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聖輪奇聞・転生記!~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
転生記~始まりの伝説編~
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復讐を誓う女!【参】・・・強女!

女帝の罠にかかった沙悟浄と意識の戻らぬ三蔵。


しかし、沙悟浄の機転で危機から脱出。


その最中、沙悟浄が出会ったのは?


はい!沙悟浄です!


三蔵様を背負い女帝さんからの追っ手から逃げていた私は、前方から来た何者かによって蹴り飛ばされてしまったのでした。けれど?


「えっ?嘘?何?えっ?えっ?河童ちゃんなの?どうしてここに?」


その相手は私の知る人物でした。



「ほ…本当に鉄扇ちゃん?」


「きゃあああ!嘘?マジに?何で?何で?」


「ちょっ?ちょっ?ちょっ?それは私も聞きたいですよ~どうして鉄扇ちゃんが?」



倒れている私を鉄扇ちゃんが抱き起こしてくれたのです。

そんな私達を見て呆れる人物がもう一人?


「何をやってるのよ?ところで誰よ!そいつ?」


「あっ…蝎子精…」


「まさか…あんたのこれ?」



その女性は、ニヤケながら鉄扇ちゃんに小指を立てて見せたのです。

ちなみに小指って何でしょうか?



「うるさいわね!あんたには関係ないでしょ?」


「あんた…趣味変わってるわね?てか、何処が良いのよ?そんなの?って、あっああああああ!!」



蝎子精と呼ばれた女の人が、私の姿を見て突然目の色を変えて抱き着いて来たのです。


(えっ?えっ?えっ? )


「ちょっ…ちょっと!」


私もですが鉄扇ちゃんも止めに入ろうとすると?


バコン!

「うきゃああ~」


私は払い退けられてしまったのです。



「うっそ~私の三蔵様じゃないかしらぁ~!」


蝎子精さんは、横たわっていた三蔵様に抱き着いたのでした。

あれ?お知り合いですか?

あ…あれ?

突然視界がボヤけていく~


「きゃあああ!」



私は見知った顔についホッとしてか、そのまま気を失ってしまったのでした。

どれくらい眠っていたのか?

私は目を覚ましたのでした。

視界の先には鉄扇ちゃんが泣きながら私の肩を掴み揺さぶっていたのです。



「大丈夫!?大丈夫!?河童ちゃん死なないでぇええ!」



鉄扇ちゃんは半泣きしていました。



「だだだ…大丈夫ででですぅ~ぁ…脳が揺さぶられてしまう~」



すると今度は蝎子精さんが真面目な顔で私に言ったのです。


「ねぇ?あんた!三蔵様は一体どうしちゃったの?」


「そ…それが…」


どうやら本当に蝎子精さんは三蔵様のお知り合いのようですね?

私は旅の道中、三蔵様の身に起きた事を摘んで説明した後、蝎子精さんは三蔵様の身体を触り始めたのです。


「何を?」


「心配ないわ!蝎子精は、妖怪医でもあるのよ!」


「妖怪医?」


「沙悟浄ちゃんの背中の傷も蝎子精が治してくれたのよ?」


「えっ?背中の傷?それって?」



私は自分の背中に触ろうとして、初めて自分の身体が傷付いていた事に気付いたのです。


そうか…私は怪我をしていたのですね。

恐らく女帝さんから逃げる際に負ったのでしょう。

水妖弾が三蔵様に向かって来た時に身を挺して庇った事を思い出す。

逃げる事に夢中で痛みを忘れていました…



「呆れた!自分の怪我に気付いてなかったのね?自分の事より三蔵様の事しか考えてなかったのね。本当に馬鹿な子!あんただって、もう少し治療が遅れていたら危なかったのよ?それだけの深手だったのに全く命知らずよ」


「なんか本当に無我夢中で~。いろいろ助けてくださり、本当にありがとうございました!遅ればせながら私、沙悟浄と言います」


「私は蝎子精!鉄扇の連れよ?」


鉄扇ちゃんが間を割るように付け足す。


「悪友って奴よ!」


「あはは…」


「そんな事より…」


蝎子精さんの視界の先には三蔵様が治療された状態で眠っていたのです。



「危険だわ…生きているのが不思議なくらい。三蔵様に何があったの?」


「!!」


私はそこで三蔵様に起きた事、孫悟空兄貴と八戒兄貴が不在である事を告げたのです。


「ところで、この治療は誰が?」


「あっ!すみません!私が見よう見真似で!独学なんで、本当すみません!すみません!すみません!」


「見よう見真似ねって…独学?」



蝎子精さんは私の顔をマジマジと見て思った。



(凄い技術だわ…しかも独学って…末恐ろしいわ!


