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戦乱の世は平和を嘲う。  作者: 鈴かすてら
第一章「少年は平和が常だと思っていた。」
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プロローグ

1話


プロローグ


ここは戦乱の続く世界。

国と国が争い、領地を奪い合うそんな世界。

だが、それでも小さな平和、否、平穏も確かに存在していた。

この物語はそんな小さな平穏から始まるお話。



大陸北部に位置するベルグ帝国のはずれに「ロコ」という森に囲まれた小さな村があった。

その村は一年中あたりは雪景色で村人のほとんどが木こりとして生計を立てていた。

少年の父親は傭兵として村を外敵から守り、時として戦争があれば剣を担いで村を飛び出していく。

母親は元傭兵で父と結ばれる際に傭兵稼業を引退した。

だが、父がいないときは母が村を外敵から守ってくれる。

別段この世界では珍しくもない光景だ。

少年は父に憧れ手作りの木剣を毎日振るう。

残念ながらその時の少年には人を斬る覚悟なんて持ち合わせてはいなかった。

だが14歳のまだ幼い少年にそんなことを求めるのは酷だとわかっていた-----。


「-----だから、あの子はもう一生戻ってくることはない。


-----そして、その時の俺ももうここにはいない。


     後悔は重なれど消えることはない-----。」







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