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神が創りしこの世界  作者: 小林マコト
苦しい一週間
8/45

4月18日 木曜日


 昨日の注射が効いたのだろうか。

 この一週間で一番、体が楽だ。

 普通に動けるようになって、私はちゃんとご飯を食べた。二日か三日、何も食べていなかったから、私の胃は食べ物を異物とみなして拒否しようとした。吐きだそうとした。けれどここで負けるのは気に食わなかったから、いつも通りの量の食事をした。辛かった。


 食事をする気は、本当はなかった。けれど、ふと体重計に乗ると、体重計の針がさしたのは35キロ。

 これは流石に驚いた。このままだと死ぬと思った。

 だから食事をした。これで体重が元に戻ったらいいと思う。


 大学にも行かず、家でゆっくりとしていたら、ミサイドが来た。

 私が普通に活動しているのを見て、ミサイドも安心したようだった。

 大天使様に心配してもらえるなんて。なんてやつなんだ。この私という人間は。


「昨日はありがとう。助かったよ。死ぬかと思ってた」


 なんて。

 いつものように、冗談を交えて話をする。


 ミサイドも、絶好調とはいえないけれど、元気になってきた私に話を聞かせてくれた。

 いつものように、スケールの大きな話を。

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