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ナンシー先生は、キューピット

作者: 渋谷 孝保


                ナンシー先生は、キューピット


                  作 渋谷 孝保


 私の名前は、ナンシー、仕事は、幼稚園の先生をしています、それでお隣の

お国にお父さんの仕事、鍋つくりの職人がいないということで行くことになり

ました、そして私ナンシーも新しい幼稚園で働くことにもなりました、

今そのお引越しの最中で車で移動中です、山を越え谷を越え川を渡り長い旅の

最中です、そして小高い丘の上でお隣の奥にがやっと見えてきました、見渡せ

ばそれは、森豊かな素晴らしいところだと思いました、私も新しいお国での

生活が始まることをわくわく期待もしています、


 そしてお国に到着をしました、新しいお家もなかなかいいところでもありま

した、そして次の日に私ナンシーは、早速と新しく働く幼稚園と行くことにな

りました、しかし街を歩くとなぜか街の人々は、さみし気にも感じました、

どこか?何か?悲しいことがあったような感じでもあったのでした、


 そして新しい幼稚園で私が受け持つ幼稚園の組の生徒さんたちに私のことを

紹介してもらいました、かわいい児童さんたちを前に私は、ごあいさつをしま

した、

「初めまして、私は、ナンシーです、みんなは、ナンシー先生とこれからは

 呼んでくださいね、よろしくお願いしますね」

としましたが?なぜか生徒さんたちは、沈んだ表情をしていました、

どうしてだか?私には、分かりませんでした、私のことが嫌なか?とても

気になりました、早速と授業をしたのですが、お歌のためのオルガンを

弾いても元気よく歌っては、くれませんでした、お外で遊ぼうと呼びかけ

てもみんなあまり元気がありません?私は、不思議でしょうがありません

でした、そこで生徒さんたちに聞くことにしたのです、

「みなさん?何かあったのですか?先生は、とても気になるのです?

 どうしてそんなにみんな元気がないのですか?」

こう聞いたら一人の生徒さんがこう答えたのでした、

「ナンシー先生の前の先生のカシー先生が森の中で毒の実を食べてね 

 死んじゃったの、とてもいい先生だったの、カシー先生わ」

私は、何も知らず驚きました、それで私の幼稚園の先生の仕事も空いて

いたんだと気づきました、だからこう言いました、

「そうでしたか、私は、お隣のお国から来たばかりで何も知りません

 でした、それは、とても悲しいですね」

そうするともう一人の生徒さんがこう話したのです、

「カシー先生は、このお国の王子様と結婚するはずだったの」

また私は、驚きました、王子様と結婚するはずだったとは、それは、

それは、知りませんでした、そしてもう一人の生徒さんがまたお話を

してくれたのです

「ナンシー先生、レビット王子様とね、カシー先生は、一緒に二人で

 森に遊びに行ったの、そしたらきれいなおいしそうな木の実があっ

 て、でもよく似た毒の実の木もあってそれで間違ってしまったの」

 この子たちは、私によくお話をしてくれたと思いました、だから私

は、一人一人にお礼をしまた、

「ありがとう、みんな、ならば私もカシー先生とレビット王子様の

 ことをお祈りします、きっと天国からみんなのことを見守ってる

 ことでしょう、とてもとてもそれは、それは、悲しいことです、

 そのことは、私にも分かります、だから先生ね、みんなのために

 何ができるか考えます、少し時間をくださいね」

 私は、この子たちの心が心配でした、そしてこのお国がどこか

元気がない理由も分かりました、こんなことがあったとは、知らず

ここへ来てしまったことを反省もしました、

 

