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第二十一話 手を取りたい

カヌレ一行は、現地にたどり着いていた。

見た限りはただの廃病院だ。しかしカッサータは、診察室に来たカヌレ一行を見て悔しそうに口を尖らせた。

「ええー、怪盗ノクターンじゃないのー?そんな大勢で来ちゃって…。カッサータって人気者だわ。」

彼女の言葉に全員が静かに構える。ガレット刑事が静かに言った。

「お前はここで逮捕だ、カッサータ。」

「やだ〜逮捕されちゃう♡」

彼女は照れたが、不思議そうに首を傾げた。ホワイトショコラの方を見る。

「あら?見たことない雰囲気の男。うねうねとした黒髪に黒眼鏡…うーん隠キャ臭がするけど、どうなの?」

ホワイトショコラが笑顔で答えた。

「僕はカヌレさん推しですよ。」

「あらそうなの、残念。」

次の瞬間カッサータが足を上げた。即座に飛んできた銃弾をホワイトショコラが交わす。その直後、ガレット刑事が後ろからつかみかかるが巧みに回避された。クレールがすぐにタックルをかますが、うまく避けられる。その間にポムはカナレを引き連れて、近くの建物の中を漁り始めた。

「ちょっとなにしてるの?ここは怪盗ノクターンの隠れ家よ。そんなところ漁っても…なにも出ないわよ!」

すぐに足を向けて発砲するが、ガレット刑事が横から足を受け流して多少軌道を変えたので、2人に当たりはしなかった。わずかに逸れた銃弾が壁にめり込む。

「あら、やるじゃない。」

「お前もな。」

ガレット刑事とカッサータが即座に相手に1発決めようと動く。しかしどちらも相手に及ばず、その上でカッサータは死角から来るクレールのタックルや、ホワイトショコラの足をいい感じに避けていた。その様子を横目にポムが静かに言う。

「いったいどうやってあんなに避けてんのよ…?死角すら通じないっていったい…?」


一方その頃、フィナンシェ一行もシュトーレンに遭遇していた。

「女1人と男4人か。おいおい、俺が可哀想じゃねぇか少し?」

シュトーレンが笑いながら銃を発砲する。相変わらず音と違うところから、銃弾が飛んでくるが…。バウム店主が悲鳴と共にギリギリで避ける。

「危ないじゃないの!なにすんのよ!フィナンシェ様に発砲しないだけ許してあげるけどッ。」

彼女の様子に、シュトーレンから驚きの声が漏れる。

「へぇ、俺の弾丸を初見で避けるか。褒めてやる。」

「少しくらい手加減しなさいよ!」

その直後鑑識のフロランタンが、横から襲い掛かろうとするが即時に銃弾が飛んだ。その隙をついて同時に迫っていたマドレーヌが、近くの椅子を蹴飛ばし相手の方にやりつつ自らも向かう。なんとかギリギリで銃弾を回避したものの、拳はあと数ミリシュトーレンに当たらない。思わず舌打ちをかます。

「チッ。あたれよ。」

「お前がな?」

避けた反動を利用し、マドレーヌの眉間に銃口が構えるシュトーレン。すぐに発砲音が響くが…なんとかギリギリマドレーヌが避ける。やはりこちらもカヌレたちと同様乱闘にはなった。その間にフィナンシェが応戦しつつ、建物内をくまなく探す。

「…なにしてんだお前?」

パァン!

