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登場人物まとめ ※

ネタバレ、また一番下にイラストがあるので、ご注意ください。

(ハン) 梨由(リユン)


17歳。燕青国の第三皇女。

和平交渉のため人質に出され、現在は蘭杳国皇帝である翔呀ユゥグの皇妃。


後述の玲瓏リーロンと同一人物。


髪の長さは腰ほどで、皇妃の時は簪などで飾っている。

軍師の時は括っていることが多いが、仮面についている飾り毛のため殆ど見えない。


異母兄たちとはあまり仲が良くないが、異母姉妹とは仲が良いらしい。

同腹のものとしては、羚由レイユンという幼いながら賢い弟がいる。


とある人の元に弟子入りし、女ながらに持った優秀さによって軍略や史学、漢文を学んだ。


また、戦闘部族“虎煌フェイジュン”出身である母から武術及び武器術を習ったため、その強さは一国の将に匹敵する。

しかし本人曰く、母には遠く及ばず、また自らが戦うつもりはないとのこと。


趣味は軍戯。

従来のものでもほぼ負けなしであり、また規則が少な過ぎると思い複雑にした。

また、武器の整備をしたり武術の鍛錬を行うのが日課。

ちなみに一番好きな武器は鉄扇。


楽器は一通り弾けるものの得意ではなく、縫い物や香に関してはからっきしである。

服なども女官らに任せることが多い。

花や草に関しては、毒草・薬草などを覚えているため、幅広い知識を持っている模様。


座右の銘は、

「亡国は以て復た存すべからず、死者は以て復た生くべからす」。



現在のところ、翔呀ユゥグのことは、皇帝としてなかなかの器であると思っているものの、恋愛感情はまだあまりない様子。






玲瓏リーロン


年齢や出自は全て謎であるものの、その実績により民からの強い信頼を得てきた。


策を練れば一級、戦えば一流という文武両道な人物と名高く、他国でも有名な『伝説の軍師』である。

この度、和平交渉のために蘭杳国に引き渡された。


口が悪く、人を挑発することも多いが、翔呀ユゥグのことは自らの主として認めている。


実は元皇女であり、現在翔呀ユゥグの皇妃である梨由リユンその人。


今の時点でその秘密を知るのは、梨由リユンの義兄や隠密たち、翔呀ユゥグとその側近の清豹シンフェオに、左右将軍と丞相。






ロウ 翔呀ユゥグ


23歳。強気な目をした美丈夫。傲岸不遜。

第67代蘭杳国皇帝。梨由リユンの夫にして玲瓏リーロンの主。


冕冠べんかん(ほう)が嫌いな為、多くを冠か巾を付け、緩い着物で過ごす。


器用な方ではないので、槍や大剣など中距離向けの大振りの武器を好む。

武勇に優れているものの、政治に関しては未熟な点も多い。

だが周りを固める者たちが変人ながら優秀であり、また民思いの皇帝であるので、民衆からはとても慕われている。


幼い頃には色々とあったようで、今と違いかなり冷めた性格だった模様。


自他ともに認める変わり者好き。

実際、毒舌な側近や引きこもりの丞相、元暗殺者や元山賊の将軍に加えて軍師の皇妃と、国の中心的な人物はみな個性的である。


誇り高く、非難されることは好まないものの、間違いを認めたり、臣下の失言を無闇に咎めないなど寛容な、器の大きい人物である。


梨由リユン玲瓏リーロンのことは面白いと思っており、それはお気に入りの玩具に対するものに似ているが、それが恋愛感情に繋がるのは、きっとそう遠くない。






清豹シンフェオ


23歳。涼しげな美貌の男。


翔呀ユゥグの乳兄弟にして一の側近。

翔呀ユゥグに対して遠慮がないが、それは互いの信頼の証でもある。毒舌。苦労人。


武に関してはあまりであるけれど、その分、政治外交に関しては抜きん出ている。

また、外に出たがらない丞相に代わって多くの交渉を引き受けており、裏では二人目の丞相と呼ばれる。


翔呀ユゥグの昔をよく知っている為、今の状況を喜ばしくも心配にも思っている。


また、梨由リユンの扱いに少し困っており、どうするべきか思案中。

几帳面な性格の為か、公の場でなくとも梨由リユン()玲瓏リーロン殿()と区別して呼ぶ。






(リィ) 藜舜ライサオ


年齢不明。童顔ぎみで、無邪気そうな顔つきをしている。

が、実際は腹黒くずる賢い。頭が良く回る。


元暗殺者で、翔呀ユゥグが皇帝位につく以前、対抗勢力からの刺客として送り込まれた。

しかし返り討ちにあい、その上で翔呀ユゥグに誘われ今に至る。


側近団の一人であり、左将軍を勤めている。

王の直属軍の左軍は基本的に遠隔攻撃、奇襲を主とする為、玲瓏リーロンに負けたとは言え、その強さは揺らいでいない。

が、本人の矜恃がどうにも許さないらしい。

機会があれば再戦したく思っている。


暗器の扱いに長け、特に投擲武器を得意とする。

含針術(口内に針を潜めておくもの)など、特殊な技能もいくつか有している。


なかなかに重い過去を持ち、その為、生まれや年をまるで知らない。

一応成人(この世界では16歳)していると思われ、酒を飲むものの、とんでもないザルである。

質より量派なので、安い酒を浴びるように飲むらしい。






(レン) 瑶絽ヨウル


26歳。長身。髪がとても長く、無造作に伸びている。無口で無表情。


元山賊の頭“楼狼ロン・ルー”であり、その時の仲間の幾人かは今も部下である。


基本的戦闘を主とする右軍の将軍。

ただ、本人や元山賊ものは、平地戦より山岳戦や森林戦など、周りに障害物の多い環境においての方が発揮する能力は高いとのこと。


好む武器は短剣。

狭い環境で剣を振るうことが多かったので、その体躯に反し、あまり大きくない武器の方が得意である。


幼い頃に親を失い山賊となって以来、甘いものをあまり口にしていなかった為か、今はかなりの甘党である。

戦闘において翔呀ユゥグとまともに勝負できるものの一人であり、よく戦い(あそび)相手になっている。






蕗春ルシュン


15歳。手足が長く、また気の強い性格を装ってはいるが、実際はむしろおっとりとしたところがある。

右軍の兵士であり、玲瓏リーロンに仕える隠密の一人。また、隠密らの中で最年少。


戦争孤児であり、他の四人同様、あわや売り飛ばされるかという時に、梨由リユンに助けられ、それからずっと忠誠を誓っている。


演技力と記憶力に優れており、また臨機応変な対応ができる。

武術はそれなりであり、実際、この歳で右軍の精鋭部隊に選ばれるのはとても珍しいことである。


好みの武器は槍。

その体躯を活かし、人より広い範囲での攻撃を行う。

ただ反対に、懐に入られる、もしくは手の届かない範囲からの長距離攻撃にめっぽう弱い。


梨由リユン及び玲瓏リーロンや、他の隠密たちを家族のように思っている。

また、翔呀ユゥグのことを皇帝として優れた人物であると感じており、二重の意味で梨由リユンが蘭杳国に来たことを喜んだ。







挿絵(By みてみん)


小説を書く前に描いた絵なので、かなり前のものですが(^_^;)

全てはここから始まりました。

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