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俺は少弐氏をこの戦国乱世で大国にしてみせる!  作者: 肥前守田中丸
立志編
15/32

第十五話 蓮池 到着

スイマセン…

三日間連続で投稿しようと思ったんですが、ギリすぎてしまいました…

俺たちは専称寺(せんしょうじ)を出て東門へと抜けていった。

どうやら、東門の警備兵も椿殿が城内へと誘導してくれていたらしい。




そのまま多久城を東へと進んだ。途中この体ではどうしても走り続ける事が出来なくて、家兼に抱えられながら、街道沿いになんとか蓮池城に着くことができた。


見覚えのある城下町を通り、小田殿に用意してもらった屋敷へと帰ってきた。




「つ、着いたぁ~!!!」

ついてきていた小姓の格好をした少年が言った。


俺たちが屋敷に着いたのは、日が昇った卯の刻(午前五~七時)だった。

皆、疲れ果てている。と


「松法師丸様。おはようございます」

と言って、小田殿が屋敷の前まで迎えに来てくれた。


「おお!小田殿これはこれは…わざわざお迎えご苦労様でございます」

と家兼が一歩前へ出て、言う。



「その馬車の積み荷を見るに…成功したのですな!いやぁ、よかったよかった…」

と言い胸をなでおろした。


本当に良かった…

「はぁぁぁぁぁぁぁ」と俺は大きく声を出した。


そんな俺のため息に

「まったく…松法師丸様。夜通し走ってきたのですから今からゆっくり休みましょう。皆にも休むように言いておきましょう」

と家兼が言う。


「そうだな…俺もかなり疲れたし、休もう…皆も休もう。休んだ後に皆のねぎらいをしたいと思っている。楽しみにしておけよ」


「おぉ!」と皆が少し疲れた声で言う。


「では、皆お休み」と言い俺はすぐに床に()いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ー多久城内本丸ー


「なぜじゃ…なぜじゃ…なぜじゃ、なぜじゃ!奴はどこへ行ったのだ!!くっそ!」

ドスッドスッと地面を()りとても切れていることがわかる。



…はっ、と気付いたように一人の男をにらみつける。


「も、もとはと言えば、千葉!おぬしが連れてきた、百姓どものことを信じたから、こんな無駄足を食らって、少弐の嫡子を取り逃したのではないか!!その責任どぉぉうしてくれる!!!」

と怒りに身を任せ刀を抜いた。



「殿!お待ちください、千葉殿を切ってしまっては何の意味もありません!おやめください!」


「殿!」「殿!」と口々に家臣は言う。


しかしそんな家臣たちの声は聞こえず。

「うるさい!主君であるこのわしに逆らう気かぁぁ!」

と言いながら刀を振り下ろした。


「うぐっ!!」と最初に意見した家臣が切られた。

血しぶきが上がり家臣は倒れピクリとも動かなくなった。




「このままだと…わしは…大内殿に何をされるかわからん…皆、この者の死体をかたずけよ。すぐに軍議(ぐんぎ)をする」


そんな光景を見て、その場にいる全員が沈黙をした。


明日も投稿できるかな…?


感想、イイねどしどし送ってください!!

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