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記憶のない僕らは  作者: 青山 立
第13章 門崎カイと協力者たち
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(023) Area 28 Save you あの子

 --あの子--#博士


 DA2内でミエと北田のいそうな場所は隈なく探したが、二人は見つからなかった。

 MCS社は相変わらずこっちの動きを探ってくるが、私の計画がうまくいけば、これ以上追いかけては来ることはないだろう。


 コートに小指の爪ほどの盗聴器が仕込まれていたことに、私はさっき気がついた。

 カイかリク、いいや、おそらくミエの仕業だろう。

 柏原に現状を伝えるメッセージを送ったが、『気を抜くな』と返事がきてからは、向こう側からは誰からも連絡はない。

 カイの居場所を確認しようとしたが、距離が離れすぎたのか、追跡することができなかった。

 いや、意図的に追跡できないようにしたのか?


 おそらく私は誰からも信用されていない。

 それでも目的を達成できるなら、裏切り裏切られることなど大したことではない。

 あの子がすべてをかけて開発した装置だ。私が責任を取らなければ。


 あの子があの装置を使って何をしようとしていたのか、結局わからなかった。

 私は自分自身が何を望んでいたのかも、もう忘れてしまった。

 私は誰も幸せにすることもできなかった。


 今日は私が終わる日だ。


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