間一髪、店主バウムによる拳で銃口がそれフィナンシェの頭の横をすり抜けていく。フィナンシェは静かに漁りつつ、必死に頭を回転させていた。

(この別方向から飛んでくる銃弾は、絶対裏があるはず。)

レバーを一本見つけて、ガコンとひく。その瞬間建物が少し小刻みに動き出し、どこかの壁が回転した音が聞こえた。

「やはり…古いが、からくりがあったか!」

フィナンシェの叫びに呼応するように、マドレーヌがダンと床を踏む。その瞬間ゆかの一部が下に沈み、したから銃口が出てきた。銃声音と共に間一髪で体をのけぞらせ、なんとか回避する。

「うおっわ!危ねぇ!?」

「ははっ!そう簡単には、この建物のカラクリはできてねぇんだ。必死に頑張れよ?俺が手助けしてやってもいいぜ?1人じゃ大変だろう?なぁ?」

フロランタンの拳を避けながら、フィナンシェの方に銃弾を打ち込む。パァンと派手な音が響くが、またもやギリギリ当たらない。4人と攻防を繰り広げながら、駆け回るフィナンシェを見てシュトーレンが笑う。

「おいおい、時間稼ぎをせざるおえない…みたいじゃねぇか?カラクリ解くのは大変そうだなぁ?」

その言葉にぴたりとフィナンシェが立ち止まる。そして、シュトーレンの方を向く。

「…時間稼ぎですか?」

シュトーレンがああ、そうだと不敵に微笑む。

「早くサバラン様の元に行きたいんだろ?いかせてやるよ、カラクリなんかとかなくてもすぐに。ああもちろん、体はちとバラバラで、姿は紙幣に変わって届くかもしれねぇがな。」

「人身売買、酷い案件ですね。即刻逮捕です。」

フロランタンが後ろからつかみかかるが、シュトーレンに銃口を向けられ、すぐさま離れると共に銃弾が頬を掠める。彼はケラケラ笑っていた。

「逮捕?面白いこと言うじゃねぇーの。嫌いなんだよなぁ…上に立つ、支配する者の目がさぁ?唾を吐きたくなる。」

その言葉を静かにフィナンシェは聞いていると、静かに微笑んだ。

「…なるほど、君はそうやって最初の殺人を犯したのか。ところで、なにを勘違いしてるんだい?」

シュトーレンが攻撃を交わしながらチラリとフィナンシェを見る。彼は不気味なほど余裕たっぷりの目だった。そう…それはまるで…。

(俺が嫌いな目だ。)

シュトーレンの脳内に一瞬、幼き日の記憶が蘇る。あの頃はまだいた父の面影が、フィナンシェと重なった。

(あいつと同じ目…。)

シュトーレンは静かに口角を上げた。大嫌いだった父。傲慢で、人を見下すあの目。その割に父だけは安全地帯にいるとかいう馬鹿げた状態を思い出す。

(…はは、また出来るんだ、その目から光を失わせることが出来るのか。案外捨てたもんじゃねーなこの世界も。)

シュトーレンが頭の中で妄想する。一体どうしようか。四肢に銃弾を打ち込むか、水桶に頭を突っ込ませるか、メスで筋肉の繊維に対して真横に何本も切っていって、いったいどこで息絶えるかやってみるのもありだ。楽しくて楽しくて仕方ないと言う顔でフィナンシェの方を見ていた。その狂気的な目を見たらただの一般人では悲鳴をあげて逃げ出すに違いない。しかし、そこにいたのは探偵、それもフィナンシェ。彼は眼光鋭く、冷静かつ分析的な目で、シュトーレンを見つめ返すと静かに微笑んだ。

「時間稼ぎに対処する、良い方法を教えてあげよう。」

フィナンシェは探偵帽子を深く被ると、眼光鋭くシュトーレンを見た。

「…こちらも時間稼ぎをぶつけるんだよ。」

その言葉に、シュトーレンがハッと冷静になる。即座にフィナンシェに向かって銃口を向けるが、フロランタンの腕が飛んできて、わずかに照準がずれた。フィナンシェの首元を掠めていく。シュトーレンはマドレーヌの攻撃をかわしながら呟いた。

