第2話 ピエロがくれた三日間
もしも自分に人気が出たら
ヨロコビですが
それと同時にもしも人気を失しなったらという
カナシミが生まれます
山田はモテなかった
いや顔や性格の問題じゃない
普通過ぎてモテなかった
いわゆる凡人だったのだ
~1日目~
朝ごはんを食べて歯磨きして着替えて顔洗って
いつもの計画 いつもの日々が始まろうとしていた時
枕元に手紙が置かれていた
ヤマダへ
オマエノネガイミッツカナエル
ピエロヨリ
ツイシン
ソノカワリオレノソンザイヲバラシテハイケナイ
その下には3つの枠
1 モテる
2 人気になる
3 死なない
手紙は風で飛ばされたかように消えていった
学校の行くと
信じられないほどモテて 人気が出る
女先生「行方不明の鈴木君はどうでもいい 山田かっこいい」
アイドルのように人気が出る
あっという間の一日だった
~2日目~
山田には好きな女子の 富岡ヒカリ がいた
今日はその子に告白しようと考えた
体育館裏に呼び出し 告白する
もちろん成功
しかし それを目撃する一人の女子
その女子は家に帰り
電話でそのことをすべての女子に回す
まるで連絡網だった
チャットで会話もした
ヒナコ 今日 山田に告白していた女子いたらしいよ
カナコ マジで そいついじめようぜ
リリナ そうだね
カナコ そういえば 来週の土曜日の服屋に行くんだよね
ミナミ 私も行きたいw
カナコ いいよ
山田が女子に告白していたのを
女子が山田に告白していたのと勘違いして
大変なことになりそうな2日目の夜
~最終日~
グウゼンノデアイカラハジマルラブストーリーハオワリダ
キミガエランダミチダカラマエダケミテネ
ピエロ
不思議に思いつつ学校に行く
ヒカリから真実を聴き
イカリのクラスメイト達がいた
山田いじめが始まった
追い詰められた山田は屋上から飛び降りた
生きてる
ものすごい痛みが襲い掛かる
なぜ なぜ俺は生きているんだ
1 モテる
2 人気になる
3 死なない
おわり