そしてその日の幼稚園は、終わり私は、お家へ帰りました、帰ると

まだ仕事をしているお父さんがいました、新しい国での鍋つくりの

仕事にはげんでいました、カンカンと鉄を金づちでたたき汗をかく

お父さんがいました、そしてお父さんにお帰りと言われたのです

「お帰りナンシー、早速と注文が入ってね、忙しくなりなりより

 だよ、鍋の職人が少ないそうで、お国の人たちが集まってね」

そんなことを話すお父さんに私は、幼稚園のことを話しました、

そしたらお父さんもご注文に来たお客さんに同じことを聞いた

と話しました、そして夕飯となりお母さんも一緒になり話した

のでした、どうしたらいいのかと、まずお母さんが話しました、

「王子様の死んだことを隠していたそうなの、毒の実を食べて

 死んだなんて恥ずかしいて王様も困っていたみたいでね」

 そしてお父さんが話しました

「どうもナンシーの前の先生とご婚約をしていたそうだな、

 結婚前の最後の思い出作りのために森にお二人だけ行った

 そうだ、それで運悪く毒の実を食べてしまったみたいだな

 このお国でもそれは、みな注意は、していたみたいだが、

 見分けるのも木の実の専門家でも難しいそうだ」

 そして私が話しました

「カシー先生とレビット王子様のご結婚をそれは、生徒さんたち

 も楽しみにしていたみたいです、私は、どうしていいのか?

 分かりません、何かお知恵は、ないでしょうか?」

お父さんとお母さんは、考え込みました、少し何もしゃべらず

いました、そうするとお母さんがあることを思い出しました、

「そうだ、お隣に住んでいた本屋さんて一人娘さんを子供の

 ころ亡くしてそれで何か同じ様に男の子を亡くした親御さん

 に話しでそれで二人を結婚させるとかやるとか言ってたわ」

 それにお父さんも思い出すかのように話してくれました、

「生まれ故郷のお国の北側の伝統でこのようなことをしている

 と聞いたことがある、そうだ、それでそれをご縁にしてそれ

 で幼いころ子供を亡くした同士で親せきになる伝統がある

 そうなんだ、とてもいい話であれは、感動したな」

 それで私ナンシーは、ひらめきました、これだと、生徒さんたち

を元気にする方法を見つけたのです、

「お父さん、お母さん、ありがとう、そうだ、これをやればいいんだ

 天国に逝ったお二人様を生徒さんたちの心の中でご結婚をさせれば 

 いいんだ、明日このこと話してみるわ」

 しかしお父さんにこう言われました、

「ナンシー、よその国にも隠しているほどのことだ、簡単には、

 いかないかもよ、お父さんは、難しいと思うが」

 そしてお母さんも話しました

「ナンシー、これは、私たちのお国のお話、とてもそれは、いい話よ

 でもね、こういう考え方は、このお国の人たちは、しないかもしれ

 ないわ、理解を求めるのは、とても難しいことなのよ」

 そしてその夜は、ふけていました、

 

