相談
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皆さんありがとうございます(*´∇`*)
「で、重要な話って?」
レイは現在コーディリアに引っ張られて訓練所の隅にいる。コーディリアはついた瞬間頭を抱えて何か唸りながらしゃがみこんでいる。
「コーディ?」
その瞬間立ち上がっていきなりレイに向かって頭を下げた。
「えっと?」
「いきなりこんなところに連れてきてごめんなさい!すみません!レイの予定も聞かずに暴走してしまいました。でも、出来るなら私の相談に乗ってくれると助かります。とても重要な事なんです。いや、私には重要だけどレイにはどうかわからないというかどうでも良いかもしれないことかもしれないけど、私には重要なことなんにゃ!・・・いったぁ、かんだぁ」
コーディはまたうずくまって口を押さえて涙目になっている。
「・・・相談にのって欲しいってことで良いのかな?」
「そうなの!あのね」
「トレスのことだろ?」
「・・・なんで知ってるの!エスパー!」
「いや、コーディからの相談だったらあいつの事しかないかなぁって」
「そうなの?」
「うん。そう」
「そっかぁ・・・。まぁ良いわ。それで相談には・・・」
「のるよ。というか俺も今日のトレスは何か違う気がしたし」
「瞳よ」
「え?」
何が『瞳』なのだろうかとコーディを見て言葉が出なくなる。コーディは今にも泣きそうな顔をして地面を見つめていた。
「瞳が違うの。今までもやる気のなさがにじみ出てたり、本当に起きてるのかどうかもわからないくらいに緩んだ瞳をしている時はあったわ。でも今日のは違うのよ。何か全てをあきらめているような、沸きあがってくるものを必死に抑えているような、とても傷ついて今にも泣き出しそうなそんな瞳だったの」
こいつすごいな
瞳だけでそこまで読み取るなんて普段からあいつをしっかり見てないとわからないと思う。本当にあいつが好きなんだ
「どうしたい?」
そう聞くと驚いたようにこっちを見てきた。
「わからない。でも、彼のことを知りたい」
それは俺も同じ。なら、
「監視しようか」
我ながら綺麗に笑えたと思う