プロでもないのに……って、いやいや、そうではないのでは?
「考証や検証は建前で、そこが目的ではないのでは」「本当にそれで成長があるのか疑問である」「つまらないと言われるより無視の方がよっぽど良いだろ」とかの続きみたいなもの。
「一番簡単な感想の手段として評価点」とも多少は関わりがあるかも。
「プロでもないのにそこまでやるのか?」
「素人やアマチュアにそこまで求めるのか?」
指摘やら批判やら反対やら反論やら否定やら色々あるが、こういったものを受けたときに出てくる言葉の一つにこれらがあると思う。
これらは、プロや専業としてやってるならまじめに向き合わねばならない、という前提があると思う。
一見もっともに思えるのだが、本当にそうなのかなと思って考えてみた。
すると、「いや、プロならそれこそ時間をかけられないだろう」と考えてしまった。
プロとアマチュアの違いとは何か、という事も絡んでくるが、とりあえずここでは次のようにしたい。
プロとは、これで稼いで飯を食っている人たち。
アマチュアは、趣味など個人的にやってる人たち。
かなり大雑把なわけ方だが、とりあえずこうしておきたい。
もちろん、こんなものが正しい分類の仕方というわけでもないだろうけど。
あくまで分かりやすくするためだ。
それで、プロだから云々という事なのだが。
プロにそこまでの時間があるのか、という疑問をまずはいだいたい。
何せアマチュア、あるいは素人である俺ですら執筆には時間と労力を割いてるのである。
なんだかんだ言って、暇な時間というか余裕の部分はほぼ全て執筆にかかわることに費やしている。
寝る、食べる、風呂にトイレ、そして仕事といったことなど以外は、だいたい話の続きや新しい話を考えてる。
それ以外にも、疲れてぼーっとしてたり、気晴らしにゲームをしたりといったこともあるにはあるが、やはり話を考えることに割りと比重を置いている。
素人なのに。
やってみてわかったが、「かなり時間をとられるんだな」と驚いている。
話を考えるのが楽しい、これが趣味だからこれだけ時間を費やすことが出来る。
もし、読むにしても書くにしても小説が趣味でなければここまで出来ないだろう。
これがプロならどうなのだろうと思う。
素人ですらこれであるなら、プロが仕事に費やす時間や労力はこんなものの比ではないだろう。
投入する時間や労力の量だけでなく、質においても隔絶してるのではないだろうか。
何せ、これで食っていかねばならない。
少なくとも稼ぎになるだけのものを作らねばならない。
それだけでも素人・アマチュアとは意識が違ってきてるのではないだろうか。
独立している職人さんとかと同じなのかもしれない。
起業した人もここに分類されるのだろうか。
とにかく、一人で、少なくとも自分が稼ぎの中心になる人たちだ。
経営から営業から仕事から何かなら何まで自分一人でこなさねばならない立場、という事も出来るだろうか。
従業員を雇ってその負担を軽減するにしても、その為の金も必要になるだろう。
なんにしても、作業量や経営判断などに能力を注ぎ込まねばならないとは思う。
「そんな人たちの時間や労力を割かせることが出来るのか?」
出てきた疑問はこれである。
人によるかもしれないが、とてもそれだけの余裕があるとは思えない。
あったとしても、それは仕事の合間の休息に用いた方がよいのではないだろうかと思ってしまう。
よほど重要な内容でもない限り、外部からのあれこれに付き合ってる時間はないのではないかと。
となれば、「プロでもないのに」とはとてもいえない。
プロならばこそ、とりあってる時間や余裕がなくなってしまうのではないだろうか。
そう思えてならない。
こうなると、「プロでもないのに」といえなくなってきた。
仕事でやってる人たちに仕事以外のことで時間を費やさせてどうするのかとも思う。
すでに書いたように「よほど重要な内容でもない限り」は相手にしてる余裕がないのではないだろうか。
そしてこの重要性をどうやって判断するのか?
などとも考えてしまう。
これは特に限定された一部についてという事でもないとは思う。
誰だって何かしらに時間をかけてるし、労力を費やしている。
それらをおさえて別の何かにかまけることは難しいだろう。
それを強いるとなると、よほど有益なことかとてつもなく重要なことでもないと無理ではないだろうか。
そうでないならば、相手に無駄な負担をかけることになるのは請け合いな気がする。
こんなのプロだろうが素人だろうがお断りするのが普通であろう。
というわけで、「プロでもないのに」というのはどうかなと思った。
プロであるからこそ相手をしてられないというのが普通ではなかろうか。
アマチュア以上に大変なのだろうから。
だからといって、アマチュアや素人なら時間を割かねばならないという事でもない。
例え生活と関わりがなくても、時間を割いて労力を費やしてるのは結構な負担になる。
その負担に加えて、わざわざ相手せねばならない何かがあるのだろうか……というところだ。
それこそプロ・アマ問わず、何をどこまで対処しろというのかと思う。
絶対に相手をしなくちゃならない、あるいは優先的に対処せねばならない事とはなんだろう。
優先順位が低くても、やらねばならない事に含まれるほどなのだろうか?
そもそもとして、引き受けるというか相手をするのが前提というのはなぜなのか?
それが疑問である。
考えると色々と疑問が出てくるもんだなと思いつつ、ここで話を終える。




