BL 君が欲しい
神来正希は、正義の組織であり。
この組織に所属すると、神と契約する事が出来、絶大な力を得ることが出来る。
だが、力を使い過ぎると激痛や目眩などの現象が起きる。
また長年使い続けた人は常に倦怠感を味わう。
この男性は全てに絶望していた、神来正希に所属し、才能と強さと責任感の強さから1位に配属され、高成績を残した。
皆の憧れ的、それが鱗正 世真 リンセイ セイマ 彼は爆発的人気であった。彼自身も悪い気もしなくむしろそれは自分の強みとし自信にしていた。
そんな彼は最近突然急に鬱病になっていった、もちろん周りには一切見せず、幻覚も見るようになったり寝ていると悪夢を見て寝れなくなったりした。彼は日に日にやつれていった。だが、彼は自分はみんなの希望で期待の的という理由で表には見せず、誰一人とその自分を見せずに生活していた。
ある日彼は、気づけば誰も居ない橋に来ていた。底が見えず、かなり高い場所だった。彼はすぐ離れようとしたが、突然鬱病がさらに悪化した。自分は本当に必要か、自分は死んだ方がいいんではないかと思うようになった。彼はそれでも他人、周りのことを気にし踏みとどまっただが、急に誰かから物凄い勢いで押されたような気がした。
彼はすぐに立ち戻ろうしたが、落ちていく感覚に心に安堵が訪れた気がした。
「あぁ、気持ちい、このまま、落ちていったら楽になれるのかな」そんな気持ちを裏腹に「生きろ!だめだ!神来正希は俺がまだ支えないと」
という気持ち、一瞬で彼は目を覚まし立ち直ろうとした時、見上げた先には、今まで面倒を見てきた後輩達、その後輩たちに「あぁ、ようやく死んでくれる」「俺達の気も知らないで」「なんであいつばっかり」「これで1位は俺だ!!」 と声と共に聞こえてきた。彼はその瞬間、全ての紐が結びついた、鬱の原因は、あの中の誰かによるもの、最近不自然な行動することや、悪夢を見ること、これは全部俺を殺すためのやつだったことに彼は気づいてしまう。その時彼は、今までどんな事でも耐え抜いてきた気持ちが一気に崩れた。体はもう動きは無い、心も割れたような気がした。「このまま死んだほうがいいのか」彼はその一言で完全に心が折れた。
ただ静寂がひびき、落ちる遠心力の風の音共に深い深い谷底へ落ちてった。
地面から50m辺りで突然落ちるのが止まった、いやスローモーションになった。
そしたら傍から声が聞こえてきた。「ねぇ?、その命を無駄にするならさぁ…僕に頂戴^^」という声が聞こえてきた。彼はもう何も気力がなく喋る気力もなかった、でも彼は最後の後輩達いや、仲間に裏切られたこと、本当は自分は必要ではなかったことから・必要な人間になれたらと思う気持ちになっていた。だから彼は、「どこから語りかけてるのか分かりませんが、こんな僕でも良ければ自由にしてください」その一言に謎の声は満足気に笑い「フハハハ、大丈夫か?異論はないのかぁ?」その声に彼は「ええ、もう僕には何もないですから」さらに満足気になった謎の声は「契約成立だぁへへへ」と言った。言った瞬間に彼の胸あたりが突然熱くなった、口から突然血、彼は刺されたことに気がついた。彼は「あっ、がは…なんだ…これ」
謎の声は笑いながら「契約だよ、血と血のねぇ!」更に奥に差込捻じる グチョグチョ
彼は思わず痛みに声が漏れる。ズッシャ 散々彼の反応を楽しんだ後謎の声は勢いよく剣を抜いた。 彼は絶命しかけていた。そんな彼を見ながら謎の声の主、黒い人型のようなものが彼の心臓を貪り食っていた。その光景を目にしながら彼は目を閉じた。
何回も謎の声により、苦痛を味わう悪夢を見る。リンセイは、飛び起きた。彼の体は汗がびっしょりで濡れていた。そして彼は、周りを見渡す。「ここはどこだ?」リンセイは、見たことも無い空間、周りは高級ホテルのような一室。そして白いベットの上にいた。とりあえず、起き上がり、全てが夢なのかまだ夢の続きなのか、今どういう状況なのかをいち早く知りたくなった。
部屋を探索していると大きい脱衣所を発見した。「やはり、ここは高級ホテルか何かなのだろうか…」鏡があり自分の顔を見ると固まった。そこには、牙があり、耳がとんがり、目の色が赤くなり、左目は白目から黒色に変色、頬には、謎の赤いマークがあった。まるで悪魔か死神のような見た目。「なんだ…この姿」その姿に驚いていると後ろから声をかけてくる謎の人物。その声は、先程の残酷に斬り裂いた人物の声と似ていた。いや本人だと分かった。思わず警戒態勢に入ると、その人物は、抱きしめてきた。?「無事になれてるみたいで良かったよ」思わず驚いた。そしてリンセイは、そいつの顔を見る。そこには、紫髪に、赤い目をした男性がいた。?「いやぁ、でも
ごめんね。あんなに痛いことしちゃって、悪気はなかったんだ。そういえば何か色々聞きたいことあるよね?とりあえずお茶にしようか」と言いリンセイを離した。
リンセイ「僕に…僕に何をしたんだ」
?「うん?う〜ん。とりあえずほら、お茶でも飲んで」テーブルにあったお茶を割る。リンセイ「何をしたんだ。僕は君とお茶をする気がない。簡潔に言って貰おうか。」
?「…う〜ん?君が異論はないと言ったんじゃないか。しかも君は、俺と契約をした。だからあんまり俺の言うことを聞かないと酷い目に」その話しを無視し無言で扉を開けて出ていく。