「時間稼ぎだと…?一体この状況から逆転の一手なんて…なにを仕掛け…。」

訝しげに言うシュトーレンに、フィナンシェは爽やかに笑った。

「そうだね、君は到底思いつかないかも知れないね。なにせ…僕らの狙いは君であるが、厳密には君ではないのだから。」

その言葉を聞いて、シュトーレンが思い当たったように、目を見開く。

「まさかっ……!」


その頃カッサータも乱闘していた。

ホワイトショコラの拳を避けつつ、襲い掛かろうとするクレールとガレット刑事の両方を、片足ずつヒールに付属の銃で牽制する。に方向に発砲音を響かせるが、残念ながらホワイトショコラに足を少し曲げざる終えないように拳を振るわれ、照準が少しぶれてしまう。

「…なかなかやるじゃない?でもね、カッサータつまんない。みんなよってたかって私をいじめるとかどーゆー神経してんの〜?…その割に私に攻撃ができてないし、これじゃ時間稼ぎになっちゃうね。」

その言葉を耳にしたポムがカッサータの方を向き、不敵に微笑んだ。こちらもまたフィナンシェ同様、余裕の笑みである。流石に違和感を感じたカッサータがポムに向かって銃を発射する。

「…ニヤけてる女とか最悪…。カッサータの苦しむ姿、そんなに面白い?悪趣味ね〜。カッサータの辛い顔より、他の人の辛い顔の方がもっと楽しいのに?」

ケタケタと小さく笑う彼女にポムがハンと鼻を鳴らす。

「違うわよ、つい面白くて仕方ないの。あたしたちが時間稼ぎしてるですって?…おあいにく様。あんたになんか、側から興味ないわよ。」

その余裕の強気な目に、カッサータが訝しげに首を傾げる。流石の違和感を感じた。ポムの隣にカヌレがいるが…。その瞬間、カッサータが驚きの声を上げた。

「…ちょっと待ちなさいよ、もしかしてそれって…!」

そう言いかけた途端、一瞬の動揺の隙をついて、ガレット刑事が後ろから襲いかかった。バタン!という派手な音と共に、カッサータを床に這いつくばらせる。ガレット刑事がすぐに手錠をかけた。

「逮捕だ、カッサータ。」

「やだ、そんなふうに上に跨られちゃ、カッサータ本気になっちゃう…♡」

床にはいつがらせても尚ふざけているカッサータに、ガレット刑事が静かに言う。

「そうやって、いくつもの男を奪ってきたのか?その度に人間関係の破壊を楽しんだのか?…かつて自分がそうされたように。」

思わぬ言葉にカッサータがぴくりと反応する。ガレット刑事は静かに続けた。

「お前のことは調べ済みだ。お前が盲目であるため、音や気配に敏感なのもな。だからこそ…クレールとホワイトショコラとポムに協力してもらった。」

ホワイトショコラとクレール、ポムの3人が、静かにポケットから小さなスピーカーを取り出す。そこからは雷雨のような音が響いていた。ガレット刑事が不敵に笑う。

「こんな廃病院の中にいたんじゃ、わからなかったんだろう?外は雷雨なんて降っていない。」

その言葉にカッサータが悔しそうな顔を浮かべる。そしてどうにかガレット刑事の手から逃れようとするが、なかなか逃れられない。彼女はカヌレ探偵の方へ顔を向ける。

「騙したわね…。その女…っ…誰よ!」


モニターで一部始終を見ていたサバランは、驚いた様子でパソコンを凝視した。

「なんと…?!」

そんなサバランの後ろに、人がきた。彼が恐る恐る振り返るとそこには、カヌレ探偵がいた。彼女が呑気に声をかける。

「やぁ、サバラン。」

穏やかな雰囲気でゆっくりと彼の元に近づく。サバランは少し呆けていたが、ふっと微笑んだ。

「なるほど、そう言うことかい。あの場にいたカヌレは…花びら餅ですね?まさか私があの夫婦を利用して駒にしたと思ったら、あなたが利用するとは…。」

カヌレが静かに頷く。

「花びら餅の夫婦は、確かにサバランに利用された。でも彼らは親のためとはいえ、自分たちの犯したことにとても震えていた。私は見過ごせなかったんだよ。だからこそ、彼らに協力してもらい、再び私のフリをしてもらった。…あの夫婦さえも追い詰めたあなたを、私は探偵として、直接追いつけなければいけないと思ってね。」