この子、ちゃんと育てたら一流の妖怪医になれる素質があるかも!)



妖怪医とは妖怪専門の医者の事です。そもそも妖怪は再生治癒能力が備わっているために医者は必要ないと思われがちですが、近年は妖怪にもかかるような病もあったり、神気を籠めた攻撃で再生治癒が困難な症状が増えているのです。それにより専門な知識と繊細な治療技術や能力が必要とされているのですが、一般的には数少ない専門職なのでした。



「ところで貴女は三蔵様とお知り合いなのですか?」


すると蝎子精さんは真剣な顔付きで言ったのです。


「三蔵様は…かつて私を振った愛しい男性…」


「えっ!?」



蝎子精さんは涙をこぼし話を続ける。



「彼とは少しの間だけど一緒に旅をした事があるの。私は彼にゾッコンだったわ…だけど彼は言ったの…旅に女は必要ないって!」


「蝎子精さん…」

「知らなかった…」


それは私が三蔵様と出会う前の話でした。

孫悟空兄貴と八戒兄貴に三蔵様のお嫁候補として呼ばれて、共に旅をした数日間。

けれど危険な度に女は足手まといだと捨てられたとか?

そんな話があったのですね・・・

知らなかったです。


「何度も恨んだわ…だけど無理…今も忘れられないで引きずって…未練がましいわね?」



「蝎子精さん…」

「蝎子精…」


「でも三蔵様も損な男よね?だって、そうじゃない?私みたいな美貌の女を振るなんて?私、男にフラれたの生まれて始めてだったのよ?めちゃくちゃ屈辱!私のプライドずたぼろよぉ~!」



ズコォ~!

私と鉄扇ちゃんはズッコケてしまいました。



「その後、私に他に男が出来て、そのまんまよ~アハハ!まぁ、その男とも直ぐに喧嘩別れしちゃったけどねぇ~?いやぁ~でも、やっぱり三蔵様は良い男よねぇ~ウフッ!」


「ウフッ…じゃないわぁ!」



私達の同情の涙を返してください。



「そうだ!あんた鉄扇の友達みたいだから、良い物をあげるわ!」



すると蝎子精さんは、コッソリ私に小さな袋を手渡し念押しして言ったのです。



「でも、あんたが本当に必要だと思った時まで開けたらダメよ?分かった?」


「あっ…はい…」



この人、意味不明です~

良い人なんだか、悪い人なんだか面白い人なんだか?

不思議な人です。



そもそも女性って不可思議ですよね?



「そう言えば、鉄扇ちゃん達はそちら(前方)から来たみたいですが?」


「えっ?うん!それがどうしたの?」


「いえ…私はそっちの方向に向かっていたので…」


「無理よ!私達が来た方向は行き止まりだから?」


「えっ?えっ?」



聞くに鉄扇ちゃん達はこの城に突入する際に、自分達の天空城をこの城に体当たりさせたのだそうです。当然、隠し通路の逃げ道は塞がってしまったそうです。


何て無茶を…

あっ…さっきの強い揺れはその時の衝突が原因だったのですね!


とにかく前方には逃げ場がなくなったって事は戻るしかなくなった訳ですか?

いやいや…その前に、どうして鉄扇ちゃん達がここにいるのでしょう??



「鉄扇ちゃんはどうしてここに??」



すると、鉄扇ちゃんは今までにない険しい顔付きになって言ったのです。




「復讐するべき女がいるから!」



復讐って??


そう言えば以前にもそんな事を言っていたような?

