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くっきんぐぅ〜
街の中央広場から少し外れた場所に、屋外調理場はあった。
石造りのかまどがいくつも並び、共同利用の調理台や水場も整っている。
昼時ということもあり、あちこちから湯気と香りが立ち上っていた。
「ここだここ」
ショーンが慣れた様子で場所を確保し、荷物を下ろす。
「さあ陽真、腕の見せどころだぞ」
「聞いてねぇし……」
陽真はげんなりしながらも、無限バックパックからクッカーセットを取り出した。
見た目はただのアウトドア用調理器具。
だが地面に置いた瞬間、かすかに魔法陣のような光が走る。
ノールがそれを見て、にやりとする。
「相変わらず、道具の方がやる気ありますね」
「俺のやる気も見習ってほしいもんだ」
コノハは調理台の端にちょこんと座り、しっぽを揺らす。
「きょうは何を作るんですか?」
「知らん。適当に、だ」
せっかくだしなぁ美味いもんがいいかぁ
なんてな