サバランがうんうんと頷く。椅子にもたれかかりながら、手元のPCへと視線を移す。シュトーレンはまだ戦っているが、時間の問題だろう。彼は不思議そうにカヌレに聞いた。

「んなぁ?どうして私の居場所が分かったのかなぁ?」

彼女はサバランに向き合いながら笑った。それは無邪気な子供そのものだった。

「簡単なことだよ。私たちが1番行かないであろう場所にいると思ったんだ。普通に考えて、ついさっきまで私たちを追い詰めていた人間は、あの古い建物唐移動しており、私たちの遠くの安全地帯にいると考える。つまり予想もしないところにいると思い、絶望するのを楽しむだろうと思ったんだ。けど…。」

そこでカヌレは近くにあるペンを手に取った。

「そこにあって当然のもの。だからこそ誰も気づかないという、あなたの美学を思い出した。そして、私だったらあの古い建物から一体どこに隠れるだろう、どこで楽しむだろうと思ったら、答えは一つしかなかった。同じような古い建物でも、新しい拠点でもない。より相手の盲点を突くために…私の事務所、つまり、カヌレ探偵事務所しかない、とね。」

カヌレが呟くと、サバランはパチパチと拍手をした。ニコニコとした笑顔で応じる。

「流石カヌレ探偵。僕のことをよく分かってらっしゃること!まぁ素敵っ。」

だけど残念ですね…とサバランは笑った。手元のPCをいじり、静かに微笑む。マップを表示すると、赤い点がいっぱい付いていた。

「実は、オーブン街の至る所に、爆薬仕掛けちゃってまーす☆」

クフフっと笑うサバラン。すでにパソコンにはタイマーが表示されている。赤い数字が出ているが…なんと、それはもう爆破1分前だった。ニタニタと笑いながらカヌレの方を見る。

「どう?絶望した?もう後1分しかないけど…流石に困った?ねぇ。」

そう言うサバランに向かってカヌレは真剣な表情を浮かべていたが…静かにふっと微笑んだ。

「サバラン。その爆弾は発動しないよ。」

思わぬ言葉に彼が呆けると、カヌレはこれも予測済みだと頷いた。

「絶対的に逃げる手段を確保しているだろうと考えていたんだ。私をこれだけ今まで絶望に追い込んできた人間だ、きっとまだまだ絶望に追い込みたいと思うだろうと思って。そしたら多分…爆弾あたり仕掛けてそうだなと思ってさ。そこにある当たり前のもの…と考えた時、一つ思ったんだよ。サバランは、SRというマークを使っている。私はそのサブバック版しか見た事ないけど、もしかしてペンタイプや他のタイプがあれば、爆弾が仕掛けられていてもおかしくないとね。」

だからすぐさまバウムさんやホワイトショコラくんに連絡して、他の人に連携をとってもらったんだよとカヌレは笑った。

「うちの事務所には、日々どうでも良いことを相談しに来る依頼人がいてね。彼らに手伝ってもらったんだ。」


杖を持ったご老人。

「最近、腰痛が少し良くなってきたの。探偵さん、あの時はありがとね。近くにSRの小さな看板が二つあるわ。」

小さな男の子。

「探偵のお姉ちゃん!絵本のわかんないとこ、いつも読んでくれてありがとうっ。僕も見つけたよ、近所の家の花壇にSR!」

肥満気味の男性。

「デュフフッ。カヌレ探偵さんでしゅか。いつも可愛い姿を見せていただいてましゅっ。あっ…変な意味じゃないですよ?SR、近くの電信柱にありましゅ。」

若い作業着の男。

「SR見つけましたよ、職場のCDプレーヤーにありました。結構な台数ありますね。聞いてくださいよ。俺の妻が今日も他の男に狙われてるんですよ。まぁ可愛くて仕方ないので狙われるのはわかるし、彼女をその度に守れるのでそれはそれで嬉しいんですが…はぁ今日もなんでそんなに可愛いんだ…♡」

