10月28日
僕は歩いているとよく声をかけられる
東京では手相の勉強をしているヒトがとても多いね
他には
僕の幸せを勝手に祈ってくれようとするヒトや
僕の未来について占ってくれるというヒトや
アンケートが趣味で僕の夢を聞きたがるヒトや
カウンセリングの修行をしているヒトや
変わったところでは
映画の出演依頼なども。
みんなステキでイイヒトたちばかり。
ありがたいことです
まさにこの世はパラダイス
歩いているだけで
手相見てくれたり
道に幸せが落ちていたり
未来のことがわかってしまったり
夢を実現できたり
カウンセリングで悩みを聞いてくれたり
俳優になれたりするんだから
僕は奥ゆかしく恥ずかしがり屋でヒトの好意を無駄にするデキテイナイ人間なので
まだ一度も彼らの好意を受け入れた事はないんだけれど
ステキでイイヒトたちのお話 ちゃんと聞いていれば
今頃は幸せいっぱい夢いっぱい 悩みもなく 夢もかなって
ついでに有名人だったのに
惜しいコトをしているよ
まぁ話を聞いてみたいとも思う
でも怖いよぅ。
なんでかというと
ステキでイイヒトたちにこういうこと答えそうだから
例1
手相の勉強のイイヒトたちに
──へぇ。僕もね、実は死相の勉強してるんですよ。そのヒトの顔をみるとね
あ、このヒト・・やばいかもとかすぐ゛わかっちゃうんですよね
あなたの場合は ・・あ、いえ、やっぱり言えません。
僕達の掟でね、ヒトに本当のコト教えるといけない事になってるんだった
特にそのヒトが不幸になる場合は、いえ、なんでもないです
それよりほら、ここみてくださいよ、僕の手のひら。
鉛筆の芯入っちゃってるでしょ
これねぇ 小学校のころ 手が痒くてね えんぴつでがりがり掻いてたら
ブチってささっちゃってそのままポキッと・・。
そのままほったらかしにしておいたら だんだん皮膚の中に入っていって
こうなっちゃったんですよね
この鉛筆の芯は僕の人生において何を意味しているんですか?
ねぇ。あ、逃げないで教えてくださいよう、ねえ 鉛筆の芯の意味するものについてぇ