復讐を成すまで死ねないって…

一体誰に?誰の?

私はそれ以上深く聞けなかったのです。



「河童ちゃんがどうしてこんな場所にいるか知らないけど、危ないからこれ以上関わらない方が良いわ!今から此処は戦場になるから!」



えっ?

すると、鉄扇ちゃんと蝎子精さんは私と三蔵様を残して、女帝さんのいる奥に向かって行ったのでした。

察するに鉄扇ちゃんの復讐の相手って、あの恐い女帝さんでは?



「…………」



私…ここにいて良いのでしょうか?

しかし、三蔵様を置いては行けない…

私が三蔵様を守らないと!


その時…

私の裾が引っ張られたのです?

それは、三蔵様でした。



「あっ!お気づきになられたのですか!?」


《うっ…うう…》


「!」


そうだ…三蔵様は声が…

私は三蔵様の傍に寄り、三蔵様の指を自分の手の平に置いたのでした。


指文字…

すると、ゆっくり三蔵様の指が動いたのです。


《馬鹿者…俺に構うな》


それだけ記し、三蔵様は私の背中をその力なき腕で押したのです。

そして三蔵様は再び意識を失ったのでした。



「ああ…三蔵様…」


私は涙が零れました。

そうなんだ…

三蔵様ってこういう方なんだ…

いつもいつも自分の身を省みないで…

私達の背中をいつも押してくれる…


「分かりました!」



私は三蔵様の周りに幾つもの出来る限り強力なの結解を張り巡らしたのです。


「これで良し!三蔵様…私、行きます!」




そして、私は…

三蔵様を残し、鉄扇ちゃん達が向かった戦場へと駆け出したのでした。





そして、今…


戦場では?



何処ともなく突然現れ奇襲して来た鉄扇ちゃんと蝎子精さんの前に、女帝さんの配下の女妖怪達がぞろぞろと集まり囲んでいた。


「一体、何処から現れた?」


突然の奇襲に一度は混乱した配下達だったが、直ぐに立て直し襲い掛かる。

応戦する鉄扇ちゃんと蝎子精さん。



「ほほほほ!私に近付く者は全て斬り刻むわよ!」



数人の女妖怪達が刀を手にし、一斉に鉄扇ちゃんに迫る。鉄扇ちゃんは巨大な鉄の扇を構えると、軽々振り回しながら敵の刃を受け止めたのです。


そして、鉄の扇を開くと気合い一閃!


「うぎゃああああ!」



突風が吹き荒れ、疾風の刃が女妖怪達を斬り裂いたのです。


「どんどん行くわよ!」


「油断しない!後ろ!」


「!」



鉄扇ちゃんの背後から隠れていた女妖怪が、刃を振り下ろして来たのです。


「河童手裏剣!」



鉄扇ちゃんに斬り掛かった女妖怪の顔に光輝くお皿が飛んで来て貼り付くと、


「きゃああ!」



すかさず鉄扇ちゃんは扇を振り払い、女妖怪を吹き飛ばしたのでした。


そう…そこに現れたのは?


「河童ちゃん!何故?」



そうです。

私です!


「何とか間に合いましたね!二人とも早いですよ~及ばずながら助っ人させていただきます」


「河童ちゃん…悪いけど…」


「心配しないで下さい!自分の身は自分で守ります!足手まといにはなりません!」


「河童ちゃん…」


私の勇敢な言葉に感動する鉄扇ちゃん。

そんな私達を見て溜息をつく蝎子精さん。


「物影に隠れて言われても、説得力ないわよね…」


…すみません



「ありがとう…」


「あら?」


(まったくもう…こんな状況でラブラブ作っちゃってぇ~!)



すると、再び新手が現れたのです。


「ここにいたぞぇ!」



ぞろぞろと武装した女妖怪の兵士達が集まって来る。その手には女性が持つにはゴツイ大型の刀で、私達に向かって襲い掛かって来たのです。


「うひゃあああ!」


閃光が走る!

見ると女妖怪達が一人一人倒れていくではないですか?



(えっ?何?)


