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新天地

一日一回投稿を目標にしてるため今日は短いです。すいません。

島を出て、二か月くらいたった。


相も変わらず私はボッチだった。

周りは一面水、甲板の上で横になり、塩の香りがする風に髪をなびかせながら、私は鼻歌を歌っていた。私が着信音にするくらい好きな曲だ。むしろこれ以外の曲はあまり知らない。この世界に来て私が持っていたものの一つだ。


「♪~」


かれこれ4年間と少し、ずっとこの曲だけを歌い続けている私は、ある意味では一途なのではないだろうか。

まあその想いは人間に向けたいところではあるが。


「ん?」


そんな風にのんびりと過ごしていると、視界の隅に何か映った。あわてて体を起こす。

今までの島が見えなくなってから、視界に海と魚のようなモンスターしか見えていなかった。そんなときに見えた変化である、見失う訳にはいかない。


視界を向けると、遠くのほうに何か小さな黒い点が見えた。さらによく見るために【遠目】のスキルを使用する。このスキルは遠くのものを望遠鏡のように見ることができるもので、特に条件もいらずに手に入れることができる。


「あれは・・・崖?」


おそらく崖の出っ張っているであろう場所が見えた。


「陸地だ!」


こうしちゃいられない! 私は素早く船長室に入ると、崖の見えたほうに向かって船を全力疾走させた。




「結構高いなあ。」


崖の近くまで来ると、意外と高いことがわかる。


「これはどっか迂回して上がれるところを見つけなきゃかなあ。」


飛んでいけないこともないが、その場合船を置いていくことになる。別に急いでいるわけではないし、ゆっくり陸地に沿って上陸地点を探すことにしよう。


そうと決まればとっとと行動開始だ。


私は船長室に入り、舵に手をかけようとーーー


「___!」


瞬間、私は全速力で船長室を飛び出すと、崖の上に向かって跳躍する。

どくどくと心臓が波打って、頭蓋骨の後ろのほうがざわざわとした。


(間違いない! 今のは!)


「いやあああああ!」

「人の声だあああああああ!」


崖の頂上まで飛躍して、そこで私が見たものは、下からでは見えなかった遺跡のようなところで、大量のオオカミのようなものに囲まれている4人の男女だった。私は___


___この日を私は、どんなに待ちわびたことだろう。

この世界に来てから、出会うのは見たこともないような動物ばかり・・・。そんな日々が、やっと終わったのだ。これから私はコミュニケーションをとる、とるのだ。

コミュニケーションという言葉がどんなに大切か、それを知るためにこの4年間はあったのだと私は思う。

私はあふれそうになる涙をかろうじて耐え、もう一度彼らに視線を向ける。


「なんだこいつ! 崖の下から来なかったか?!」

「くましま、集中しろ。」

「団長右!」

「ちょっと! こっちにタゲきてるんだけど?! ちゃんとタゲとりしてよ!」


大剣を持った図体の大きい男は、私に驚いているようだけど、ほかの人は私の存在をどうも思っていないみたいだ。もちろん私は興味津々だ。さっきから気になることだらけで、うずうずしているが、今は彼らを助けるのが先決だろう。


しかし残念ながら、急いで船を飛び出したせいで、武器を持っていない。

仕方なくその辺の石ころをいくつかとると、その石を一番近いオオカミのこめかみを狙って勢いよく投げ込んだ。


パッカーン!


私の投げた石は、狙った通りの場所に当たると、そのままの勢いでオオカミの頭を吹き飛ばした。


「今のなに!」


男が私のほうを指さして聞いてきた。


さっきから騒いでいる図体の大きい男。くましまという名前らしい。

なんでわかるかって? だって頭上に名前出てんだもん。それに煉獄って名前の人もそう呼んでたし間違いない。これれんごくって読みであってるのかな?


「いいから無駄口たたかずにあんたはヘイト集めて!」


が、すぐにこの4人組唯一の女性、みぃ★に叱られる。彼女は魔法を使うためであろう大きな杖を振り上げると、くましまの尻に向かって思いきり振り下ろした。


「わわ、わかったわかった。やるから。」


くましまは

そういうと剣を振りあえて


「挑発!」


と叫ぶ。

その瞬間、彼から何かオーラのようなものが出て、その影響なのかオオカミたちが一斉にくましまへ向く。


「お、チャンス!」


私はすかさず石を素早くすべてのオオカミに当てると、オオカミを爆散させた。

やっと人間模様を描くことができる。

やっぱりほかの登場人物いないと書くのって難しいなって思いました!


質問、感想お待ちしています。

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