 そして次の日は、休日だったので、私は、カシー先生とレビット王子

が亡くなった森の入り口まで来ました、そこでまずお二人のことを祈り

ました、そっと手を合わせ天国で幸せでいるようにと、すると一人の

男の人が近づきました、そして私に突然こう言うのです、

「あなたそのまま、そのままで、それは、いい絵になる、そのままで

 お願いします、さっそくデッサンしますので」

私は、驚きました、見ず知らずの人に突然言われ困りました、

「あの、私は、ただお祈りに来ただけなので」

「カシー先生とレビット王子のことを知って来たんだね、これは、

 お国は、隠しているけどそろそろ他国にも話すそうだよ」

「どうしてそんなこと知っているのですか?」

「僕は、国王につかえる絵描きでね、デビーていうものでね、

 国王様もそれは、ショックでね、なにせご期待していた

 このお国の跡取りだったからね、そしてカシー先生もそれは

 このお国では、評判のいい人だった、あのお方なら王子様の

 お相手に誰も文句もなかったしね」

「あのこのお国のことを教えてください、どうして王子様が死んだと

 いうのに隠すのです?その理由が知りたいのです」

「このお国では、ね、人が死んだとするのにとても日にちがかかる

 伝統なんです、僕もこの伝統は、とても不思議なんだけどね」

「そうでしたか、あの私そのカシー先生の代わりになりまして」

「あ、あなたがナンシー先生、とてもかわいい先生が来たと話を

 聞きましたよ、そうでしたか、あなたがナンシーさん」

「よろしくお願いします、デビーさん」

「こちらこそ、いいかな?絵のモデルになってくれて」

「この王国のことをいろいろお話してくれなるなら引き受けます」

「なら描きながらお話しますので、すぐ終わりますので」

 私は、運がいいのか、すぐに国王様の近くに行ける人に会えて

とても光栄です、そしてデビーさんは、いろいろと教えてくれま

した、とにかく王様は、とてもがんこな人だということも、

そして私のお父さんとお母さんが教えてくれた私の生まれ故郷の国

のとある地区の伝統を話したのです、

 するとデビーさんは、こう答えました、

「それは、幼稚園の生徒さんたちは、喜ぶかもしれないね、でも

 国王は、ご機嫌を悪くするかもしれないね」

「怒られますか?ならその前に国王様に会わせてくれませんか、

 このままでは、このお国の子供たちにもよくないと思うのです」

「そうかもしれないね、あの日からこのお国は、とても暗くなった

 いい話もない、このお国の子供たちにも悪い影響にもなっている

 と僕個人も思います、でもナンシー先生、きっと幼稚園のその組

 だけでやるなら問題は、ないと思いますよ、きっとそこまでお国

 が言わないとも思うのですがね」

「ありがとうございます、私なら子供たちに話してみます」


 そして、次の日さっそくと私は、幼稚園の生徒さんたちのお話を

してみました、私の故郷では、このような伝統があるとそして

みんなの心の中でお二人を結婚させましょうと、するとどうでしょう

生徒さんたちは、みんな元気にお話してくれました、

「カシー先生と王子様は、天国で結婚できるの」

「ナンシー先生、本当に本当なの?カシー先生花嫁さんになるの」

 みんなこんなことをお話してくれました、だから私も笑顔で応え

ました、

「みんなの心の中でできるのよ、ならお二人の結婚式をお絵かきに

 してみましょうか、みんな思い思いに描いてくれるかな」

「はーい、ナンシー先生、描いてみます」

と全員で言ってくれました、私は、とてもうれしかったです、

一人一人生徒さんが一生懸命とお二人の結婚式を絵にしてます、

とてもかわいらしく子供らしい絵でどれもどれも素敵な結婚式

の絵でした、そして一人一人笑顔になってくれました、そして

次の授業でお歌を歌いました、カシー先生と王子様のために

みんな元気に歌ってくれました、

 そして、この日からみんな元気になってくれました、そして

元気に幼稚園の園庭で遊んでます、みんな元気いっぱいでそれ

は、私もうれしかったです、そして他の幼稚園の先生とそれと

幼稚園の園長先生に私は、こう話されたのです、

「ナンシー先生?あなたは、魔法使いですか?特にカシー先生の