よく見れば彼女達の眉間には急所を貫く針が突き刺さっていたのです。


「流石の針捌きね?」


「まぁね!」


その針は蝎子精さんが投げた毒針だったのです。

しかし眉間を貫かれた女性を見るのは、心退けます…


ん?あああ?


眉間を貫かれた女妖怪さん達の姿が変わっていく!?

見る見る姿がおぞましい姿へと?


顔が蟻?蟻の姿をした蟻妖怪?ありえねーー!



あっ…

駄洒落じゃないですよ?



「コイツ達は、ここの主の妖気によって強制的に妖怪化された昆虫達なのよ!」


昆虫?

すると残っていた他の女妖怪さん達の姿が昆虫妖怪へと変貌していったのです。

両腕が刃のような者や、カミキリのような牙の者。羽をはやした者?足や腕が虫のように伸びた者!


お…悍ましい…

てか、恐いです~!


「あの女福と同じよ」


そう言えば以前倒した大蜘蛛妖怪の女福も虫妖怪でしたね?

つまり鉄扇ちゃんが女福の所に忍び込んだ理由は、ここの女帝の手掛かりを探すためだったのですね。

すると女妖怪達は一斉に襲い掛かって来ました。



「行くわよ!蝎子精!」

「あんたも油断するんじゃないわよ!」



二人は怯まず迎え撃ったのです。


『鉄扇攻守!』



鉄扇さんの周りに紅色の鉄の板が出現する!

鉄の板は攻撃と防御に分かれて陣形を作っていく。

これは鉄扇ちゃんの必殺奥義です。

防御の鉄の板が相手からの攻撃を止め、攻撃型の鉄の板が襲い掛かる虫妖怪達を薙ぎ倒す!


「うぎゃああああ!」



続けて蝎子精さんの妖気が高まっていく?


「あれは!?」


蝎子精さんの腕が何本にも見えます?


あれは残像?


『無手精影武威!』

※ムシュセイエイブイ



蝎子精さんの背後に現れた無数の手から毒針が虫妖怪達に放たれ虫妖怪達の身体に何かが刺さっていく。

それは透明の毒針!

毒針が刺さった虫妖怪達は、悶絶しながら息絶えていきました。



私は物陰から覗き込みながら思ったのです。


女の人って強いです…

私はただ柱に隠れて、邪魔にならないように応援する事しか出来ませんでした。


「フレェ~フレェ~!」



て、私…此処に来た意味あったのでしょうか?


あっ!そこに女官僚が現れる。



「この汚らわしい侵入者が!決して女帝様には近付けさせる訳にはいかないですわ!」



すると新たに強大な妖気を纏った三人の人影が?


「官僚様!ここは私達にお任せくださいませ?」


「おっ?お前達か!ふふふ…良かろう!この城最強のお前達三人なら安心だわ!」


最強の三人ですって??

見ると美しい女性が三人前に出てきて、私達の前に立ち塞がったのです。



「ふふふふふふふふふ…」

『魂虫変化唯我独尊!』


三人の女達の身体が膨れ上がり衣が破けていく。


「河童ちゃん!見ちゃダメ!」

「えっ?あっ?はい!」


「とか言ってらんないわよ!」



…えっ?

私達の目の前には昆虫化した女達が見下ろしていたのです。

そいつ達は強固な黒い鎧を纏っていた。

額に二本の角?

一人は前後に、もう一人は左右に?

あれは間違いありません!


カブトムシにクワガタ虫!


