課題
描写が本当に難しい(-_-;)
何か感想があったら下さいm(_ _)m
お願いします\(^O^)/
最後の授業が終わり、最後の連絡事項の時
「お前ら課題が出たぞ」
その瞬間教室の空気が一日が終わる独特の空気から緊迫した空気へと変わった。
課題とは、国が学園に犯罪者の捕縛、時には殺害を依頼することだ。中には本当に危ないものや精神をおかしくしてしまう者も出てくる。それ故に課題を達成した時の評価は高い。しかし失敗した時や間違えてしまったときは評価はマイナスされる。それもまた大きいのだ。そしてこの課題を達成した者しか軍でも伸し上がることは出来ないと言われている。だから学生はこの課題が出たら放課後は解決のために費やす。それくらい重要なものなのだ。
「今回は連続殺人犯だな。最近路地裏で若い女性の死体が発見される事が多い。その殺され方が似ている事から同一人物によるものだと判断したようだ。情報はこれくらいだ。評価は50だ。少し高いが危険なものだからな。今回は捕縛しろという事だ。男か女かもわからんが気合入れていくように。以上、解散」
教官が教室を出て行った後、生徒達は行動を始めた。ノートを開いて情報を書き出して作戦を練るもの、今回で役に立ちそうな人に声をかける者、とりあえず街に出て情報を集めようと急いで荷物をまとめている者。
そんな中一人だけ何もしないで外を眺めている者がいた。
「今日は少し寒いから外には出たくないな。よし、今日は寮で過ごそう」
「いつも寮にいるでしょ。前の時に次は私と一緒に課題するって約束したでしょ。調査に行くよ」
ため息をつきながら見上げると腰に手を当てて見下ろしてくるコーディリアがいた。彼女はやる気があるようだ。彼女は正義感が強い。だから評価だけを理由に課題に臨むわけではない。ただ悪い事が許せないのだ。そういうところがまた人気のある理由でもあるのだろう。
眩しいな、太陽みたいだ。
そう思って少し目を細めまた外に目を移す。どちらにせよ課題はやらない。めんどくさいし。
「ちょっと!またやらないつもり?でも甘いわ!今回は引きずってでも私に付き合ってもらうから!」
「はぁ」
「とりあえず貴方の寮の鍵はゲットしたわ!」
「うそ!」
「さあ、寮には帰れないわよ!」
「じゃあ図書館で寝てるよ」
「ざ〜んねん!図書委員も担当の先生も課題の為にやることがあるから開いてないのよ。まぁ成績優秀者のお願いだったら先生は聞いてくれるかもしれないけど、貴方は最下位だからそれもないわ!」
「・・・知らなかった。というかその執念が怖え」
「ほら、行くわよ!貴方の評価を上げるために!」
「へっ?」
「あっ、いやっ、あの・・・いいから早く!」
「はいはい」
意気揚々と進むコーディリアの後ろをめんどくさそうに歩いていくトレスの姿をその場にいた男子全員が羨ましそうに見ていた。