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学院生活

よければ、いいね、ブクマ、感想ください♪基本この物語はスロースタートです。

 右手によーちゃん、左手に玲緒奈と両手を繋いで、桜が舞い散る中、僕達は学院を目指して歩き続ける。




 校門の前で、弥生校長が彼の頭の上に花弁をつけながら、「おはようございます」「おはようございます」と学院へと足を運ぶ生徒、一人一人に声をかけている。




 彼の凄い所は、例え…無視をされても、終始笑顔で生徒達の成長を見守れる所だと思う。




 ——僕が設定したのは生徒思いなだけだ。それを全身で体現している事が、素晴らしい。




「おはようございます」



 そんな彼は、僕達の手を繋いでいる姿にも笑顔を浮かべながら、他の子達と変わらない気持ちのいい挨拶をしてきた。そんな彼だからこそ、在校生、卒業生共に慕われているし、僕が手を加えたとはいえ…高位の神とも仲良くやっていけるのではないか…と思う。




「「「弥生校長おはようございます」」」




 三人で声がハモったことに僕達と弥生校長は顔を見合わせて一頻ひとしきり笑う。その後、初等部の建物の方へと向かって、Aクラスの教室へ入る。



 教室を見渡すと…空席が二つあった。リュンと如月健斗が休みらしい…。玲緒奈とよーちゃんに心配かけまいと胸騒ぎに鍵を閉めて…自分の席へと座る。



 その一分後に、キーンコーンカーンコーンと授業の開始を告げるチャイムが学校全体の建物へと鳴り響いた直後——教室の扉を勢いよく開けて…慌ただしい足音と荒い呼吸をしながら、りっちゃん先生が入ってきた。



「そ、それでは…ハァハァ…授業の方へと…ハァ…入らせて…うぉぷ…いただき…タンマ…」

 その後、教室から慌ただしく——出ていった。


 彼女の様子から察するに…レスタ魔法学院の教師陣などで入学式を祝って。新年会でも開催したのだろうか?



 すごく辛そうだったんですけど…学院教師に関して…りっちゃん先生のドジっ子属性以外、描写する事が少なかったので…作者の僕でも把握しきれないことがある。



 先程の表情より幾分が元気になったりっちゃん先生が扉を開けて…入ってきた。



「ふぅ…五分ほど、授業が遅れてしまい、大変申し訳ございません。今日から、『神降ろしの儀式』に向けて、様々な神の情報をまとめた資料を配ります」

 ——そういえば、高校をモチーフにしたせいで…留年のシステムがあるの忘れてた…まぁ、作者の僕にとっては、目を瞑ってても答えれるレベルだろうけど…。



 りっちゃん先生が資料をみんなに配っていく。僕の手元にも届いたので、確認する。——これなら余裕だね。



「では、まず、『神降ろしの儀式』とは何かご存知な方いますか?」


 真っ先に反応したのはよーちゃんと玲緒奈だ。まぁ、一方はお金持ちのお嬢様、一方は有名流派の道場娘…二人とも視線に晒されるため、優等生なのは当然だろう。



「それでは、玲緒奈さん、答えてください」

「はい…まず、神降ろしとは神の真名を叫び…神を呼び出し、服従させる事です…」

 ——いや、間違えてはないけど…

「ちがうよ!!神降ろしってのはね!!神様の真名を呼びペットにする事だよ」




『主よ、現神の期間は残りどれくらいじゃ?此奴らを成敗せねば、妾の気が収まらぬ。ええい、止めるでないのじゃ…決して、止めるでないのじゃ…決して、決して、止めてくれようとするなの…』

 ——うるさぁい!!どんだけ、止めて欲しいんだよ!!



「二人とも、答えは違います。神降ろしの儀式とは、神様の真名を呼び、双方で交わす契約です!!決して…神様のことをペットや服従などとは言ってはなりません!!」



 めちゃくちゃ怒ってる…。ちなみに、僕のアフロディーテの契約の仕方は脅しなんだけど…隠しとこ…。



「あら? 黄泉さん…貴方からは神様…それも高い位の神様の雰囲気が漂っている気がするのですが…気のせいでしょうか?」

「りっちゃん先生、気のせいです」

 ——アフロディーテ、抑えて!!

『ふ、ふん!!主がそういうなら仕方ないのじゃ』

「そ、そう。ごめんなさいね。続けますね〜? まずは、暗記です!!どんな神様がいるかを、明日までに覚えてきてください!!テストします!!逆にいえば、テストで合格さえすれば…即刻帰れます。今日楽するか、明日楽するかを決めるのは自分です。それではさようなら」




 りっちゃん先生の言葉の直後、キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴り、帰ることとなる。




 そう言えば…この学院の方針は()()()()()()だった。つまり、基本的に『インプットもアウトプットも全て自分でやれ』、できなかったら卒業させないってスタイルに設定していた…。




 訂正させて頂こう。レスタ魔法学院は高校より…座学に関しては、日本の大学に似ているかもしれない…。


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