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俺は少弐氏をこの戦国乱世で大国にしてみせる!  作者: 肥前守田中丸
立志編
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第五話 面会




俺たち少弐家の残党100名は多久城落城の翌日、明朝に蓮池城(はすいけじょう)に何とかたどり着いた。


たどり着いた蓮池城は昨晩までいた多久城とは打って変わって、平野に築かれた平城であった。


周りには城下町があり、そこそこの規模のようだ。


「松法師丸様。とりあえずここは資元様が言っていたように、小田資光殿に会いに行くのがよろしいかと」


と、家兼さんが言ってきた。


「そうでしょうね。皆さん、とりあえず城の大手門まで行ってみましょうか」


「はっ!」


俺たちはとりあえず城の大手門まで行くことになった。






少し移動して、大手門の近くまで来た。


..........なんというかものすごく重々しい門だな。

門には黒く漆喰が塗られておりこの場にあるだけですごいくらいの威圧感が滲み出てきていた。


すると、城門の上にいた警備兵らしき人物がこちらのことに気づいたのか、話しかけてきた。



「!何者だ!名を名乗れ!!」


「私の名は少弐松法師丸!蓮池城城主、小田資光殿に面会を求め、やってきた!直ちに門を開いて、資光殿に面会を求めたい!」


「少弐松法師丸?.....!まさかあの少弐家の嫡男....?!し、失礼いたしました!た、直ちに我が主君にこの旨を伝えてきますゆえ、城内にお早くお入りください!」


警備兵がそう言うと、ギィィィと言う、重い音を立てて大きな門が開いて、俺たちを出迎えてくれた。


さて、ここからひと仕事と行きますか!




━━━━━━━━━━━━━━━━━━




程なくして、俺たちは10名ほどの護衛を一緒に連れて城の奥へと行き、他の者は城の庭らしきところで待機となった。




俺たちが通されたのは十二畳程の部屋。俺が座ったところの前には、一段高くなった座布団が置いてあった。



しばらくすると、一人の男が襖を開け、入ってきた。

この男の人が小田資光さん....なのかな?年齢は5、60歳くらいだろうか?体型は.....まあ、少し筋肉質と言った感じだが、(いた)って普通の見た目をしているおじさん、と言った感じだった。


「お主がその.....資元様の嫡男か?」


「はい。左様にございます」


「.........」

「.........」


そこで会話が終わってしまった。......気まずい。ものすごく気まずい。こんな時はまず、世間話でもすればいいのか?いや、でもこの頃の世間話ってどんなことをすればいいんだ?などと考えていると、これを見兼ねたのか家兼さんが


「資光様。今日は私共の唐突な願いを叶えていただき誠に感謝致します。今日は参ったのは、我らと松法師丸様を庇護していただきたく参った所存でございます。」


とこの場を上手く回してくれた。


「.......保護ですか.......むむむむむ......」


むむむむむ......

むむむむむ......






.....1人でものすごい時間考えてるんだけど.......

と思ったら急に立ち上がって、吹っ切れたように話してきた。


「分かりました!お引き受けしましょう!!今すぐに松法師丸様達が寝泊まりできる宿所を手配して参ります!」


「!本当ですか?!ありがとうございます!資光殿!」


「うむ!まずは城の中で、道中の汚れを流してきてくだされ!」


「ありがとうございます!」




何はともあれ、緊張した面会は俺たちを資光殿が保護してくれることで話が着いた。


良かった。実によかったぁ..........

.


........まずは道中で、溜まった汚れを落としにでも行こうかな.......








すいません...


日曜日中に出そうと思っていたら出すのを忘れてしまっていました......


待っていた方、本当にすいません...


次の更新日はゴールデンウィーク前半くらいになりそうです。



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