すかさず鉄扇ちゃんと蝎子精さんが攻撃を仕掛ける。

鉄扇ちゃんの振り払った鉄の扇がカブト虫の姿をした妖怪に直撃するが、その攻撃はカブト虫妖怪の強固な鎧にはびくともしなかったのです。

更に蝎子精さんの投げた毒針も、クワガタ虫の妖怪の鎧に弾かれてしまったのでした。


「ホホホ!手も足も出まい?」


「ウフフ!私達に畏れを抱きなさい!」



私は震えが止まらなかった。

しかし勇気を振り絞って気付いた事を叫んだのでした。


「貴方達は!ま…まさか!」






『オカマさんですか?』



沈黙が時を止めた。

が、直ぐにカブ女もクワ女も言い返して来たのです。



「お前!何を言ってるのさ?フザケルのも大概にしなさい!」


「失礼な奴ね!何を根拠に!」



こ…根拠って…


「あの~カブトムシもクワガタも雌の角は長くないのですよ?あ、角じゃなくて実際は顎なんですけどね?それに…」



「顎繋がりで言わせて貰いますと、貴方達の顎に髭が生えてますよ?」


「うっそ~~」

「いやぁああ~」



「更に言うと、さっきから大物ぶっている三人目の貴方!」



それは残りの最強?女?妖怪の一人でした。


「貴方は完全にオカマです!」


「なっ?何を??」


「だって、貴方はカマキリ…いや、髭引っ括めて…ズバリオカマです!」



そうです。

最後の一人はカマキリ女…いえ?カマキリ男妖怪さんだったのです。



「いやいや!何て言い掛かり的に酷~いわ?失礼!失礼過ぎるわ!私達は見た目はこんなでも、中身は立派な女なんですからね!」



「もう良いわ~」


鉄扇ちゃんのツッコミに一同が制止したのです。


「お笑いはもうオシマイにしましょ?」


鉄扇ちゃんと蝎子精さんは再び攻撃を仕掛ける!

しかし、あの強固な鎧を前にどうやって?


「こうやるのよ!」


蝎子精さんがカブ男とクワ男の間をすれ違いながら毒針を放つ。


「だから、そんな針なんかで私達の身体は貫けないわ!」


「て、あれ?」



毒針は二人の鎧を避けて関節の隙間に刺さっていたのです。

毒針は次第に二人の身体を蝕み、


「いゃああああああ!」


溶けて消えたのでした。


更にカマ男と交戦中の鉄扇ちゃんも激しさを増していく。

カマ男の鋭い大鎌が鉄扇ちゃんに斬りかかると鉄扇ちゃんは大型鉄扇を巧みに扱い鎌に対抗していた。


「よくも二人を!許さないわ~」


「いい加減キモいわ!そもそも私は男が嫌いなのよー!」


鉄扇ちゃんの振り払った鉄扇から凄まじい竜巻が起こり、カマ男を巻き込みながら宙に浮かす。


「螺旋の舞!」


竜巻に巻き込まれたカマ男は、竜巻の中で鋭い疾風の刃に斬り刻まれる。

カマ男の断末魔が響き渡る中、鉄扇ちゃんはポーズをキメたのでした。



圧倒的な戦力!


圧倒的な女子力!


まさに鉄扇ちゃんと蝎子精さんの前に敵はいないと思われるほどでした。


そんな戦況を見ていた女官僚は、



「まさか!あの三人が手も足も出ないなんて。だが、このままでは女帝様に合わせる顔がない!こうなったら私直々に…」


『魂虫変化唯我独尊!』



すると、女官僚の身体もまた変化していったのです。


あっ!あれは!?


その姿を見て私達は恐怖を感じたのです。


ダメだ…勝てるはずがない…


今まで勝ち誇っていた鉄扇ちゃんと蝎子精さんでさえ、その姿を前にして震え上がっていました。






そのスピード…


その生命力…


あの姿は間違いない!



カサカサ…カサカサ…


「あわわ…」


『ゴキィブゥリィ~!』



逃げなきゃ…やられる?触れられる?



「きゃああああああ!」


私達は半泣きしながら逃げたのです。



「いやぁ~!あれは無理!全然に無理ぃ~!」


「私だって嫌よ!だぁ~めぇ~!近寄らないでぇ~!」



あわわ~こうなったら…私が!


私はその姿を見るなり、やっぱり…無理。


私達は一目散に逃げたのでした!



「…………」


その場に一人残された女官僚さんは、遠い目で私達を見ていたのでした。



「酷い…」


次回予告




沙悟浄「いや~本当に女の人って怖いですね~!」


「まさかまさかの最強の敵の登場に・・・あっ、私達にとってですが、


逃げ惑う中・・・続話は?」



鉄扇「・・・姉さん」

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