第十六話 朝(昼)
眠たい....( ¯꒳¯ )ᐝ
誰かが俺を呼んでいる。
誰だ…俺はもっと寝てた~い…
「…丸様。松法師丸様。起きてください!もう午の刻の正刻(正午)の鐘が鳴りましたぞ」
家兼が、俺の体を揺すりながら言う。
「んぁ…もうそんな時間なのか…」
と言いながら、俺は体を起こす。
太陽は南を向き、日差しが照っていることが嫌でもわかる。
ふぁぁ…と俺は欠伸をする。
「松法師丸様。まずは顔を洗ってきてくださいませ」
と家兼は手ぬぐいを渡してくる。
手ぬぐいを貰い、俺は立ち上がると、顔を洗うために井戸へと向かった。
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顔を洗い終えると布団が綺麗になくなっており、上座には代わりに座布団が置かれていた。
その反対側には家兼がいる。
「...」
じっとこちらを見ている。どうやら座れと言っているみたいだ。
...俺が上座に座ると、家兼は話し始めた。
「まずは此度の多久城への侵入、見事に成功できましたな。金塊を数えたところ...やはり資元様の仰っていた通り、約二千五百貫。きっちりと揃っておりました!」
「おお!そうであったか!...そうか...」
俺はちゃんと二千五百貫を持ってこれていたらしい。良かったたぁ...
と俺は安堵したが、家兼はまた話しをしだす。
「で...その、松法師丸様?五千貫の金塊が手に入ったのは喜ばしいことですが...具体的にどのようにして少弐家を再興させていきましょうや?」
あ...確かに。
俺の考えではとりあえず金塊さえ奪えればどうにかなると思っていたが...まぁ金だけあっても結局使わなきゃ意味が無いんだよなぁ...確かにまじでどうしよう。
んー...
「...むむむ」
...俺はこれしか言えなかった。
すると家兼が突然笑いだした。
「はははは、すみませぬまだまだ若い松法師丸様には少々難題でしたな」
と家兼に言われる。
ぶー...なんかやな感じ....むー。
「で、では家兼はなにか考えているのか?金の使い道を」
「はい。考えております」
うぉー、即答。これは期待できるなぁ...(棒)
「まずは...」
ま、まずは...
ゴクリ。と唾を飲む。
「まずは...「宴をしましょう!」
バァァァン
と、障子が開いて、例の小姓が飛び出しながら言ってきた。
「宴をしましょう!今朝、松法師丸様は言っておりました!「皆へねぎらいをしたいと思っている...」と!だから、宴を」
と言っている最中「こらぁっ!」と家兼の大きな声が響く。
「松法師丸様になんて口の利き方をしておるのじゃ!」
ゴスッ
...と、かなり痛そうなゲンコツが飛んでいった。
「痛ってぇ!」と小姓は頭を抑えている。
「まぁまぁ、確かにねぎらいをしたいと思っていたところだ。そうしようそうしよう」
と小姓をフォローする言うと小姓の目がキラキラと輝き、「松法師丸様!ありがとうございます!俺他のみんなに伝えてきます!」と言って勢いよく障子を開けて走って行ってしまった。
「全く...」
と家兼は頭を抱えた。
...どうやら家兼も大変そうらしい...ははは
明日(今日)も投稿できるかなぁ...