?「ちょ?!どこ行くのさ?君は俺の使い魔的な存在だよ?俺の傍から離れないで欲しいな」
リンセイ「ただ帰るだけだ。僕が居なかったら」先程言われたことを思い出す。
リンセイ「僕が…居なかったら…」?は、すかさず抱きしめる。リンセイ「離…」
?「大丈夫、大丈夫だよ。だからそんな顔をしないで?神来正希はね。今、君がいなくても上手く回っているよ。」
リンセイ「ッ?!」丸い球体をだすとそこに現状が映し出される。
?「ほら見て?君の事をみんな触れていないでしょ。しかもみんな笑顔じゃないか。もう時期君の座は、次のトップに引き継がれる。また、そのトップは、」画面を変える。
タイト「ようやく消えてくれて清々するよ。」
ミュー「本当に」
アイ「これであなたの座ね」
その映像は、リンセイが消えて喜ぶ映像だった。1番衝撃的だったのは、自分を1番支えてくれていた、守護神がすぐに契約を切りしていたこと。
リリー「タイト様。リリー全力であなたに使えますね。あのゴミ虫が消えたので。」
タイト「いやぁーでも本当に精神攻撃、悪夢、様々な事をしていたら自ら死んでくれるなんて本当にラッキーだよな」
リリー「ええ、また私の能力でどんどん貧弱にしていったのでフフフ」
?から抱きつかれながら見た現状の映像を見た瞬間リンセイは、絶望した。
リンセイ「は…はぁはぁはぁうそだ…嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だこんなこと、こんなこと、こんなことあってあっていいはずが、僕はみんなのために全てを犠牲してきた。僕自身、みんなのために1人で呪いを引き継ぎ、1人で…(そっか…僕はずっと1人で戦っていたんだ。)」追い詰めるかのように、国民の反応を見せた。国民の反応は、もっと残酷でリンセイが思わず嗚咽をするレベルだった。
リンセイ「や…だ見たくない…聞きたくないやめろ…やめろよ僕を死なせて僕を消して僕は誰かも必要とされていない僕は」
?「俺が必要としてるじゃないか。君を傷つけるつもりはなかった。ただ俺は君が戻って傷つくのを防ぎたかった。神来正希、地球は、もう君の居場所はない。だから俺のために生きて欲しい、俺のために考えて俺のために行動して欲しい。俺の役に立ってくれリンセイ」リンセイの目から涙が出てくる。
リンセイ「誰かにヒック必要とされたことなんてヒック1度もなかったヒック僕はまだ生きてていいの?僕は君を満足させられる?僕は、」
優しく抱きしめた
?「大丈夫。君が生きてるだけで、俺のそばにいるだけでいい。だから俺のため生きて」リンセイは、?の目を見て真っ直ぐに自分を見ているような気がした。
リンセイ「…ありがとうヒックなら、君も僕に幸せを与えるように頑張って欲しいヒックこんな見た目にしたんだから責任ぐらい取れよ」
?「ああ、もちろんだ。俺は元からそのつもりだから」
?に抱きつかれていると自然と温もりが通じて癒された。リンセイは、気づけば寝ていた。
?「寝たのか?ありゃりゃ…じゃあベットに連れていくか。」ベットにリンセイを下ろす。布団をかけ?「おやすみ」と言ったあと部屋から出て書斎に行く。
?「クク…ククク…ハハハハノヽノヽノ \ / \ まさかここまで上手くいくとは…予想以上だ。リンセイの心を最後までズタボロにし、俺だけしか見れないようにする。まさかここまで上手くいくとは…クク
いやぁ〜それにしても、まさか映像と幻聴と精神攻撃が全て俺がした事だと知ったらリンセイは、どうなるかな?クク
本当の映像と幻聴…真実はこうだ」
本物の映像を見る。
タイト「リンセイ様はどこに消えた?!何かあったんじゃないか??リリーお前契約してただろ?!分かるんじゃないか??」
リリー「感じ取れない…感じれないの!!契約を無理やり壊された感じいや誰かに塗り替えられたみたい!!それどころかリンセイの気配がどこにもしないの!!」
アイ「街にも捜索をしているけど見つからない。」
ライザ「俺達の気も知らないでなぜ、リンセイ様は全部…全部抱え込むんだ!」
バラ「最近何か抱え込んでいたわそれが原因なんじゃ」
タイト「今グダグダ言ってる場合じゃない!!!早く、リンセイを見つけるぞ!!(あいつ…なんで勝手に消えるんだよなんでだよ…俺達友達だろ…戦場を生き残った戦友だろ??どこに行ったんだよ!!)」
映像を止めた。
?「まぁ、こ〜んな感じ♪すごいみんなみ〜んな!リンセイの事を好いてたんだよね♪俺もその1人、ずっと見た時から心が奪われた。どうにかして手に入れたかった。そしてどうにかして俺しか見えないようにしたかった。そしてどうにかして俺だけを愛し、俺だけのために生きるようにしたかった。クク…ハハハ!!案の定成功したがな。もうリンセイは、俺に堕ちた。もちろんさっき失敗して、仲間を信じるように行動に出ていたり、自分の目で確認しようとしたら、リンセイにつけた契約の時の強制マークを発動し、言う事を聞くまで苦しめる予定だったけど、まぁそんなことにならなくてよかった!!
さぁ、お姫様が目覚めるまで、俺は、リンセイをもっと落とすために計画をねらないとへへ」
これ続き見たい人居ないだろ…