祝!PV1000超え!記念小説!
まず始めに、お礼の言葉を。
ありがとうございます。
誠に、有り難う御座います。
私めの様な小説書きの作品も、いつの間にやら1000アクセス……。
感謝してもし切れないです。
……えっと、この小説はコメディ路線で行こうかと。
では、題しまして。
【瑠璃ちゃん、結婚しようか?】
1.青柱編
ん……。
朝目が覚めると、そこは…。
あれ?
どこだここは?
見慣れない部屋。
一般的な家庭の一室、なんだろが………だが、こんな部屋に見覚えは無い。
「……ふにゅ……ま、良いや、寝ちゃえ~」
眠気には勝てないな、眠気には。
そのまま眠ろうと、再び目を閉じ様とした。
すると。
「起きた~?瑠~璃ちゃんっ」
ドアが開いて、良い匂いと共に姿を見せたのは……?
「青……さん?」
「どーしたの?まだ眠いか、やっぱり……ふふっ、一応ホットケーキなら焼けてるから、食べたくなったら降りてきてね~。それじゃ♪」
そう言って、ドアを閉めようとする。
「あ、ちょ、待って下さい!」
なんだなんだ、どういう状況だこれは!?
まぁ、嬉しい何コレ展開なのは認めるけど……じゃなくて!
ドアを再び開け、驚いた様な目で青さんがこちらを見ている。
「あのっ……、なんで瑠璃はここにいるんでしょうかっ…?」
「瑠璃ちゃん、敬語」
「え?」
青さんは部屋に入ってくると、寝ている隣に腰掛けてきて、ほんのちょっぴり拗ねてる様な顔をした。
そして、右手で私の左頬をぐにぐにしながら、ちょっと怒った様な声を出した。
「敬語、使わないでって言ったでしょ~?言うこと聞かない悪い子は、ぐりぐりしちゃうぞ~?」
「ひはいへふ、ひはい!」
私が抗議の声を上げると、青さんは溜め息をつきながら手を離す。
そして、わざとらしくいじけた表情でそっぽを向きながら、横目で瑠璃を見て溜め息を吐いた。
そして、信じられない言葉を口にする。
「はぁ……俺達夫婦なのにな~………気軽に話したいだけなのになー…」
「ふ、夫婦~!!!!????」
なななな、ななんて言った今この人!
見ると、瑠璃が驚いたからか、青さんも目を丸くしている。
「ん?まさか記憶喪失とか言わないよね?俺と瑠璃ちゃん、来週に結婚するじゃん♪」
「ふぇっ?ら、らいひゅー…?」
あぅう……驚き過ぎてろれつが回らない……。
瑠璃が本当に分からないのが伝わったんだろう、青さんは慌てた様な顔をした。
「え!?る、瑠璃ちゃん、冗談だよね?」
「青さんこそ、からかってるんじゃ…?」
けけ、結婚なんて…!
まだ自分の性別もはっきりさせられないのに、それはちょっと………。
………青さんが相手なら手放しで喜ぶ自分は、今は置いといて。
青さんは、顔を青ざめさせた。
「そんな………」
そして、突然物凄く寂しそうな顔をして、瑠璃に抱き付いてきた。
「んにゃあっ!?」
「…思い出して……!瑠璃ちゃん、俺を大好きって言ってくれた、あの日を……………!」
あったかい。
例のごとく一糸纏わね姿で寝ていた私だけれど、何故だか恥ずかしさよりも、安心感が込み上げてくる。
自然私も手を回し、そして青さんの鼓動が聞こえてくる。
なんでだろう、こうしているのがとても自然な気がする。
「青さん、私………」
「思い、だした……?」
私はそっと頷き、そして二人は唇を重ねた。
2.秋川 愛沙編
「……て、………ゃん、…きて!」
んん………。
体が、揺さぶられている気がする。
あぁ、俺は眠っているのか。
んー……。
「寝ちゃダメぇっ!」
「ふにゃうっ!?」
意識を無理矢理覚醒させた主は、……秋川?
「愛沙ちゃん、何してうの?」
うぅ、舌が回らずに『る』が発音出来なかった……。
…ね、寝起きだからだもん!
ちゃんと早口言葉だって言えるから!
(なすび食べれるぞれるれるらりほ~!)
…あれ、俺って酔ってる?
朝の妙なテンションかぁ~。
「何してるのって……瑠璃ちゃんを起こしにきたの♪」
「起こひに?なんで~…?」
意味が分からずに問い掛ける。
わざわざ俺の家まで起こしにくるとは、何か有ったのだろうか…?
だが、秋川はやれやれと言うように肩を竦めた。
「分かってないなあ、瑠璃ちゃんは」
「……愛沙ちゃん、そのポーズ似合ってないよ………」
何だかすごい凹む。
秋川にそうされると、こっちがすっげぇバカみたいじゃねえか………。
「しっつれーだね、瑠璃ちゃん!……はぁ……、分かってない瑠璃ちゃんにおしえてあげるよ~」
秋川はそう言ってにっこり微笑むと。
ちゅっ……。
「私たちが、ふ~ふだからに決まってるじゃない♪」
。
。
、。
「ん~、まぁたしかに~、ふ~ふになるのはあさってだけど、ね?」
。
。
?????
