席の人に聞くのだ。
なんでそんな事をするのか?
隣にいるのは、同じ程度の頭しかない奴だ。
やり方にしたって、同じ事しか知らない者だ。
聞いたって正解が出てくるわけがない。
聞くべき相手は、先生や上司だろ。
でなければ正解は分からない。
正解というよりは、正しいやり方というべきか。
正しいやり方を知ってるのは、上司や教師だ。
席を並べてる隣の人間ではない。
聞くだけ無駄なのにどうして聞くのか?
そして、間違ったやり方を通して、皆が同じように失敗する。
そうなるのがオチだろうに。
本当にこれが不思議である。
小説家になろうでも同じような光景を見る。
底辺脱出したい。
そういう声がある。
その気持ちは痛いほど分かる。
俺だって、底辺にいたくない。
出来るなら、より大きな評価を得られるようにしたい。
そうなりたい。
そう思ってはいる。
実態はというと…………非常に情けないものになってるが。
だが、少しでも浮かび上がる為に、自分なりに努力したつもりでいる。
その為に参考にしたのが、上位陣だ。
それが最大の教科書であり参考書であり、貴重な資料だ。
何せ、実際に上位にいる。
これ以上の正解はない。
ただし、やり方が書いてあるわけではない。
あるのは答えだけだ。
なので、やり方はそこから逆算していかねばならない。
解析と言うのかもしれない。
研究ともなろうか。
何にしろ、自分で考えねばならない。
そうして、足りない頭を無理矢理働かせて今に至る。
おかげで、というべきか。
なんとか評価を貰えるようになってる。
俺の力量を考えれば、分不相応な程だ。
そうした得たささやかな体験から、あらためて思う。
話を聞くなら、上司や教師だ。
ものを知ってる人だ。
成功してる人だ。
成功の実例だ。
それらが何故成功したのか。
それは分からない。
だが、実際にあるものを見聞きする事は出来る。
ならば、そこから何かを見いだすしかない。
上手くやりたいなら、こういった事が必要だと思うのだが。
なぜかこれを否定する人たちというのがいる。
なぜなのかは分からないが。
ただ、本当に上手くやりたいなら、上手くやってる人に学んだ方がいいと思う。
その全てを取り入れる事は出来なくても。
その全てが正しいわけではなくても。
だけど、失敗してる、上手くいってない今の自分よりはマシである。
失敗を繰り返してる今の自分をこれ以上繰り返してどうするのか?
隣のいるのが成功者なら、その話を聞いた方がいいだろう。
しかし、そうでないなら。
どれほど聞く価値があるのか?
試しに一回か二回やってみるのもいいかもしれないが。
だが、それに労力や時間がかかるなら、やめておいた方がいいだろう。
手軽に、ほんの一瞬で終わるなら、それほど失うものもないが。
それが何日も、何週間も、何ヶ月もかかるなら。
何年もかかるなら、やめておいた方がいいだろう。
費やした時間と、それに伴う労力などが無駄になる。
もし、周りが言ってるようにやって上手くいってないなら。
まずは、その周りを疑った方がいい。
そして、そんな所から離れた方がいい。
でなければ、おそらく失敗を繰り返すだろう。
それでもいいというなら、それで良いのだろうけど。
それが嫌だというなら、少しやり方を変えてみてはどうだろうか?
その為にも、周囲の言ってることを遮ってみよう。
無視してみよう。
それで成功してる人ならともかく。
それで上手くいってるわけではないなら、疑った方がいいだろう。




