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プロローグ
新人若輩者で、誤字脱字日本語の間違い多々あると思われます。どうかその際は指摘してくださいますようお願いいたします。投稿頻度がグダグダになることが予想されますがご容赦くださいませ。残酷描写が含まれているシーンがございます。
*プロローグ
夜。
東京某所の雑居ビル屋上にて。人影が三つ。大きさと雰囲気からしてまだ若い。
「……今夜は見込みなしね」
寝そべっていた一人が言う。
「やっぱり?」
フェンスに凭れていた一人が答える。
「だから言ったろ」
二人から少し離れた一人が棘のある口調で言う。
「しょうがないじゃない。珍しくお相手がしぶとかったんだもの」
「……帰るんだろ?」
皮肉った口調を隠そうともせずに言いながら言い争っている少年が立ち上がる。
「……はいはい」
諦めたように少女が返事をする。
会話内容は雰囲気に反して重い。
「帰りましょ。いつまでもグダグダしていたら危ない。」
少年少女たちは闇に紛れたまま歩き出した。