「……寝よう」
成る程、自分でようやく納得出来る結論を出す事が出来た。
夢だなこれは。
「そこでノーリアクションは酷いよ、瑠璃ちゃん!」
「にゃぎゃあっ!?」
おぅふっ……。
秋川がダイブしてきた…。
くそっ、これじゃ寝るに寝られ………あれ?
どうして、痛い?
夢、じゃない?
…成る程、ってー事は……。
「愛沙ちゃん、悪ふざけはよしてよ」
「え……?」
人が寝ていると言うのに、一体何をしてるんだか。
「夫婦とか、突然何か分かんないけど……人が寝てるんだから、邪魔はしな…」
「瑠璃ちゃんこそっ!!!!」
え?
秋川が、泣いてる?
秋川は、ベッドから飛び降りると、更に続ける。
「瑠璃ちゃんこそっ、そんな悪ふざけはやめてよっ!!!」
「あいさ、ちゃん………?」
涙の溜まった目で、こちらをきっ、と睨み付けている。
「そんなの……そんなのっ!!!そんな全部忘れちゃったみたいなふり、今すぐやめてよぉっ………!」
言い終わると、いつも笑顔のその顔をくしゃくしゃに歪めて、秋川は顔を抑えてその場にしゃがみこんでしまった。
部屋に、秋川の嗚咽だけが広がる。
俺は……一体、何をしたんだ?
秋川と、何があったんだ?
分からない。
何も思い出せない。
だけど、それでも。
「……ふぇぇぇ………瑠璃…ちゃぁああん………!」
秋川を、優しく抱き締めてあげた。
3.黒柱編
「それで?話とは何だ、闇の」
瑠璃は…いや、私は、再びアイヴンを訪れていた。
お母さんに無理を言って連れてきて貰い、今こうして……。
「早くしろ。俺はお前と過ごす為の時間等、持ち合わせていないからな」
「……はい、直ぐに終わらせます」
黒柱様にお会いしている。
その理由は、至極単純。
「貴方には、一度殺されました。」
咬まれたあの時。
この人は、一切悪びれる素振りすら見せなかった。
「貴方は、姉を殺そうとしました。」
私が殺された復讐に、姉はこの人を襲った。
そしてこの人は、その時白柱が止めさえしなければ、そのまま命を奪っただろう。
「………くだらん。愚痴なら他で零せ。謝罪を望むなら、生憎だが俺の辞書には載っていない」
そう言って、黒柱様は立ち上がった。
「それでも」
私の発したそれに、後ろを向いて足を踏み出していた黒柱様は、その足を止めた。
「そんなことをされても。……………以前貴方が言ったように、自分でも随分と単純な脳だと思います。」
本当に、私は馬鹿なのだろうか。
黒柱様は、その御顔を少し傾ける様にして、右目だけで肩越しに私を見ている。
「私は、貴方の事が、大好きです」
そう言って、私は口を閉じた。
黒柱様は体勢を変えず、また言葉も発しない。
そのまま、永遠にも等しい数分が過ぎるのを、私は静かに待っていた。
唐突に。
「用はそれだけか、闇の」
体勢は矢張変えず、振り返る事は勿論無く、黒柱様はそう言った。
「えぇ、それだけです」
「前言を撤回しよう」
その御顔を再び前に向け、黒柱様は続けた。
「どうやら、辞書のカバー下にでも書いていた様だな」
全身で振り返り、私の顔を真っ直ぐに見る。
「すまない」
頭を下げると、きっちり三秒、それから再び顔を上げる。
「俺の辞書には、『恋愛』の二文字が無い様だ」
そう言って、今度こそ後ろを向いてそれから歩きだした。
去っていくその背を見つめながら、私の口は静かに微笑んでいた。
「探してみせますよ」
黒柱様は、先程の様に足を止める。
振り向きさえしないが、それでも歩きもしない。
「『謝罪』の様に、どこかに書いてあるかもしれません。探しだして見せましょう。………無ければ」
そうだ。
相手は、あの黒柱。
そう簡単に叶う想いではない。
諦めない。
「私が、書き足して差し上げます。………それまでは」
探す間も。
書き足してあげる間も。
側から、離れたくない。
「召し使いだろうが何だろうが構いません。貴方のお側に、居させて下さい」
その言葉に、黒柱様はもう一度だけ、本当にもう一度だけ振り向いた。
「…三日程したらまた戻ってくる。…………それまでに、この部屋だけでも掃除していてくれ。……終わったら、この部屋で待っていろ。」
そして、それからは振り返る事無く歩き続け、部屋を出ていった。
閉まった扉を見て、私は呟く。
「えぇ、待っています。……貴方が、振り向いてくれるまで」
心から、私を見てくれるまで。
いつまでだろうが、私は待ってみせる。
【Fin】
と、言う訳で。
うん。
どこがコメディだっ!
はぁ……これじゃ、ただの妄想爆発番外編じゃん………。
あ、続きませんよ、一応。
恋愛物は、書くのが苦手ですので。
それでは最後にもう一度。
1000突破ありがとー!!!!!!!