 組の児童たちが落ち込んで心配だったのにこんなに元気にする

 なんてどんなことをしたのです?」

「私にも教えてください、何をしたのです」

こう言われたので素直にしたことを話しました、これをやりましたと

すると園長先生も他の先生もこう話しました、

「なかなかのアイデアですね、このお国の教育にも影響が出ていた

 ほどです、これは、お国を元気にするかもしれません」

「私の組でもやってみます、ナンシー先生、ありがとう」

 そして幼稚園の他の組でも同じことを始めてくれたのです、それは

子供たちは、誰もが喜びお二人の結婚式を絵にしたそうです、そして

元気に明るくもなったと、そしてこのことは、他の幼稚園や学校にも

日に日に知られこのお国で広がっていったのです、子供たちがそれぞれ

お二人の結婚式を絵にして天国で結婚してくださいと思いを寄せたので

した、ここまでは、よかったのですが、しかし私が始めたと知られたら

お国から偉い人が来て言われたのでした、

「私は、国王から直接と言い渡しにナンシー先生の元に訪れました、

 もうここまでにしていただきたい、よろしいですかと」

こう注意されました、とても王様を怒らせてしまってみたいです、

だから私もこう話しました、

「とにかく子供たちが元気がなかったのです、そのことがとても

 気になりこのようなことを思いついたのです、これは、私の生まれ

 故郷のある地区の伝統でもあり、幼いころ命を落とした子供を持つ

 親御さん同士がその亡くなった子供たちが生きていれば大人になる

 年齢のころこうして寄り添い結婚式をしてご親戚になるのです」

そしてお国から来た人は、こう言いました、

「我が王国は、別に王子の死をずっと隠すつもりは、ありません

 こちらにも伝統もあります、人が死に天国へと旅立つためには

 いろいろ支度も必要です、そのことをご理解ください、いいで

 すね、こちらもいろいろ困ることもあるのです、」

私ナンシーは、どうもしかられたみたいです、しかしどう反省して

いいのか分かりません、そんなにいけないことをしたと思えません

でもしかられました、どうしたらいいのでしょうか、分かりません


 だからまたあの森の前へ行きまた、そしたらまたデビーさんが

絵を描きに来ていました

「ナンシーさんまたごきげんようで、こないだの絵ができましてね

 見てください、なかなかのできでしてね」

「あのデビーさん、私、お国の人にしかられてしまいまして」

「知ってますよ、あなたもうこのお国では、ちょっと知られた先生

 ですよ、お二人の結婚式で元気になるはずだったお国がひっくり

 返ってしまったのに、それを子供たちから元気にされるなんて、

 たいした人ですよ、でもやはり国王には、理解されなかったのか」

「あの王様に会わせてくれませんか?ダメですか?」

「相当なお怒りみたいですよ、何せ人が死ぬということにすごく

 道徳を持ってましてね、人一人の命は、お国一つぐらい重いと

 考えるのです、それほどのことが起きたのだからとても悲しい

 のは、当たり前だと、まあ押し付けるのですよ」

「人のお命が大切なのは、私も同じです、でも、でもね、あのね、

 人の心の中も大切なはず、そうじゃありませんか」

「そうですよね、あなたのしたことも古い伝統だってあるはずです

 そして我が王国の伝統も同じはず、僕もナンシーさんのしたこと

 は、間違ってないと思ってます、でもあの頑固な国王様がそれを

 聞いてくれるかは、分かりませんが?」

「会わせる機会をください、ダメですか」

「ならいいでしょう、ちょうど明日あの向こうの森の国王様の別荘で

 国王の注文の絵を描く予定です、そこに来ます、分かりましたか」

「行けばいいのですね、来るのですね、王様が」

「子供たちも連れてきてください、子供は、お国の宝だとも言う国王

 です、頑固な心を開くかもしれません」


 そしてお家に帰りこのことをお父さんとお母さんに話しました、

そしてまずお父さんが話してくれました、

「ならお父さんも行こう、実は、近々王様がお父さんに会いたいと

 伝えてきてくれててね、王様に差し上げるお鍋が調度完成したん

 だよ、ほらこれだなかなかいいお鍋だろう」

