表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
架橋の詩  作者: 鵺這珊瑚
1/1

プロローグ

 鵺這珊瑚です。今回は大学のサークルで書いた詩を投稿します。

 すべての詩はある程度テーマが共通しています。

 また、私の他の作品(神に捧ぐべき道標~など)を読んでいると、気付くことがあるかもしれないです。

 お楽しみください。

 七十二日目

 天候 曇り


 目の前の吊り橋は、かなり老朽化していた。

 山の強風に煽られると、足場の板がガタガタとかち合う。

 骨格となる金属は赤錆びて朽ち、たびたび軋む音が聞こえる。

 また、橋を繋ぎとめる綱は、ところどころ経年化で切れている。

 それら綱は、かろうじて吊り橋からぶら下がっている。


 私にはその綱の姿が、亡者の手に思えた。風によって、私に手を振っているように見えた。


 さようなら、さようなら。


 趣味の悪い考えはやめたい。しかし、眼下の激流、そして『危険』と表記された看板は、私に葛藤を与えていた。


 しかし、それでも渡らねばならないのだ。

 渡らなければ、進まなければ、ここからは逃れられない。


 私は、夢の中にいるのだから。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