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エピローグ〜まだ終わらない〜
学校。そこは学生や教師が行く場所。学生はほどほどに勉強をし、教師は文部省から与えられた事を教える。しかしそれは昼の話。夜は夜で、別のものがいる。やつらは勉強をするわけでも、教えるわけでもない。やつらが『学校』という空間に溜まっているわけは、大きく分けて二つある。そこに未練があるか、人に危害を加えるか、である。危害を加えると言っても、その強さは様々だ。イタズラ程度のものもあれば、。
それらは俗に『七不思議』と呼ばれている。
しかし、その七不思議は六つまでしか知られていない。
生きてる者なら誰も知らない。
それが七不思議。
誰も知らない七不思議。
これまでにも、七不思議に関わったがためにこの世から消えた人はたくさんいる。
それでも人は七つ目を知ろうとする。
そして消される。
学校の住人たちにとってはいい餌だ。
今夜は一体どんな人間が来るのやら……