表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
笑顔が弾けるこの世界  作者: 園の中の園
1/2

乱暴なお客様

 ティーポットからは、心地よいノイズが響く。

 時間通りに通信は始まったが、5分経った今もノイズしか聞こえない。

「今日お帰りになる予定だけど、何かあったのかしら」

 退屈なので、思いついたことをそのまま口にだすが、少し空しくなるだけだった。

 


 私の名前は、チョコ。このお屋敷で住み込みのメイドをしている。

 基本的には、館の清掃、買い出し、お客の接待兼腕試し、ご主人様達のお手伝い等を任されている。

 ご主人様は二人居て、同列の立場に居る。お二人共、私の救世主だ。

 一人が人食いのボーン様。私の名前を付けて下さった方で、細身で長身の少年だ。お客様が言う「ゲーム」とはボーン様の事だが、何故そう呼ばれているかは分からない。

 もう一人が吸血鬼のビセラ様。私を見つけてくれた方で、赤い骨格の白い羽を持った背の低い少女だ。いつも笑顔でふわふわ浮いている。

 お二人は幼馴染で、昔の友達を探している最中らしい。そのためお屋敷には私だけということもよくあり、今が正にそうだ。


「繋がってる?偽物じゃないよね」

「はい、繋がっていますし本物です」

 ようやく、机の上のティーポットから声が聞こえた。

「これから戻るから、温かいお茶を用意しといてね。ビセラが凍えちゃってさ」

「承知しました。それと、目的の物はありましたか?」



 


 

 

 

 


 



 




 


 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