ヒメセバ物語
『ヒメセバ物語』
「あらすじ」
妻と離婚し、脱サラして小さなカウンターバーを営む主人の元に、ある日突然現れたやさぐれた女の子。飲みながら泣き出し、しまいにはそのまま寝てしまったので、心配になり、しばらくお店で働いてみないかと誘ってみると、彼女は目を輝かせた。しばらくは楽しんで働いているようだったが、ある日突然彼女は姿を消す。その女の子が残していったノートには、バーに来る前、何があったかが、書かれていた。
三十歳を目前に控えた主人公畑中祥子は、付き合っていた恋人に裏切られ、住む家も失い、ホームレス生活をしていたところ、勧誘されたコスプレカフェ&バー『エンジェルキャット』で羅夢というコスプレネームで働くことになったが、そこにお客としてやって来たチビ、デブ、ハゲの三十苦(ダサメガネで四十苦?)を背負った彼――のちに、親友曰く、あまりにも祥子(羅夢)に忠実で尽くすために「執事のセバスチャン」のようだという由来で、おセバと命名され、祥子もいつしかそう呼ぶようになる―――に出会い、運命的なものを感じる。彼も熱心にカフェに通ってくれるようになり、時間をかけて徐々に仲良くなる。
メールでの細やかなやり取りや、半径一メートル半以内には近づかないようなデートを繰り返し、やがて一緒に暮らすようになるが、祥子はその彼、おセバから「プリンセスキャットさま」と呼ばれ、今までないくらいの惜しみない愛情を受ける。
しかし、祥子には過去にやましいこと(風俗嬢経験)などがあり、愛情ゆえに彼に秘密を持っていることで自分を責め、おセバの強力な母親から結婚を反対されたことなどもあり、心の弱さからアルコールにも依存してしまうが、実はおセバにも秘密があり・・・。
ある日、おセバが出張中の間に、その秘密(ロリもの含めたオタク物収集)を知ってしまった祥子は絶望して、なんとか自分を取り戻し、以前のように彼を見れるよう努力しようとするが、ショックが大きく、なかなか立ち直ることができない。
それでも彼への愛情を確認し、彼の元に戻るが、その後もおセバのある種の病気とも取れなくはないオタク行動は繰り返される。どころか、エスカレートしていく。でも、実は祥子にも最大の秘密があり・・・。
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