花柄の服を着た若い女性。

「うちの夫が、いつもすみません。相変わらずもう惚気止まらなくて。もうあの人ったら本当に素敵なんだから…♡SRのマークのある車を、スーパーの駐車場に見つけました。台数は二台ですね。今度夫をドライブにでも誘って…ちょっとくらい仕事のこと忘れて私のこと…♡」

鳴き声をあげる赤ちゃんを連れたご婦人。

「カヌレさん、ありがとうございます。うちの子、今では泣き止むようになって幸せに寝ています。SRのマークは、近くのレンタル傘についてますね。レンタル傘には全部ついてます。けどこのレンタルボックスは最近できたばかりで…多分誰も借りてないんじゃないですかね。本数的にも減ってないです。」

サングラスをかけた屈強な男。

「自分SPやってるんですが、最近筋肉と会話できるようになったんですよ。いやもうこれが、筋トレしてると筋肉たちが応援してくれて、より鍛えられてます。SRマークなら、近くの交番に止まってる電動自転車のバッテリーについてますね。あれ筋肉でかち割りますか?他のも自分に任せてくれれば、筋肉で破壊の限りを尽くしますよ。」

(※全キャラ第三話参照)


カヌレが静かに微笑む。

「そのパソコンの画面は店主バウムに作ってもらった画面だ。もう爆弾は全て解除してある。病院にいるタタンが、医者同伴で爆弾解除に当たってくれたよ。チェックメイトだよ、サバラン。」

その言葉にサバランは驚いたように目を開いた。ちょうど、PCの別タブのモニターではシュトーレンがマドレーヌに押さえつけられるシーンが映っていた。こちらも決着がついたらしい。サバランは静かに微笑んだ。

「そうですか…ついに私も、チェックメイトですか…。」

カヌレが不思議そうに首を傾げる。その瞳はあまりに純粋無垢で、子供が大人に聞いているようだった。

「あなたと私は、考え方が似ている。経験していることも多分。…それなのに、どうしてサバランはこんなことをしたの?」

彼女の言葉に彼はほっほと笑った。カヌレの方を優しい目で見る。それは、愛する我が子が旅立ちをするのを見送る、親の目そのものだった。

「…ええ、あなたと私は似ている。けど、私には…あなたのように光に向かって泥沼のように走るより、いっそこの闇の中で狂気のまま生きる方が楽しく思えた、それだけのことです。もうどんな小さな光も私の奥底には、響かなくなってしまったのですよ。ただのつまらないものとしか。」

彼は乾いた笑い声を上げると、静かに頭を垂れた。カヌレはその様子をじっと見ていたが、静かに手を伸ばした。サバランの大きな手をそっと触れる。驚く彼に、カヌレはニコッと笑った。

「…あなたのやってきたことは許されないことだ。でも、私は…あなたと同じ部分が多いからこそ、あなたがどれだけ闇の中で助けを求めていたか、壊れざる終えなかったかを感じてしまう。…サバラン、牢屋に行くだろうけどさ、時々会いに行くよ。…今度は人を使ったゲームじゃない。ただのボードゲームで、戦おう。」

カヌレがそういうと、サバランは静かに微笑んだ。側から見ると、2人は少女と叔父のように見えた。そうだ、オセロでも持ってくよと彼女は笑う。外からはパトカーのサイレンが鳴り響いていた。


読んでいただきありがとうございます!

作者のエックスは割愛します。今日も割愛かよぉ!という人は過去の私のあとがきを見に行ってください、そこにリンクがあります。

ちなみに札束風呂ってみなさん憧れますか。作者は、そこまで憧れません。なぜかって?…いやまぁ…だってお金だけじゃ寒いじゃん…普通の風呂のがあったかくていいよ…という物理的なことを考えてしまうからです。


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