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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

信じてしまえばただ終わり

作者: 帆ヘト散リ
掲載日:2026/03/27

視界がぼやける…目の前で二つの死体が転がっていた。なんだろうどこからか嗤い声が聞こえる、昔見たアニメの悪役が嗤うような声、だが自分の顔が引き攣っているのを見て確信するのに時間はそれほど要さなかった。これは自分の声で自分が殺したのだと…

その日はそのまま家に帰りぐっすりと寝た。

翌朝、ニュースで昨日の事件が流れてきた《連続殺人事件被害者は20人越えか》僕はリモコンを手に取り電源ボタンを押してテレビを消した。腹が減ったので冷蔵庫へと向かい昨日の食べ残しのピザを頬張る一夜経っても美味しいものは美味しい…そうしているうちに学校へと行く時間が迫ってくる。急いで支度をして家を誰もいない家を経つ「()()()()()()」の声と共に。

ああそうだ自己紹介をしてなかった僕は木下神無、ただの高校一年生だ多分。

このままだと遅刻しそうなので歩を早める、ギリギリで学校へと到着し教室に足を運ぶ。席に着くと後ろから「よっ橋本環奈」というなんとも地雷をピンポイントで踏み抜く声が聞こえた。「何もかも違うだろ」と返す。彼は物部慎二、僕のたった一人の友人だ。その後もぐだぐだな中身のない会話をし、気づけば授業が始まりそうになっていたので別れを告げ席へと帰った。

そうこうして退屈な授業は過ぎて行き、気づけば放課後になっていたので下校することにする。

いつもの通学路いつもの夕暮れの景色いつもの活気のある街並み、こういうものを見るとなぜか自然と懐かしさのような平和のようなものを感じさせる…だが僕はそれが何よりも嫌いだった。

のんびりと帰路を歩いていると路地裏から助けを求める声が聞こえた。僕は声のした方へ向くそこでは図体のでかい男3人に同い年くらいの少女が囲まれていた。性格の悪い連中だ、気味が悪いが僕は助ける気など毛頭なかった。でも少し同情というものが湧いてしまったのだろうか、本当に不思議だが気づけば僕はあいだに割って入っていた。少女は安堵したような顔をしており、男達が殴りかかろうとしてきたので僕はことごとく返り討ちにした。こんな街のゴミをなぜ世界は生かすのだろうか本当に、不思議でしかなかった。少し経つと彼らは血の海に溺れていた。後ろを向き少女の存在を確認しようとしたら、彼女も彼らと同じく死んでいた。

僕は昔から殺人衝動があった。初めて殺したのは11歳のとき両親を殺した。その時周りは仕方のなかったことだと言ったがそれは間違いだ、両親はいわゆる毒親だった。殴る蹴るなどは日常茶飯事たまに包丁で切りつけられることもあった。あんな親と呼べるかさえわからない存在を見て育ったからなのか殺人衝動というものが芽生えてしまった…だから周りが仕方のなかったことだとそう自分が罵らないように計画的にやった。わざと彼らを激怒させ女が包丁を振り回させ転ばして空を舞った包丁が自らの体に刺さって殺し、男から逃げ纏うふりをしながら階段から突き落とし不慮の事故に見せかけ殺した。殺しても自分は何も満たされなかった。ただゴミ掃除をしただけなのだから…

いつの間にか日が暮れ人っ子一人いない街を血まみれの僕はゆっくりと歩いて帰って行った。

僕はクソのクズ人間だ、別にゴミを排除して善良な人間になっていると酔いしれているわけでもない僕もいずれは誰かに排除される一人のゴミなのだから…そう考えると笑ってしまうだが僕は最悪のクソ人間になるまでは死ぬつもりは毛頭ない。いつか自ら潜ろうとした縄を使い他者を殺すこんなものは誰が予想できただろうか。

今日も、明日も、明後日も、退屈な人生を過ごして行く、そう思っていた。家に着こうとしたら妙にパトカーのサイレンが響いている。

ああ、そろそろ潮時かそう思い踵を返し駅の方角へ歩いてゆく、だが捜査官に勘付かれたのか後ろから追いかけてくる、仕方ないので裏路地へと入り撒こうかと思ったが、そんな甘い考えではダメだったようだ。息切れするまで逃げたが、捜査官の体力の方が多く追いつかれてしまった。

「君はあの家の知り合いかい?不審な動きをしていたので少し気になってしまって。」となら弁解の余地あると思い話そうと思ったがどうやら口より手の方が先に動いていたようだ。気づけば目の前には血塗れの捜査官が死んでいた。

その後、僕は結局捕まり、裁判にかけられた。法廷では罵詈雑言が飛び交い、息子を返せやら妻を返してくれやら馬鹿馬鹿しい返せるもんならとっくに返してるに決まっているだろうに、もちろん結果は死刑となった。27人殺したんだそうなって当然である、だが僕は何かと不服だった。何かが足りない例えるならばパズルのピースが一個だけ足りないようなそんな気分だ。結局モヤモヤした気分は晴れずに気づけば処刑台の前に来ていた。首を攣って死ぬのかそう考えながら一段また一段と死への階段を登って行く、そして最後の段を上り切ったとき僕は嗤った。ただ嗤った。後ろへ一歩下がり自分に付き添っていた処刑人をクッションに一緒に階段から落ちる。処刑人からナイフを奪いこの場にいた4人を殺した。

そうただ単に掃除をするかのように殺した。殺してもなんとも思わない無限の虚無感が広がるだけだ、だから僕は嗤いながらその処刑台へ一歩、また一歩と登る、あの時拒んだものへ自ら赴きそして僕も縄へ身を通した。最後に考えた。底知れない悪意は伝染するものだと...意識は暗闇へと沈んでゆくのであった。


《速報:連続殺人鬼死刑直前にて暴動を起こし4名を殺害、その後自殺をした模様...》

ある男はそのニュースを見てこう言った。「あいつも可愛いところあんじゃねぇか」と

「おーい慎二いこうぜー」と友人が言ってきたので男は....慎二はナイフを持ってその友人のところへと駆けて行ったのだった...


このまぁ処女作を見ていただきありがとうございます!!感謝感激雨あられ暴風雨隕石衝突...

いやー案外書いてみると楽しくなりますね、はい眠いので寝ますおやすみ!

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