「そしてお母さんも話してくれました、

「なら私も行くわ、あのね、あの毒の実と間違えてしまう、あの木の実

 は、鉄のお鍋で煮ると毒が抜けてそれで素晴らしいジャムにもなるの

 これは、お父さんのお母様から教えてもらったことなの」

「そうなんだ、実は、方法で食べられるんだ」

元々私の故郷の森でも同じ間違えしまう毒の実があるそうなんです、

それでどちらも煮て間違いのないように食していたそうなんです、

だから私は、自信を持って国王を会おうと決意ができました、


 そして次の日、王様の別荘でのこと、まず王様がデビーさんに話て

ました、絵の注文などをしていたのです、

「そうだ、デビー、ここがレビットのお気に入りの風景だったんだ」

「はい、王様、なら絵にします、あの王様、一つお願いがあります」

「何だ、デビー?お前は、私のためにいろいろと絵を描いてくれて

 いる、何度も無理させて描き直させたこともある、そんなことを

 してくれたお前だ、聞いてやろう」

「このお国に非常識なことをした人を連れて来たのですが、いい

 ですか?ナンシー先生なんですが」

「お前の狙いは、私が国民に対して無礼をしたことをしかるのか

 そうかもな、ちょっと反省しててな、つい何てことをするんだ

 と側近に話してしまい、そのことが国民や子供たちのことなど

 苦しめては、しまっていなかと反省も実は、していてな」

「そうでしたか、 国王もお気になされていたのですか」

「すぐナンシー先生の元へ行くとは、思わんでな、いやいやいや

 会わせてくれるか、その子供たちを元気にしてくれた先生に」

「はい、ならここを呼んできますので、お待ちしてください」

「ありがとうございます、とても明るいいい先生でもあります

 王様が気に入りになった鍋職人の娘さんでもありまして」

「そうか、そこまで知らなかった、わざわざお隣のお国から着て

 いただいた方だったな、こちらもごあいさつもしたかったんだ

 礼を言うぞデビー、私もあの二人のことを何とかしたかった、

 これは、国が暗くなると心配もしていた、しかし我が王国にも

 伝統もありそれを守りたかった、別に死んだことを隠すつもり

 もなかった、間違えて毒の実で死んだことを恥ずかしいと思い

 そうしたのでは、ないことをまずお伝えしたい」

 そしてナンシーと王様が会うことになりました、

「王様、私のしたことは、よそ者の押し付けだったのかもしれま

 せん、このお国の伝統を傷つけたのならあやまります」

「いや、いいんだ、ナンシー先生、どうも行き違いのことだった

 みたいだ、あなたのしたことは、決して間違っていませんよ、

 素晴らしい伝統です、このことをあの後に側近たちに調べさせ

 ました、なんとも心がこもったお知恵のある文化かと感動しま

 した、どうかそんな方々にいいご縁があることを祈りますよ」

「ありがとうございます、王様」

「ナンシー先生、ごめんなさいね、どうも私は、側近やらに頑固

 と思われてしまい、物をはっきり言ってくれる者も少なくてね

 細かなことまで目も届かず、そして結婚するばすだった、あの

 カシー先生を失ったことも今もとても悲しいです、私も結婚式

 を楽しみにしてました、いいお嫁さんをレビットは、もらうと

 胸が高らかでした、とても残念でしかたありません」

「王様、きっと天国で結婚してます、どうか、見てください、

 子供たちも一緒です、このお国の子供たちの心の力でお二人を

 結婚させたのです、見てください、子供たちの心を」

そして子供たちが王様に一人一人の絵を見せました、それは、

楽しそうな結婚式の絵です、王様は、心を打たれたのかこんな

ことを言いだしてくれたのです、

「デビー、カシー先生とレビット王子の大きな絵を描いてくれ

 ないか、私は、ひらめいた、それなら国民と共にこの二人を

 天国で結婚させようでは、ないか、一つ盛大しにやろう」

「はい、王様、さすがのご名案だと思います、元々は、お祭りが

 大好きな王国です、国民もそれは、喜ぶでしょう」

「この国を再び元気ある王国にしよう、二人の死は、それは、

 今も悔しいが乗り越えなければならない、この絵を見せてくれ

 た子供たちもいるんだ、泣いてばかりいてもしかたないんだ、

 ここは、まず王子の葬儀では、なく結婚式で他のお国の方々も

 ご招待しよう、そしてご紹介したいお人もいるんだ、それは、

 新しく来てくれた幼稚園の先生のナンシーさんだ、世界中の

 人々にご紹介したい、こんな素敵なキューピットが来てくれ

 たとな、人の心とは、とても素晴らしい力もあることも改めて

 私も知った、人の心とお知恵は、使いようでいかようにもなる

 と、感動した、人の心には、無限の夢がある、そして人の知恵

 とは、時代を超えて感動を与えてくれるのだと」


 この国王の一言でお国中が動き出したのです、カシー先生と

レビット王子の結婚式をやると、国民全員参加と発表したのです

お国は、大騒ぎになりました、女の人は、ドレスを用意しないと

か街角で楽しそうにも話してます、きっと天国で幸せなってくれ

るはずと誰もが話してます、まるで夢の扉が開いたかのように

人々は、不思議な世界へと飛び込むのです、亡くなった子供たち

同士を結婚させようと誰が考えたのかしら?それは、今は、もう

誰が考えたのかは、分かりません、しかし時を超えこうして今も

受け継がれるのです、それは、人に心があるからです、それが

答えとして現実に現れてくれるのです、


 そしてお亡くなりになったレビット王子とカシー先生の大きな

絵が飾られお葬式では、なく結婚式が始められることになりました

多くの人々が集まりそしてまず国王がみなに話したのでした、

「ようこそ結婚式へ、みなよく来ていただいた、感謝をしたい、

 私は、とてもうれしい、今日は、悲しい日では、ない、とても

 楽しい日にしよう、この二人は、もうこの世には、いないが、

 ご葬儀は、後日ということにして、本日は、一つみなで一つに

 なり盛大に祝してほしい、そしてこの結婚を通してみなと王国は

 一つの親戚にもなろう、これは、お隣のお国のお知恵を貸しても

 いただけた、こうして幼いころのお子様を亡くした方々がこうし

 て結婚式を開きお互いご親戚になるそうだ、とてもいいお話だ、

 素晴らしいことは、受け入れ一歩勇気を出すことも人の力でも

 ある、私は、とても悔しかった、そして悲しかった、そして

 とても辛かった、二人の死をどうしても受け入れられなかった

 しかしだ、人には、誰もが心がある、どうか、ここに集まった

 みなの心で二人を幸せにしてほしい、その願いが叶うかどうか

 は、分からないが、やる価値は、あると私は、考える、、、、

 もしかして疑問もある大衆もいよう、異論があるのなら後日に

 話してくれ、しかし本日は、私の願いを一つ叶えてくれないか

 みなでここは、祭りにしてくれればもしかして天国まで伝わる

 のかもしれないとここは、信じよう、さあ、始めるぞ、結婚式を」

 国王のご発言に人々は、拍手喝さいをしました、いつまでも鳴り

やまぬ勢いで拍手や声援が鳴り響いています、とても感動的な瞬間

でもありました、、、、、、、そして、そして、そして、、、、、

始まりした、レビット王子とカシー先生の結婚式が始まったのです

城下町の人々のお酒やお飲み物を配る人たち、お互いおめでとうと

見ず知らずの人々に声も掛け合ってます、

「カシー先生、レビット王子、結婚おめでとう」

とどこからも声が聞こえてます、暗く沈んでいたお国がこんなに

元気になったのです、大きな花火も打ち上げられとてもきれいです


 そして、私は、子供たちやデビーさんといました、そして、こんな

ことを言われたのでした、

「ナンシー先生、デビーさんと結婚するの?」

「えー?そんなこと言わないでよ、もう恥ずかしい」

「僕もだよ、もう、子供は、怖いね、ナンシー先生さ」

「本当です、こんなことになるとは、夢にも思いませんでしたし」


        

           ナンシー先生は、キューピット、


              作、渋谷 孝保


                終わり




















































 

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